デンドロビウムの育ち具合について
ぴこK
【関東】
2012/01/24(火) 15:07:35
レインボーダンスとアグレガタムの2種類の蘭を持っています。
他に蘭の栽培経験はなく、NHKの「デンドロビウム」という本を参考に育てています。
育ち具合が適正か、施肥が少なめではないかと気になっていますので、どうぞお教え下さい。
アグレガタムは昨年2月頃、蘭展のタイ直輸入店で購入しました。
1輪で咲くタイプではなく、房状に咲くタイプのものです。
購入時は、葉は長さ7〜8センチ幅3センチほどでした。
またバルブは、長さは4〜5センチ、幅は太いところで2.5センチ以上あり、ごく小さいものを除き6本ついている状態でした。
その後まだ花は咲いていません。
現在新たに出たバルブは4本ですがかなり小さく、特に大きいものでも長さ4センチ幅1.5センチぐらい。
葉の大きさも長さ3.5〜6センチ、幅2センンチ未満です。
新たなバルブが大きくなるまでは、花は咲かないのでしょうか。
レインボーダンスは、最初はバルブ2本、バルブ長5センチほどのごく小さいものを購入しました。
何年も育てて年々大きくなっていますが、よく咲くのは新しいバルブで、昨年のバルブはやや控えめです。
また一昨年以前のバルブは葉が落ち花芽もつきません。
毎年バルブは小さな高芽を除き2本ずつ、必ず前年より背の高いものが育っています。
デンドロビウムは種類によって違いがあるそうですが、以前この掲示板で、古いバルブからも咲くとの指摘もありましたので、施肥不足かと不安です。
水遣りや施肥のタイミング、おき場所はテキストにしたがっています。
冬日照は午前のみですが、一番よい窓辺なのでこの点は改善不可です。
肥料は手持ちのものを流用しており、マグアンプKを固形肥料がわりに、液肥にはハイポネックを使用しています。
施肥不足の可能性が高いのならば、与える量を双方少し増やしてみようかと思います。
長くなりましたが、両方同じ育て方をしているので、1つの質問にまとめました。
どうぞよろしくお願い致します。
ひろし@小南部
2012/01/24(火) 18:27:49
逆に肥料の与えすぎを懸念するものです。
Dendrobium aggregatum(Den. lindleyi)はいわゆる原種ですし、Den. Rainbow Danceも片親が小型の原種ユニカムDen. unicum ですし、もう一方の親の親がセッコクDen. moniliformeとノビルDen. nobileの血が半半のカシオープDen. Cassiopeであるところから、原種の血の濃い交配種であるといえます。
ハウツー本に記述はたいてい肥料に良く馴らされた交配種基準である場合が多く、いわゆる原種は「無肥料でも雨に当てておけば雨に含まれる微量の硝酸分で育ち開花する」のですから、おそらく元肥を与えたほかにハイポネックスを能書きどおりに与えていると根を傷めてしまう場合が多いです。レインボウダンスはともかくアグレガタムはおそらく根痛みしてるでしょうね。バルブが大きくなれない理由はおそらく肥料過多による根痛みでは?
それと、ノビル系デンドロの場合昨年できたバルブに花が咲く場合もありますが、要は充実したバルブに花をもつので今年できたバルブに花がつけば、同じ節から2度目の花芽を出すことはノビル系の場合まず無いので翌年同じバルブからは花が少なくなるのは当然のことです。買った親のユニカムも当年バルブに咲くタイプですし。
すくなくとも施肥が足りないからではないですね。
ぴこK
【関東】
2012/01/25(水) 00:18:40
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ひろし@小南部さま 早速のご回答ありがとうございます。
アグレガタムは肥料による根傷みというご指摘、思い当たります。
以前お教えいただいたとおり横向きに生えていた様子のものを上向きに育てなおしていますが、根が張らず不安定な状態の時期がかなり長かったのは肥料も影響したのでしょう。
双方、特にアグレガタムは肥料を控え、気長に育てたいと思います。
またテキストではわからなかったレインボーダンスの生い立ちも教えていただきありがとうございます。
丈夫で育てやすいお花ですし、これからも毎年咲かせていこうと思います。
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