マメ科の窒素固定

[園芸相談センター]の過去ログです

momosu 2012/02/23(木) 02:12:02
マメ科の植物は 空気中の窒素を根粒菌と共生して土壌に窒素を固定しますが・・・。
貧しい土地でも マメ科の樹木は 土壌に窒素固定をして その窒素を使って 光合成をしているなら 葉の中にも窒素成分が多いのでしょうか?
同じ場所で育った落葉樹、広葉樹の落ち葉でたい肥を作るなら マメ科の方が 窒素分がおおいと思っていいのでしょうか?

たちつ 【近畿】 2012/02/23(木) 14:58:21

単純に
マメ科植物は根に根粒があり、窒素化合物を生産する根粒菌(リゾビウム属)の共生細菌を宿しているため、土壌を肥やすはたらきをする
と言うことですから、根系(生きているときに作用する・共生細菌が集める)と葉(死滅枯れてから作用する・微生物が植物を分解してから)とは違うでしょうね。
光合成とは、水と炭酸ガスと光で、製品砂糖系と副産物の酸素を作ることで、窒素は関係が無い。前者は、工場設備が動き・製品の材料と言うことで、後者は、工場の設備機械を作る材料。
窒素は、植物の成長過程の一つの材料として必要
葉に含まれる窒素が堆肥化され利用される有効成分は、1%重量程度のようです。
植物を堆肥させるのには、一度乾燥させ、その後水分を混ぜないと、堆肥化(醗酵)し難く、腐敗して利用しにくい、緑肥など少なければ、自然乾燥するので、問題ないですが、積層するには色々な弊害もアル。
醗酵と腐敗は、同じように分解することですが、単純に有益なものを醗酵といい、有害なものを腐敗と言う昔からの区別用語。・・・簡単に無害化できない・できたとしても手間隙や知識が莫大となるので、避けてきた。
落葉樹もマメ科も常緑樹も木材も、その生態内窒素含有率は、同じ程度です。・・・学術的には、数倍の開きがあったとしても、肥料の実務的としては、余り変わらない。只落葉広葉樹の葉の方が、手軽に利用しやすいと言うことです。稲系には、酵母醗酵菌が、多く寄生しているので、稲藁・糠を混ぜる。鶏糞の腸内細菌も、分解菌が多く住み込んでいる。
従って、醗酵分解が早い。・・・温度や専門の分解細菌の抑制加速増殖が、手間隙を欠けずに、合理的に進む。

尚、思いつき即質問は、大切な事ですが、多少は自分で、調べて、書く・纏める・整理することのほうが、将来役に立つ知恵となると考えます。
思いつき即質問は、只の世間話に終わり、すぐに忘却される運命にあると考えられます。

更に、私の説明は、単純ですから、より詳しくは、論文ネットで調べれば、より確実かも。



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