除草剤の濃度
miko
2009/03/30(月) 21:23:22
観賞用の葉物栽培の畑に倍以上の濃度で除草剤を散布してしまいました…。対処方があったら教えてください。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/03/30(月) 22:03:11
除草剤の種類が分からない事には、薬剤の作用の仕方が成分によって全く違いますので対処法のアドバイスもできませんよ・・・
一応できる事はできるだけ水をかけて洗い流すのが良いように感じますが、薬剤によっては根がやられますね・・・
グリホサート剤の効き目の緩やかなものなら直後に気が付いて大量の水で葉をよく洗えば生き残れる可能性はありますが(葉から薬剤が吸収され根に作用して枯らす。土に落ちてしまえば無毒化し根からは吸収されない)、枯れるまで2週間ありますので、それまで待って枯れなければ生き延びた事になります
miko
2009/03/30(月) 22:36:20
薬剤は『ロロックス』で植物は『なるこらん』です。6aの畑に今日の午後散布しました。2種混合しました。『プリグロックス』を5Lの水に50cc。『ロロックス』を5Lの水に50g(多くて20g位が最大?)と、間違って入れてしまいました。今一度、良いご指導を、宜しくお願い致します。
miko
2009/03/30(月) 22:43:15
すみません、10Lを二回合計20L散布致しました。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/03/31(火) 12:04:28
まず、ナルコランは斑入りアマドコロの事ですよね?ナルコユリと混同されやすいですが、斑入りの葉のものはアマドコロで、流通名がナルコランとなっています
除草剤2種については一種ずつ説明させていただきますね
私はロロックスを使った事はないのですが、この薬剤は対象植物を栽培している所の雑草を枯らすもので、対象植物は枯れない選択性の強い除草剤の様です。ですので、かけてしまうと何でも枯れるような除草剤とは性質が違うようですね。また一年草雑草を枯らす様な記述もありました
使える栽培植物の中にアスパラや食用百合などのユリ科植物があります。アマドコロもユリ科なので、ロロックス単用だったらもしかしたらあまりダメージがない可能性があります。もし葉が枯れてしまっても地下茎は生き残るかもしれません
ただ、今回問題なのがプリグロックスの方の様です・・・
こちらは葉にかかればどんな植物も枯らすタイプの除草剤で、作用は葉緑素の働きを止めることから地上部を枯らす様です。ですのでアマドコロの葉にも影響はあるでしょう。水で洗い流すにも防流性があるらしく完全には洗い流せない様です
ただ、根を枯死させるようには書かれていなかったのでもしかすると丈夫な植物なら濃度によっては地下茎は生き残れるかも・・・
しかしながらどちらも濃度を間違えて散布してしまった様なので、「助かる」とは言い切れません
とりあえずは今からでも大量の水でできる限り薬剤を洗い流し(プリグロックスは根からの吸収では作用出来ないかもしれないので)、様子をしばらく見てみるしかありません。不幸にも地上部が枯れてしまった場合は地下茎が生き残っているかを確認してみてください。少しでも生き残っているなら来年芽が出るかもしれません。その場合は株が貧弱になる可能性と生き残らせるためには2〜3年は収穫はせずに株をしっかり育ててあげてください
散布してもう時間がたっていますので正直助からない可能性もあります・・・。でも何もしないよりはダメモトですれば運よく一部でも助けられるかもしれませんので、やってみてください
miko
2009/03/31(火) 12:36:37
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ばんざいうさぎ 様
とても、勉強になりました。ロロックスの濃度や散布がほぼ大丈夫であれば、プリグロックスは昨年と同様なので、確認済みです。こちらは、信越地方山間部で、今年はまだほとんどナルコランの葉はもちろん、芽もほとんど、出ていません。昨年、とても雑草に振り回されました。鑑賞用なので、今年は薬剤の力を借りて、体を労わりながら農業をと思っているところです。ありがとうございました。
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