落ち葉は土に埋めてはいけないの?

[園芸相談センター]の過去ログです

negi 【関東】 2009/06/22(月) 20:02:51
落ち葉を土に埋めると、熱と発生ガスで根を痛める、と聞きました。
枯れ葉も生葉も、違いは葉緑素の有る無しで、違いはないのでしょう。

落ち葉は埋めるものだと思っておりました。
埋めれば腐って腐葉土になり植木にとっても好ましい環境になるでしょうから。

熱だ、ガスだ、とそんなに問題なのでしょうか。
大量の未発酵の有機肥料ならともかく、落ち葉如きで不都合が生じるものでしょうか。

たちつ 【近畿】 2009/06/24(水) 23:36:38

別に問題は無いですが・・・・
理由は、土に深く埋めてしまえば、大変腐敗しにくい。
酸素が無い・換気が無い・微生物が繁殖しない →腐食しにくい。
材質の乾湿が頻繁に行われないとこれも腐敗しにくい。杭は、表土近くが良く腐り、次に地表の雨ざらし、土の中は、中々腐らない。

ただし屋外で、雨ざらしの土地なら、雨水が換気や酸素を注入してくれます。・・・粘土地以外の浸透性排水の良い土質の場合。
粘土質は、密閉されるので、中々腐らない。植物の化石は、粘土質に多い。
薄く広く埋めるよりも、厚く深く縦長に埋めたほうが良い。かぶせ土は薄いほうが良い。ただし地盤沈下があるので、3-4割りは、凸状山高にする。

私も、落ち葉は、野焼きできない、塵に出せば、収集日と量の関係で、秋落ち葉は埋めていますが、バラなんかは、スクスクと元気です。

良く行われる緑肥は、埋めるものではなく、土と混ぜ込むことに意味がある。
耕運して、攪拌している。あるものは地中に、あるものはむき出しにとなる。相対的な比率として、その量も知れている。・・・乾湿寒暖の腐食・換気もあり微生物の腐食もある。

その他、未醗酵堆肥の追熟醗酵ガスについて、鉢植えでない限り、余り問題が無い。
温床ハウスといって、晩冬初春にかけて、発芽温度を確保するために、醗酵熱を利用していました。その中は、目が痛いほど腐敗ガスが充満していましたが、スクスクと発芽していましたよ。
昔の田舎便所のように、目が沁みるものです。

ようは、事故が起こってから、考えればよいことです。
地上部であれば、隙間風換気もあるし、窒息死することは無いし、植物もガスで枯れることも無い。マンホールとか深く密閉された場所なら、メタンガス窒息もあるでしょうが。マンホールでも、ガス検査していますが、殆どは、危険濃度ガスは、感知しないものです。ゴキブリとかネズミがいれば、まず大丈夫です。

温度にしても、藁・糠・家畜糞・人糞・魚肉などを混ぜない限り、急激に温度も昇るものでもない。発熱は、自然に放出される。

ということで、世間で噂されるほどの害は認められない と考えます。


negi 【関東】 2009/06/26(金) 21:49:55
丁寧なお答えありがとうございます。

実は他のサイトでも書き込みまして、両方のご意見頂きました。
専門家、とされる方からは「その通り」だと注意され
経験者と言われる方からは、長年やってるけれど不都合はない、とのこと。

拝見した所、経験に基づくご意見で、納得できます。
温床ハウスの件は大変興味深い話です。

参考になりました。
改めてありがとうございます。


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