木や壁面に育つ蘭の鉢への植え方について(アグレガタム)
ぴこ
2011/03/07(月) 23:20:41
蘭はあまり育てたことがないのですが、黄色くてかわいらしい花がとても気に入り、デンドロビウムアグレガタムを購入しました。
今の状態は、バルブは親指よりも太いものが6本と、小指よりも小さいごく細いものが2本。葉は太い方のうち4本にのみついています。
プラスチックの籠に針金でしばられており、店頭ですすめられたサイズの素焼鉢も一緒に買いました。
葉の状態から見ると、横向きというか下の方向かって着生して育っていたものを切り取ったもののように思えます。
もともとそうであったと思われる向きに植えると鉢の片側だけに飛び出した形になるので、鉢底におもりを入れないと倒れてしまいそうです。しかも、小さな2つのバルブは下側にありますので、根と一緒に鉢の中に植え込むしかない状態になります。
置く場所は真昼の日照はややかげり気味、朝夕の斜めの日ざしも入る窓際です。ですから、鉢の真ん中にバルブが上を向くように植えても、葉は日差しをうけることはできそうです。そうした場合は、小さなバルブもなんとかミズゴケにうもれずにすみます。
本来は下の方に位置していたと思われるこの小さなバルブは、古いものでしょうか。それとも今から育つものなのでしょうか?
おもりなどを入れて、バルブを横向きに近い方向に寝かせて植えるべきが、それとも上向きに植えて小さいバルブも埋もれさせないほうがよいのか、お教え下さい。
また、そのほか育て方の注意点などがありましたら、どうぞあわせてお教え下さい。
って孵りました。横向きにはえているものを切り取ったもののようで、
ぴこ
2011/03/07(月) 23:41:45
↑確認不足で最後に余分な1行が入ってしまっております。申し訳ありません。
ひろし@小南部
2011/03/08(火) 08:54:31
着生種は樹上に横向きについている場合が多いので、鉢に植え込む場合悩みますが、光を受けられれば良いので、「本来の向き」にこだわる必要はあまり無いと思います。
基本的に葉や花は向光性、根は背光性で、重力にはあまり影響を受けるものではありませんから、バルブが全部露出するように上向きでよいと思います。
画像で確認しないとはっきりしたことはわかりませんが、デンドロのように複茎性の場合開花しているバルブは昨年あるいは一昨年のバルブ(葉がある)で、葉のない小さなものはそれ以前のいわゆるバックバルブである場合が多いです。
熱帯、亜熱帯モンスーン気候帯産の蘭は乾期の終わり(日本の春)頃の開花、開花後雨期に入るので新芽を伸ばすという生活パターンが多いです。ですからこれから伸びる芽は大きな葉のあるバルブの根元にまだ潜んでいると思います。
植替えの場合は根もとの潜芽を確認してその方向に伸びるためのスペースを空けます。
山地産の着生蘭全般に言えることですが午前中の日光を好みますが西日は嫌う場合が多いです。これは原産地雨期の天気が、午前中は晴れていて日射しがあり午後には雲が広がりはじめ夕方にスコールがあるというパターンが一般的であるからと考えられます。
HERBERT
2011/03/08(火) 16:33:20
補足です。小さな古いバルブでも養分を蓄えており、貯蔵庫の役目をしているので、とらないで、自然にしなびて役目を終えるまでそのまま育てます。
ぴこ
2011/03/09(水) 08:23:48
[[解決]]
ひろし@小南部 さま HERBERTさま
早速のご回答、ありがとうございました。
普通に上向きに、小さなバルブもそのままにして植えつけてみます。
また西日はなるべく避け、暖かくなってきたら東側のベランダで育てようと思います。
ネットで育て方を探すと「水を絶つと花が咲く」と書いてあり不思議に思っていたのですが、「乾季の終わり頃の開花」というひろし@小南部さまのご説明で、その理由がよくわかりました。
お店では夜乾く程度に朝に霧吹きをといわれました。今の時期は枯れない程度にということでしょうか。ちょっと水遣りが難しそうですね。
タイ人の方のお店で求めましたが、輸入したばかりのもののようで、うまく我が家の環境になじんでくれるか少し心配です。
今はまだごつごつとした感じで、緑のかにのような風情です。
ネットで見たかわいいお花が咲くのを楽しみに、原産地の気候を思い浮かべながらがんばって育てようと思います。
園芸相談掲示板@園芸相談センター