バラの自然交配について

[園芸相談センター]の過去ログです

ローザー 【関東】 2011/06/30(木) 22:28:22
庭で、白いバラとピンクのバラを隣同士に植えていますが、いつのまにか、ピンクのバラが白色に変わりました。花弁にうっすらピンクが差すくらいです。
しょっちゅうあることなのでしょうか。ハチかチョウが花粉を運んで、品種が交配したようです。
隣りに色の異なるバラを植えない方がいいのでしょうか。

花梨 【関東】 2011/06/30(木) 23:49:10
白い花とピンクの花が受粉によって出来たタネから育ったものが交配した花(苗)となります。
途中で色が変わったのであれば、ピンクのバラはもともと接ぎ木苗で、台木から出た枝が
勝ってしまったということではないでしょうか。
白いバラとピンクのバラの品種はお分かりになりませんか?

たちつ 【近畿】 2011/07/01(金) 02:25:56

>品種が交配したようです
の交配とは、花梨 さんのおっしゃるように、形態の異なる、株の違う
花の花粉を他方のメシベに受粉させた(した)場合に、交配したといい、その効果は、主に果実と種子に有ります。ローザーさんの場合には、親(ピンク花)の問題ですから、交配とはいいません。
従って、この回は、移り気とでもいいましょうか、
ただの一過性発色障害です。一過性障害を、面白いと受け止める
か、気分が悪いと取るかは、栽培者の気持ちしだいです。
どの生物でも、環境適応能力(耐性ともいい、生き抜き、子孫繁栄)を持
っていますし、環境も時々刻々と変化します。従って、進化もすれば、
退化もします。
その潜在能力の発現が、安定して、子孫に受け継げば、新種と認められるし、不安定なら、只の面白い現象として認識されます。
今回は、花色に限定すれば、発色そのものに、植物別・固体別に、不安定な草花と、比較的安定している草花があります。
ピンクの薔薇郡は、比較的安定しているほうですが白く咲く場合も、良く観られます。
発色発現の極端な例として、人の場合には、夏の終わりごろには、肌が日焼けして、黒くなるし、春先には、人の肌は、白くなるようなもの。
身近には、テレビの色の変化を虫眼鏡で観察すれば、良く判るかも。

原因は、新芽が生える前の花芽形成期以降に、環境の変化についていけなくて、本来の、ピンクの色素が欠如したものと考えられます。
たまたま、ピンクの薔薇の近くに、白い薔薇が植えられていただけで、白い薔薇とは、何の関係もありません。
夏は、ムリとしても、晩秋には、綺麗なピンクに、咲くことでしょう。
晩春の薔薇は、比較的、色が淡く、晩秋の薔薇は、色が濃いものです。
もし、晩秋の薔薇とか来春の薔薇も、白く咲けば、土壌の微量金属不足
とか、潅水不足(量とpH)とか、株自体に、なんらかの異変があるか、気
温(高温すぎる・低温すぎる・風通しが悪い)など、管理不能な事柄が生
じていると言うことです。
完全に、発色色素がなければ(作られなければ)、どの薔薇でも、緑の花が咲くことになる。
なぜなら、花とは、草が化けると書くように、この場合の草とは、葉のことで、葉の色は、葉緑素の緑ですから。
今は、科学的な考え方が主力ですが、(再現性と細分化と原因の追究)
包括的な昔の考え方は、緑と青の区別がややこしかった。緑が時には、グリーンであったり、ブルーであったり、時には、緑そのものが存在してなくて、植物の場合には、何でも青と言われたりした。青々とした草原とか。今なら、草原のどこに青があるのかと子供に聞かれれば、返事に困る。緑々(グリングリン)としていると言えと。

たまたま、花色に、注目しただけで、その他、花の形状なども、すべて、多少は、異なります。極端に言えば、完全に同じものは、この世に、存在しないし、それは一つしかないということです。しかも時々刻々と変化し、そのときその瞬間ににしか、存在しないと言うことです。
このようなイメージで理解されれば良いかも。

色々なバラの怪奇現象のサイト
http://rosepoem.fc2web.com/kimyounagenshou.htm


ローザー 2011/07/01(金) 14:16:06
[[解決]]
コメントありがとうございました。自然交配でないのですね。

春芳のピンクのバラに数多くの蕾が付いて最初に白い花が咲いて、品種が変わったかと思いましたが、その後の蕾にピンクのバラが咲きました。
風通しが悪く、かなり密集した状態でしたので、ストレスだったかもしれません。

ただ、ピンクのバラに白のバラの花粉を受粉して実から育てれば、形態が新たな品種を育成することができるかもしれないので、一度試みたいと思います。


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