バラの剪定

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです

ぴーすけ 【中国】 2009/05/20(水) 13:22:43
5年前から、サマンサというバラを購入し育てています。
夏は弱剪定、冬は強剪定を心がけながら毎年剪定をしていました。
初めは地植えをしていましたが、去年から鉢に植え替えました。
毎回、良い芽の上を剪定していました。
ところが、今年はもう枝に良い芽がないのです。
芽はあっても枯れています。だから、花が咲いた後は上の方で切っていたせいか、伸びてくる枝がだんだん細くなってしまいました。
今年も花は咲きましたが、枝が細くて花が下を向いて咲きました。
枯れた芽の植えを剪定してもそこから良い芽が出てくるのでしょうか?
今後どのように剪定しようか悩んでいます。
説明があまりうまくなくてすみません、誰かよろしくお願いします。

ぶるこ 【甲信越】 2009/05/20(水) 18:36:12
ぴーすけさん、こんばんは。
今は鉢植えとのことですが
剪定も大切な作業ですが植替えはされていますか?
植替えをしないと土が固くなり養分の吸収が悪くなりますし
根詰まりしてしまうと根腐れにもなってしまいます。
何号で育てているのか分かりませんが、
小さければ鉢増しを行うのも良いかと思います。

R・ひろき 【関東】 2009/05/20(水) 19:05:37
 こんにちは。

 バラの冬剪定にはふたつ作業があります。
 良い芽の上で切る剪定(花を咲かせるため)と、幹を更新していく剪定です。
 バラは木ですが、他の木とは違って、根元から新しく出る枝を優遇して、古い枝(3年経過くらい)は、根元から切り取ってしまいます。
 これをやっていきますと、いつまでも枝が若く、良い芽が探し出せるようになります。
 また、伸びてくる枝もあまり細くなりません。

 この品種、私の庭にもあります。
 2002年11月に買いましたので、鉢で7年目です。
 冬に枝を根元から交代させています。

 とりあえず今年の夏剪定は、いつもどおり軽く行い、冬にやや切り込んではと思います。
 もっとも古い枝が、もし5年前からあるものでしたら、次の冬に根元から切ってみてください。
 そのほかの枝もいつもの冬剪定より深めに切ります。
 12月頃に剪定しますと、やや強く切っても樹液が漏れださないことが多く、芽の無い場所で切っても芽が膨らみやすいことがあります。ただ、バラの体力次第、賭けになる部分はあります。サマンサは元気な方なので大丈夫かと思いますが……今年いっぱいは鉢植えながら体力をつけさせるようにしてみてください。鉢は最低8号は必要と思います。

 そのほか、元気がないようでしたら、根元におがくずが出ていないかどうか見てみてください。幹のなかを食い荒らすカミキリムシの幼虫がいますと、シュート(根元から出る次世代の枝)が出にくく、もともとの枝から出る枝も細くなります。

ぴーすけ 【中国】 2009/05/22(金) 00:49:52
ぷるこ様
去年、9号鉢に植替えをしているのですが、もう根詰まりをしているのでしょうか?肥料も本を見ながらその時期にあげています。

R・ひろき様
このバラを購入した時太い枝が2本30センチくらいはあったように思います。
でも、未だに根元から新しいシュートが出てきません。
だから最初にあった枝から新しいシュートが出ていたので30センチくらい伸びたら剪定し、そこからまたシュートが出たら伸ばし・・・というふうにしていました。
今年も花はまあまあ咲いていたので特別元気がないわけではありません。
R・ひろき様が書かれているように、今年の夏剪定は、いつもどおり軽く行い、冬にやや切り込んで・・・
でも、根元から古い枝を1本切るのはとても怖いです。もし、新しいシュートが出てこなかったら、太い枝が1本となり、寂しいバラの木になってしまいそうで・・・
もし、古い太い木を切ることによって新しいシュートが根元から出るならうれしいですが、悩むところです。

R・ひろき 【関東】 2009/05/22(金) 06:10:58
 こんにちは。

 悩むところですね。
 たしかに根元から1本切っても1本出るという確証はありません。
   地植の株なら比較的出やすいです。つまり体力があるわけですね。

 株が元気なら、今年ためしに肥料を変えてみてはどうでしょうか。
 今までお使いのものがなにかわかりませんが、このお礼肥あたりから。量を多くするのではなく、配合の違うものにしてみるとか。

 根元に太陽があたるようにしておくと出ることもあります。これは特に春先にあたためておくとよいので、来年はやってみてください。


 そのほか、上のほうに回っている力を根元のほうに回すために、
・開花放任する。
 (落ちるまで花がらを切らない。これで下に回ることがあります。花が終わった、芽を出そうとしたときに花がらがついているとちょうど良い芽がなく、その枝の力が下に回ることがあります。)
・上の方に出てきた芽をことごとく摘む。
 (上は伸びられない、下に行くか、となるわけです。)

 ただどちらも確実に出るということはないので、やるときは2本の枝に両方やってみてください。
 一時的にちょっと格好が悪くなってしまいますが。

 枝を倒して出す人もいますが、これは枝が倒れないとできないので、5年ものの枝だと難しいところがあります。出にくい品種は、枝が2年生くらいになったときに(まだやわらかいうちに)出るまで横に固定しておきます。時期は一番花のあとです。
 もし出たら3年後くらいにやってみるといいかと思います。



 花が咲いた時に枝が細くなるときは、花枝の数を減らします。
 3月の芽かきのときに、3割くらい減らすと残った枝が太くなることもあります。

ぴーすけ 【中国】 2009/05/23(土) 05:58:47
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おはようございます。

R・ひろき様
いろいろアドバイスありがとうございます。
やはり、根元から1本切ってしまうのはやめます。

肥料については寒肥の時、固形油粕を使い、その他の時期にはバラ専用肥料(メーカーはあるホームセンターオリジナルの肥料でした)を使っています。
肥料を変えてみます。

開花放任、上の方の芽を摘む・・・そうすれば下の方に力が回るのですね。
今回はもう花がら摘みをしてしまったので、上の方の芽を摘んでみたいと思います。

春先に1本の枝から複数伸びてきた枝はほとんどそのまま成長させ、花をつけてました。(つい花の数を欲張ってしまい・・・、でもその1本に咲く花数は減らしていました。)
だから、細い枝になってたんですね。

以上、アドバイス頂いたことをやってみたいと思います。
ありがとうございました。


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