さつき

[園芸相談センター]の過去ログです

YR 2010/09/02(木) 20:38:03
今年の春にさつきを10本ほど植えたのですが、最近少し気になる事が。。他の家や道沿いのさつきの葉はみんな緑色してるのですが、家のは少し前から全て黄緑色になってきました。明らかに他のとは色が違います。大丈夫でしょうか?後、今年植えたのですがこの時期に何かすることはありますか?植えた年には肥料などはあげないほうがいいと聞いたので特に何もしていないのですが。何かアドバイスなどあれば是非お願い致します。

こうちゃん 【関東】 2010/09/02(木) 21:00:52
 地植えなのか、鉢植えなのか? 鉢植えなら、木の大きさ、鉢の大きさ・深さ? 用土の種類、水遣り、日当たり状況? これらが分からないと、回答はできません。 
 隣家と自分家は、日当たり・風通し等、同じではありません。 今の時期にできることは、場所の移動(鉢植えの場合)、マルチング、水遣りの工夫ぐらいで、他は何もできません。

すん子 2010/09/02(木) 21:24:36
水が不足で枯れはじめてきているのです、
このままでしたら葉が茶色になってきて枯れるでしょう。
朝だけでも、(乾きぐあいで夕方も)水をやってみてください。

YR 2010/09/02(木) 22:07:45
すいません。地植えです。最近、夕方に水をやっているのですが朝のほうが良いのですか?

柚子 【関東】 2010/09/04(土) 12:06:17
サツキはいわゆる品種ものではなく、普通に生け垣や植えつぶしに使われる、朱色がかったピンクのタイプでしょうか。
品種の特徴として、葉色が薄いものもあるんですが。

そうでなければ、考えられるのはハダニの害か、微量元素の不足(過剰)かも知れません。お尋ねの様子からはハダニは除外できそうです。


微量元素で考えられるのは、土や水がアルカリ性に傾いているケースです。
雨が多い日本の土は、普通にしていれば酸性よりなのだそうですが、何らかの理由でアルカリ性に傾くと、サツキ・ツツジの類いはアルカリ障害を起こして、株全体が明るい緑になってきます。
施肥はなさっていないとのことですから他の可能性として、

・植え付け前の土作りで苦土石灰を撒いたために、土がアルカリ性になっている。
・水やりに井戸水を使っていて、それがアルカリ分の多い水質である。
・近くにできたばかりのコンクリートの構造物(コンクリート塀、コンクリートブロック、新築家屋など)があり、そこから溶け出すアルカリ分が土中に滲み出している。

などが考えられます。
どれか、思い当たることはおありでしょうか。

ちなみに、水やりの時間帯は、地植えなら、朝でも夕方でもそれほどの違いはありません。

YR 2010/09/05(日) 15:40:14
土がアルカリ性だと枯れてしまいますか?すぐ近くにコンクリートのブロックはあります。3年ほど前に工事してます。去年も同じところに植えたのですが、全て枯れてしまいました。何も分からずに、肥料などを沢山あげていて、それが原因だと言われたので今回は肥料などは一切あげていません。もし土がアルカリ性になっていて、それが原因だとすればどのようにすればよいですか?そして、今からでもまだ間に合いますか?まだ枯れてきてはないと思いますが。。また全て枯らしてしまいたくないので、是非アドバイスをお願いします。

柚子 【関東】 2010/09/06(月) 16:31:31
始めに少々苦言を…
質問者の状況はできるだけ客観的に、多めに提示して下さいね。
こちらは与えられた少ない手がかりから一所懸命に考えられる可能性を絞り込んでいるので、あとから「去年も同じ場所で全部枯れた」という重要な情報が出てくるのは正直しんどいです。YRさんにとっては些細な事柄だったのかも知れないんですけど。


さて、アルカリ障害の可能性が高まりましたね。アルカリ成分が植物体の中に徐々に蓄積されていくと、いずれ木は枯れます。
とはいえ確定した訳ではないので、市販のpH試験紙を使って、土壌のアルカリ性が本当に高いかどうか確認して下さい。そこで間違うと、見当違いの無益な対策を講じることになってしまいます。

測定のやり方はこちら↓が参考になると思います。
http://gakuen.gifu-net.ed.jp/~contents/kou_nougyou/jikken/SubKagakukiso/3dojyou1/method03.html
試験水は、本来は水道水(ふだん水やりに使っている水)で大丈夫なはずですが、念のために事前にアルカリ度を確認しておきましょう。水が原因という可能性も捨てきれません。
どちらかがpH7以上だと、サツキの仲間にはつらいと思います。

土がアルカリ性だったと仮定して、土壌の調整の話になります。
まずはサツキを避難させます。
赤玉土中粒の単用で、平鉢(紙製鉢で充分)に一株ずつ植え付けます。サツキ・ツツジの類いは、真冬と真夏以外は概ね植え付け時期を選びません。今夏は暑い、といってももう9月ですから、鉢上げに耐えると思います。
置き場所は現在植え付けてある場所の近くでいいですが、暑い季節に根をいじると株にダメージがくるので、西日があたるようならよしずなどで日よけをしましょう。サツキの根は乾きやすく、乾くとすぐに枯れ込みます。鉢で落ち着くまで、水は朝晩たっぷりとやってください。肥料は禁物です。

サツキの避難が完了したら、植え付け場所に中〜大粒の鹿沼土(赤玉土も可)や酸度未調整のピートモスを丁寧に鋤き込みます。
対象範囲の広さもpHの程度も判らないので、どれくらいの量が必要か具体的には示唆できません。サツキの根張りを考えると、少なくとも深さ30cmを目安に耕し、耕した分の半量を酸性土壌に入れ替えるくらいは欲しいように思います。
また、アルカリ土壌中和剤というものもあるらしいです。
http://www.soil-doctor.jp/material/am/
私はこれを使ったことがないので、ご紹介だけにとどめておきます。ご使用になるなら、必ずご自分で取り扱い先に問い合わせて下さい。

この作業後、最低でも1、2ヶ月は寝かせて新しい土と元の土が馴染むまで待ち、再度アルカリ度の測定をしてみて下さい。
それでpH6.5程度の弱酸性値を示せば、サツキを植えても大丈夫だと思います。
また、サツキは深植えより浅植え、高植えを好みますので、地面の水準の高さより10〜15cm土を盛り上げるような感じで植え付けるといいと思います。

植え付け後、根付くまでは、根を乾かさないように朝晩マメに水をやって下さい。
また、土の調整に時間がかかって、植え付けが寒くなる時期にかかる場合は、来春、地元のソメイヨシノが咲くころまで鉢のまま管理した方がいいです。

近くにコンクリートの構造物があるということで、それが原因だとしたら、そこからのアルカリ分の供給も絶ちたいところです。まあ、通常は3〜4年雨ざらしになっていれば、極端なアルカリ分の溶出は治まるはずです。敢えて手を加えるなら、コンクリート用のペイント剤を塗るだけで格段に違ってきますし、コンクリートの保護にもつながります。
このあたりは私は門外漢ですし、園芸掲示板ともかけ離れるので、ご自分でホームセンターなどで相談なさってみて下さい。

うまく回復してくれるといいですね。

YR 2010/09/07(火) 13:59:43
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柚子さんとても詳しくアドバイスをありがとうございます。去年も枯れた…というのは質問する時にすっかりわすれていました。。すいませんでした。これからさっそくpHを測定してみたいと思います。また分からない事があったら、その時はまた是非宜しくお願いいたします。何も分からない素人なもので…。


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