桃の木にアブラムシがいっぱい発生するが・・・

[園芸相談センター]の過去ログです

ごるきち 2012/04/05(木) 18:11:25
私のミニ果樹園に桃(白桃、ジャンボ白鳳)各1本植えています。
まず白桃に緑色のアブラムシが付きだし、ジャンボ白鳳にも付きだします。
 殺虫剤で駆除するしかないのでしょうか?
余り薬剤は使用したくないのですが・・・

じゃん 2012/04/05(木) 18:23:44
>殺虫剤で駆除するしかないのでしょうか?

それでしたら、根気よく手でつぶすとか、掃除機で吸ってしまうとか
そんなところではないですか。

たちつ 【近畿】 2012/04/05(木) 21:24:13

例によって、私の独断と偏見の話ですが
一度アブラムシが大量に発生したら、消毒するしかない。
それも当分の間は、毎週1回を3-4回程度しつこく。
夏なら、大抵は、キンチョウシューとか、ダニアースとか、ベープとか
使うんじゃないの。
農薬より、シューのほうが、有毒ですよ。
美味しくもなく・香りが良いわけでもないのに、マスクもせずに吹きまくるのが、常のことです。このほうが怖い。
シューは、一噴きで、ハエ蚊ゴキブリは、墜落し苦しみますが、
農薬なら、ハエは愚かチョウチョでさえ飛び去ってしまう。 (-_-;)

農薬が嫌いなら、発生するまでによくよく神経質になることです。

春からのアブラムシは、人間並みに、
親の腹の中で卵を孵して、子供を生みますから、つぶすのも感心しません。
犬猫のダニのようなもの。
更に、しっかりとしがみついているので、掃除機ではねぇーという気もします。
しかも、今の時節なら、メスばかり産子するので、蔓延しやすいものです。
この点も、よくよく考えて・・・・

あくまでも、私の先入観の話・大きな声の独り言です。


ごるきち 【近畿】 2012/04/06(金) 17:54:57
ジャンさん、たちつさん、アドバイス有難うございます。

これといった秘策はないようですね。
桃の産地の岡山ではどんな対策をとっているのか興味がありますがどなたか知っておられますか?

たちつ 【近畿】 2012/04/06(金) 21:42:58

岡山の桃は、関西では、有名ですが、欄外レベル。
有名なのは、農協の力。 なんといっても、農協の力が強いのは、新潟北海道で、戦後急速に勝ち取ったのは、長野県。
農林漁業というものは、封建的な制度のの上に成り立っていますから、ありきたりのことしかしていない。目だったことしたら、村八分になる。
風変わりのことをすれば、変人とされる。これが認知されるまでには、10年かかる。それも極めて有用性が認められたらの話。
従って、雨が降れば畑に行き、風が吹けば畑に行き、晴れても曇っても、畑に行く。 これをサボったら、農協に借金し、借金返済のために、高利貸しに行き、最悪は、夜逃げする。農地は、規制が多くて、流動性がないので、二束三文で頭を下げて、仲間内にたたき売りしなければならなくなる。

マニアック系は、道楽・遊びですから、いろんなことが書いてある。
農業は、生業ですから、失敗すれば、一年の苦労が一瞬にして、パーになり、夜逃げの準備しなければならなくなる。

と言うことで、 残留農薬に注意して、指定農薬の一斉散布しないと仕方がない。疑問不安があれば、顔役や物知りや農協・指導センターできく。

見回りに始まって、見回りに終わる。その間に、集荷場とか農協で世間話をする。 そこで状況を判断して、適切な処理をする。 剪定するとか。世間話が唯一の信頼する情報としての位置づけ。
余分な博打的行為はとらない。 目で見て、体で確かめる堅実なことしかできない。それでも、台風の時には、台風到達前に収穫するか、どうかさえ迷う。(梨・林檎農家) 災いが逸れる事を祈るのみ。
誰が猫に鈴をつけるか と言うことです。 いくら東大の偉い大先生が来ても、話は聞くし、納得はする。一歩外にでれば、宴会は別にして、只のおっさん的な存在。地元の先生なら別ですが。
地元の農林省高官の東大卒の先生でも、その人が、きめ細かくお膳立てしないと腰をあげない。 それで苦労したのが、魚沼産の米の歴史。
魚沼も、立地条件が悪いので、少しでも良くなれば・一粒でも多くという、切実な状況が背後にあった。反面、他の米つくりは、困っていないから魚沼流米作りの真似をする必要が無いので、広まらない。長野・北海道・秋田も色々な背景があるので同じようなもの。
農林漁業というものは、暇と言えば暇で、忙しいと言えば忙しいものです。平均化できないし、収入に安定性が無い。優遇措置が切れれば、消滅するのみ。買うほうにすれば、高すぎるし、売るほうにすれば、安すぎるというひずみが有る世界。食うのには困らないし、定年がないし、命令・指示されることがないのがとりえ。学費と病院代がただなら、天国。



大五朗 【関東】 2012/04/07(土) 00:00:02
こんばんは。
もし農薬の毒性を気にされて薬剤を使用したくないと考えているのなら、でん粉が主成分で物理的に殺虫する「粘着くん」はどうでしょうか?
アブラムシだけでなくハダニにも効果がありますし便利ですよ。

ごるきち 【近畿】 2012/04/07(土) 12:09:16
大五郎さん
御教示ありがとうございます。

粘着くん というのはホームセンターでも売っていますか?

大五朗 【関東】 2012/04/07(土) 13:46:04
ごるきちさんこんにちは。
園芸コーナーのあるところでしたら売っていると思います。
私の近所のホームセンターでは100mlサイズの物が置いてあることが多いです。
100倍希釈で使用しますのですぐになくなります。もしあれば1Lサイズのものを買うと割安なので良いかもしれません。

ごるきち 【近畿】 2012/04/08(日) 17:11:13
[[解決]]
大五郎さん
有難うございます。
明日ホームセンターで探してみます。

gardenfan 【近畿】 2012/04/14(土) 01:30:57
解決済みですが、

単に農薬が怖そうだから使いたくないので...という質問と思いました。
モモの実がなっていない時にアブラムシを撃退するのに何故効果の弱い粘着君で納得されるのでしょうか?
粘着君の利点もありますが、効き目が弱いのでしっかり抹殺することは出来ません。
農薬のついては、その危険性と有用なことをしっかりと理解していただきたいと思います。
キンチョゥやベニカスプレーなどで集中的に即効で抹殺する方が、残留成分は少ないと思います。(粘着君は澱粉なので残留はゼロで、耐性も出ませんが、薬効も低いです)

変異原性試験(発がん性)で有名なエームス先生が言われていますが、キャベツに残留している農薬よりも、キャベツ自体が周りの害虫や病原菌から身を守ろうとして自分で合成している有害物質の方が遥かに多いということをご存知ですが?

ごるきち様は近畿ですので、「知の市場」の今年の後期講座の防疫薬総合管理の講座をお薦めします。受講料は無料です。

http://www.chinoichiba.org/docs/2012JK131b.pdf

ごるきち 2012/04/27(金) 19:06:32
gardenfanさん
返信遅くなりました。
私が質問したのは桃の実が付いたあとアブラムシが若葉に異常繁殖するから質問したのです。
 私は農薬が怖いから質問したわけではありません。
昨年スミチオンやマラソン乳剤を散布しましたが効果がなかったので質問したのです。
 許容基準の量で撲滅できるなら農薬使用は気になりません。

桃作り10年目 【甲信越】 2012/04/28(土) 03:45:03
アブラムシ発生したらアドマイヤー水和剤2000倍(展着剤マイリノー10000倍混用)を丁寧に散布するしか有りません。今の農薬はポジティブ制度と言う厳しい基準がありますから、収穫日何日前、使用濃度、使用回数さえ守れば気にする必要ないと思います。農家の場合(開花始め、落花期、幼果期、袋かけ前、除袋後)最低でもやらないと物になりません。発生初期に打たないと葉っぱが巻いて、玉張り悪くなります。

pine 【九州】 2012/04/28(土) 09:07:35
解決後にもうしわけありませんが,気になりましたので

 細かく説明する時間も気力もありませんが,
>アブラムシ発生したらアドマイヤー水和剤2000倍
>(開花始め、落花期、幼果期、袋かけ前、除袋後)最低でもやらないと物になりません。
 お解りかと思いますし,5回散布するという意味ではないと思いますが,アドマイヤーの使用は,モモでは2回までです。散布の回数制限は,成分である「イミダクロプリド」を含む他の剤を併せてですので注意が必要です。
 ちなみに,3回目の散布で農薬取締法に触れますので,基本,果実は廃棄です。 
http://www.greenjapan.co.jp/adomaiya_s.htm

 農薬取締法上,その植物に適用のある農薬を,適用内容の使用回数,濃度(薄くは問題ありません)等でしか使用できません。
 住化タケダの「ベニカ」はいくつか種類があり,成分も異なるので全ては確認していませんが,ご確認のうえお使い下さい。
http://www.sc-engei.co.jp/fcontents/files/yakuzai_web/0120-01.pdf
http://www.sc-engei.co.jp/guide/pdfs/syo00510.pdf

 たまに記述を見かけるのですが,家庭用の生活害虫殺虫剤である「キンチョール」などを農作物に使用すると,農薬取締法上,無登録農薬の使用に該当する可能性があります。使えば,使った時点でアウトだと思います。
 また,これらは植物への薬害を一切考慮しておりませんので,葉が枯れる事もあります。植物を大切に思うのならおすすめしません。

>今の農薬はポジティブ制度と言う厳しい基準がありますから、収穫日何日前、使用濃度、使用回数さえ守れば気にする必要ない・・・
 使用方法などを規定する「農薬取締法」と,食の安心安全から検出される物質の濃度を制限する「食品衛生法(ポジティブリスト)」は別の法律です。
 混同される事は多いのですが,適正に使用したからと言って,ポジティブに引っかからないわけではありません。

−−−−−*−−−−−
 近年,アブラムシは薬剤抵抗性の発生から,従来の薬剤が効きにくくなっているようです。虫の種類によっても効く薬剤が異なります。
 近年「ネオニコチノイド系」と呼ばれる薬が開発され,現時点では効くはずです。
 アドマイヤーもその一つです。3つの系統がありますので,アクタラなど他の系統と組み合わせて使った方が良いとされます。
http://www.syngenta.co.jp/cp/support/gaichu/gaichu11_aburamushi.html

 農薬以外の方法では,ネット掛けが一番効果的ですが,飛来以前に掛けるのが前提です。
 直接掛けが困難な場合は,アブラムシは水平方向に飛来する事から,防風ネットを兼ねた縦張りや,背の高いソルゴー等でトラップする方法もあります。
 また,光を嫌うため,ミラーマルチなどを張るか,短冊状のフィルムを樹に下げる方法もあります。ただし,曇天が続くと効果が劣ります。
 白色のマルチでも効果はあります。

犬塚信乃 2012/04/28(土) 18:21:32
懐かしいテーマですね。
何度も復活する意義があるからなんでしょうね。

私がB科の植物に使っていたときは
とても重宝しました。
@夏季に薬害が発生しない
A防除効果の期間が他の農薬と比べて長い(優位性がある)
B散布者への危害性が低い
以上の理由によるものです。
桃に関しては全くの素人ですが
実感としてアブラムシ、イラガの防除性は確かなものでしたね。

家庭用殺虫剤などは近接噴射による冷害や薬害、および
pineさんご指摘のように法律的な諸問題を抱えてしまいます。


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