ブーゲンストウヒの実生

[園芸相談センター]の過去ログです

関東でっす。 【関東】 2010/01/03(日) 18:02:42
北海道で偶然ブーゲンスの松ぼっくりを秋に拾いました。
蒔けば新芽は出ますか。
何か実生は親木と同じにならないと聞いた事があります。

どんな芽、いや木が育つのでしょうか。
と言っても何故北海道にあるのか歴史が分かりません。
質問は、同じ様に育つのでしょうか。どうすれば芽が出るんか?

色々分からない事多く、宜しくお願い致します。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2010/01/03(日) 23:50:26
北海道に外国の木が何故あるのかについての歴史だけの回答に限ります・・・
国が北海道の山などへの人が利用する目的で植林するにあたって、トウヒが北海道の気候に最適な樹種であると認められたからです。北海道ではまず開拓事業で太古からの巨木の密林ばかりであった土地からほとんどの原生林が切りつくされてしまい、その後植林しても燃料や鉱山の坑道の支えに使う目的や冬には欠かせなかった(これがないと寒さで死んでしまう)薪に、後に戦後にはほとんどの山の雑木なども切りつくされて苗木も国内での確保が難しかった為に外国種が移入され、植林の目的は材木や燃料目的の他に防風林として原生林を切りつくして田畑にしたため作物が風で飛んできた土で傷まない様に、また平地を走る機関車の線路の風よけなどに使われました

特に冬も葉が落ちない常緑針葉樹で風にも厳寒で幹が縦に割れる凍裂などにも比較的強いトウヒ類は好まれて国鉄の線路際に防風林として植えられ、生長の早いカラマツ(建材に向かない質)が植林の主な中で、育つまでカラマツよりも年月はかかるものの良質な材木にもなることから広まった様です。今ではトウヒ類は北海道でありふれた木です
旭川市に見本林という外国産の苗木を移入前に試しに植林して育てた場所があります。そこの資料がトウヒ類の植林の歴史について役に立つと思います

トウヒ類の松ぼっくりは乾燥すると開き湿度が高くなると再び閉じます
閉じていて拾ってもすでに中の種が飛んでしまい無いものもありますので人工的に乾燥させて種があるかを確かめ、種を蒔くなら冬のうちに(本当は秋に蒔く)蒔いてしまった方が良いです
枝変わりを増殖させたものとか人為的に交配されている品種であるのなら実生で出来た苗だと親と同じとは限りませんが、針葉樹の自然選抜種であるのなら極端に姿や性質の違うものはでませんので、冷涼地であればトウヒは普通に育つのですが、関東にお住まいとのことで夏場はなるべく過酷な環境に晒さなければどうにか育ってくれるかと思いますよ

関東でっす。 2010/01/04(月) 18:55:02
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ばんざいうさぎ さま

有り難うございます。
参考にします。

北海道はよい所で又行きます。


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