西洋ナシの実生は可能ですか。
なみ
2010/08/09(月) 20:26:42
なんだか下らない質問をします。
何だか種類が分からない西洋ナシを頂きました。
実は甘くは無く、実っと言う感じです。果肉も硬く・・・
でも美味しかったです。山形の特産より果実は小さいです、色は
多少赤っぽい感じです。
質問はこれからです。種を植えても同じ実ってなりますか。
成っても同じ実が付くのかな。年数は。
気が遠くなるのかな。北関東でも涼しい地域ですが駄目。
芽がでますか。
りっこ
【関東】
2010/08/10(火) 01:11:38
おやめになったほうがいいですね。種を植えても親より美味しくなる確立は非常に低いです。ビワ、柑橘(八朔や日向夏は雑種の形質なので除く)などは親に似たものが出来やすいですが年数が10年前後かかります。梨の花はきれいなので観賞用に鉢植えにでもすれば利用価値があるかもしれません。勿論芽は出ると思いますよ。接木苗で和梨(豊水、幸水など)などは植え付け2年目には開花し、西洋梨は1年くらい遅れて開花します。苗の購入を勧めますが梨は受粉樹を必要とするものが多いです。
Sekizuka
2010/08/10(火) 08:38:04
>実は甘くは無く、実っと言う感じです。果肉も硬く・・・
それ、、、追熟されていないのでわ?
なみ
2010/08/11(水) 20:45:28
[[解決]]
Sekizuka 様
>>それ、、、追熟されていないのでわ?
こう言う種類の様です。
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りっこ 様
そうですか、
でも駄目元で鉢に蒔いてみます。
種類不明での御回答ありがとうございました。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2010/08/11(水) 21:29:16
普通、西洋ナシ全般は追熟して食べるもので食べごろは実から香りが立ち、皮は柔らかく実はねっとりと日本ナシ特有のザリザリしたものは全くなくて瑞々しく柔らかいものです。追熟前はもし食べても甘みなどは無いはずです。追熟せずに食べるというのは西洋ナシではなく、もしかしたら中国ナシなのではないでしょうか?
中国ナシは見かけが西洋ナシによく似ています。北海道や東北ではよく「千両ナシ」と呼ばれるのが昔から植えてありましたが、皮が青いうちから食べられます。最初のうちは硬くて甘みも少ないですが、追熟すれば皮に黄色みがのり、もう少し柔らかく果汁も多くて甘みも乗りますがザリザリしたものが日本ナシほどでは無いですが少しあり果肉にも歯ごたえがあります
なみさんの所のが「千両ナシ」と同じものとは違うかもしれませんが、下さった方が、ただ西洋ナシだと思い込んでいるだけで実際は中国ナシの品種の何かかと感じます・・・。皮に赤みがあるとの事でもしかすると紅梨(ホンリー)という品種の可能性もあるかもしれません
果樹を実生で育てるのは花を観賞する目的以外では植えていても報われる事はありませんが、それでも良いでしょうか?受粉木が無くて1本だけ植えても自家受粉自体が出来ないので実はほとんど付きません。受粉木は大抵相性(受粉出来る組み合わせ)というのがあって相性の合わないものを植えても実は成りません。今回は品種名自体が解らないのでおそらく相性の良い受粉木の品種もわかりません
昔父が若いころ実家に植えた千両ナシの場合は受粉木に‘長十郎’を植えていました。もし千両ナシだった場合は‘長十郎’の血を引く品種が合う可能性もあるかもしれませんが、同じ中国ナシでも違う品種な場合は受粉木が違うかもしれません
あと、ナシは将来結構大きくなる木です。植え場所は家の近くだと根が将来建物の基礎をゆがませるので地面に植えるのは広い土地をお持ちの場合しかできません。巨大なプランター栽培も出来ない事も無いですが基本的な栽培方法が身についていないと難しいです
また、地下にある水道や下水、都市ガス管などの上や側数メートル以内にも植えない方が良いので(根が配管を持ち上げ接ぎ目を外したり、何か有った時に迅速に掘りだせなくて危険)植える場所には充分お気を付け下さいね
なみ
2010/08/11(水) 21:54:49
ばんざいうさぎ 様
画像みましたがが違います。
形はセンナリヒョウタンの小さい頃?の様で、全体に白く、
皮に赤みもあります。食べるとシャキっと果肉は西洋ナシで歯ごたえがあります。
種類は分かりませんが、蒔いた木が数本でも駄目なのでしょうか?
雌、雄木と別々にならないのでようか。(土地は大丈夫です。)
ばんざいうさぎ
【北海道】
2010/08/12(木) 14:47:53
>画像みましたが違います
千両ナシの方の画像ですか?私には紅梨の方の画像は探し切れませんでしたが、紅梨の方も見て確認済みですか?
>食べるとシャキッと果肉は西洋ナシで歯ごたえがあります
シャキッと歯ごたえのある方が中国ナシと記入したつもりだったんですが・・・
西洋ナシの追熟前のは食べると食感がガスガスした感じで食べられたものでは無いと記憶しておりますが・・・
やはりどうも西洋ナシそのものとはどうも思えないのですが・・・。下さった方に木をどこで入手したか、またはどういう由来で植えてあるかなどお聞きしたほうが良いかと。もしかすると、西洋ナシと別のナシ(日本ナシや中国ナシ)の雑種のものかもしれません
下さった方が買って食べた梨の種子を取りだして蒔き育てたとか。そういう買ったナシの種子自体すでに受粉木の花粉で受精している時点から交雑しています。日本の果樹農家で収穫したものは、受粉親も同じ西洋ナシとは限りません。日本ナシや中国ナシを花粉親に使っている可能性もありますから
実でいただいたものからの増殖は、今まで品種改良に使われた交配親全部の性質のどれが出るかは全くわかりません。花粉親の品種によっては先祖がえりして食用には向かない(実がかなり小さい・あまり甘く成らない)ものが出やすく、どの品種との相性が良いのかすら解りませんし、相性の良い花粉親が準備できないならそういう「食べられる実」が成るかより以前に「実がなるか」自体が無理な可能性も強いのです
種子で育てるのより、実を下さった方にその実の木の枝と、一緒に植えてある他の品種の梨の枝を分けていただき、それぞれを梨用の台木に接いで親木と同じ木を育てた方が、種子から育てるのよりもかなり早く、確実に同じ味の梨が成る木が育てられますよ。挿し木は必ず時期を守り、少し多めの本数を接いで置けばどれかは活着するかと思います(詳しくは梨の接ぎ木の方法を調べて行えば出来ます)
あと、勘違いなされている様ですが梨には雌雄の木の区別はありません。ちゃんと花一つに雌蕊と雄蕊は備わっています。ただ、梨などの果樹の多くは人間の都合に合わせて品種改良したが為に、花粉が少なくなってしまっていたり受精能力が弱くなっていたりで自分の花粉が自分の雌蕊に付いても受精が出来なくなっている自家受粉が出来ないものが多いので、他の品種で特に花粉が沢山出来他の品種へなら受精能力が強い花粉を持ち、なおかつ開花時期が完全に一致する(受精可能な時期は品種によって少しずつずれるのが多い)一緒に成る相性の良い品種(花粉親)が必要なんです
実を下さった方の所の木が、接ぎ木苗木で購入したものか、自分で市販やいただきものの西洋ナシの種子を蒔いて育てたものかを聞いてみると良いかと思います。それで、もし実から採った種子から育てた木なら確実に「雑種のナシ」です・・・。下さった方の家か近くに別のナシの木があって、それとの相性がたまたま良くて実が成ったのでしょう。
雑種のナシの場合は、その種子から生やしても余計雑種化するだけですから、何本植えても良いものが出る可能性は低いです(詳しくはメンデルの法則参照)。枝をいただいて挿し木に挑戦して接ぎ木苗木を作り、下さった方の家か近くにある梨の品種の接ぎ木苗も一緒に植えなければ、同じ味の実が成る可能性もないんですね・・・
ミルテ
2010/08/12(木) 20:49:31
こんにちは。
種はまけば発芽するとは思いますが、まずはその正体が分からなければ育て方を調べようもないと思いますよ。
で、それは本当に西洋ナシでしたか?なんだかお話から、レンブとか、フトモモみたいな印象を受けましたが。
なみ
2010/08/13(金) 21:04:59
[[解決]]
画像は見つかりました。
でも名前は不明です。
↓
http://www.kudamononavi.com/photo/pear/hinshu/redbartlett001.jpg
りっこ
【関東】
2010/08/13(金) 22:56:53
なみさん最後の文字が品種名です。Redbartleet(レッドバートレット)です。仲間に果皮が青い品種(追熟前)があり、バードレットと呼び、英国原産の洋ナシ中最も知られた品種です。
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