白絹病って、連続発生するの!?

[園芸相談センター]の過去ログです

みえ 2009/03/06(金) 10:30:04
何時もお世話になっています。皆様どうか、ご教授下さい。
昨年、その前の年と、二年続けて『白絹病』が発生しました。それも、年々範囲が広がっています。去年発生したときは、発病した株を抜き取り、菌糸が広がっている土は、出来る限り取り除いて、殺菌剤をまいた所何とか発生しなくなりました。でも、白絹病の菌は何年も土中に生き続けて、毎年発病する。と聞きます。
今年もやはり、発生してしまうのでしょうか!?
なにか、効果的な予防法が有れば教えて下さい。今年の冬に、前に発生した所に、石灰、クンタンを撒いてその上から、腐葉土、赤球、馬糞たい肥(完熟)等を撒いて高うねにしてあるのですが・・・
皆様、よろしくお願いします。

pinetree 【九州】 2009/03/06(金) 18:08:53
http://www.jppn.ne.jp/fukuoka/boujyo/futuu/1277.htm
畑の条件にもよりますが,菌核で越冬しますので,2年や3年では無くならないと思いますよ。

 薬剤(ピクリン)などを使う方法もありますが,家庭菜園レベルでは難しいでしょう。
 石灰窒素,ワラなどの有機物をすき込んで水を満たして「たん水蒸し込み」をする方法などもあります。「石灰窒素 蒸し込み 土壌病害」などで検索してみてください。

 まずは,なにを,何年くらい,つくっているかなど情報が書かれていないと,返事が少なくなりますよ。
 作っている作物の種類が解れば,抵抗性品種なども有るかも知れません。経験者や詳しい方の返事がもらえるかもと思います。

みえ 2009/03/06(金) 18:35:48
pinetree様、ご返答有難うございます。

我が家の場合、畑ではなくごく一般的な家庭の庭です。栽培していたのは、グランドカバーとして植えてあった『岩だれ草』や『五色どくだみ』『ラナンキュラス・ゴールドコイン』で、その一部と鉢植えのクレマチスが二株犠牲になりました。鉢植えは土、鉢等すべて処分しました。
もし、今年も発生したとしても最低限の被害に止める事が出来れば・・と思っています。よろしくお願いします。。

りっこ 【関東】 2009/03/06(金) 19:53:09
病原菌の対処で一番簡単なのは熱湯をかけるか火炎放射器で退治することです(5Lほどの水が入る大きめのスチームクリーナーがあれば温度も高く効果的ですが)。勿論有用菌も死滅しますがやむをえません。前者はメロン栽培などでのハウス内の土壌消毒に利用されています。後者は農家が田んぼの畦などを野焼きするのに似ています。当方は2坪ほどのビニールハウス内の土壌の消毒にはよく火炎放射器をもちいることがあります。連作障害や病原菌を死滅させるためです。これらの処置は庭の環境が許されればの方法ですが...

犬塚信乃 2009/03/06(金) 20:16:36
白絹病は厄介な病気だということは間違いありません。
私には白モンパ病との区別がつかないのですが
多分、ほとんど同じように菌核を形成する糸状菌が原因の病気だと思います。

高温、多湿、酸性土壌、有機物がキーワードになりそうですが
クレマチスではしばしばお目にかかる病気です。

非常にやっかいですのでpinetreeさんが仰るように、石灰窒素で土壌消毒の後
天地返しして、暫く放置というのがベストだと思います。
有機物は根治するまでは投入しないほうが宜しいかと思います。

ただ、「石灰窒素」は肥料として販売されている
としたら、消毒の目的で使用するのは如何なものかという
疑問が残るのですが。

リトっぷ 【九州】 2009/03/06(金) 21:16:18
こんばんは,
http://botany.cool.ne.jp/wwwlngb.cgi?print+200809/08090071.txt

この3日後の放送で秋明菊は白絹病にかかりやすいと知りました。
生き残りの株は有機質を含まない用土に入れ替え元の鉢で今も栽培しています。
この最初に朽ちた鉢は現在も発生した用土の状態でありますが落ちたタネでオダマキが2株育っています。もちろん消毒もしていません。
余談ですが2階のベランダで栽培している雪割草には毎年植え替えますが根瘤センチュウの被害があります。
クレマチスには立ち枯れ病がよく言われますが
どうもキンポウゲ科の植物はフザリウム菌などに対しての抵抗力が弱い感触を得ています。
ある一定の作物を作る時,遊走因子を誘引し実態化する病気の気がしています。

pinetree 2009/03/07(土) 10:30:53
まず、鉢植えに広がったとのことですが、鉢に庭土を使ったり、直接庭に置いたりしていませんか?
線虫や菌核病などは、被害を広げますので、それらがある場所ではやらないことです。
以前、線虫のいる畑土を育苗に使い、プランターや庭中に広がった(正しくは、「ひろげた」ですが)事があります。

鉢土程度の消毒なら、りっこさんが書かれた他に、古いなべや煎餅の空き缶などで焼く、少し湿らしてレンジでチン、などがあります。夏なら、黒いポリ袋に入れて、空気を抜いて平たくして半月も日に当てておけば大丈夫かと。
要は、菌の入っていない土を使い、外から侵入しなければ、感染はありません。白絹の生態は良く知りませんけど、侵入防止にはレンガやスタンドで土から離し、雨による泥はねをあてない事ではないでしようか。

庭は、菌の広がりにもよりますが、根本的には殺菌するか、土を大幅に入れ替えるかだと思います。
私なら、先に書かれたように四〜五年は堆肥などの有機物を一切やらず、白絹に強い物を少量だけ育てます。プランターや鉢中心で楽しむ方法を考えます。

なお、すでに堆肥を施したとのことでですが、殺菌しないまま深く耕しますと、菌核に弁当を持たせて眠りにつかせる様なものです。止めましょうね。

>犬塚さん
お久しぶりです。
石灰窒素の件。さすがに鋭いですね。石灰窒素は「肥料登録」と「農薬登録」両方を持っています。だから大丈夫です。
いま携帯からですし、長くなるとスレ主にも失礼ですので、来週、返事を初心者板に立てますね。

みえ 2009/03/08(日) 00:04:07
皆様、有難うございます。
やはり、白絹病は厄介な病気なのですね。。。(涙)
<殺菌しないまま深く耕すと、菌核に弁当を持たせて・・・>
ショックです!!もうやってしまったものは仕方がないのでしょうか!?
りっこ様の仰る様に火炎放射器かスチームクリーナーが有れば良いのですが、持っていませんしちょっと無理みたいです。。
ちなみに、白絹病に強い植物と言うと何があるのでしょうか!?
教えて頂ければ幸いです。

植木屋 園主 [URL:http://green.ap.teacup.com/oujien/] 2009/03/08(日) 12:58:45
こんちは〜♪
>白絹病の菌は何年も土中に生き続けて
いき続けられるのは表土の酸素(土の団粒化している部分)がある部分です
>もうやってしまったものは仕方がないのでしょうか!?
対策としての天地返しは良いと思いますよ
ただし地中深くまで菌を埋め込んで酸欠で死滅させるというのが目的です
>白絹病に強い植物と言うと何があるのでしょうか
草花には疎いのでチョッと判りかねますが
今までの作物の科を見て、違う科目の物で連作を防ぐという事で良いのでは?

みえ 【四国】 2009/03/08(日) 21:35:57
[[解決]]
ご回答下さった皆様、本当にありがとうございます。
暖かくなって、白絹病がまた発生していないかどうか、注意深く観察して行こうと思います。しばらくは、プランター栽培中心にしようと思いますが、また発生してしまった場合はご報告いたしますので、助けて下さいませ。。
pinetree様、リっこ様、リトっぷ様、犬塚様、植木屋 園主様、ご教授下さって本当にありがとうございました。
また、よろしくお願い致します。

pinetree 【九州】 2009/03/09(月) 18:04:51
解決済みですが,参考まで

 白絹病の生態は以下の様なものです。
http://koido-bio.com/?page_id=241
 ここで言う「天地返し」とは,1m以上も深く掘り,表層の土と下層の土を入れ替える事です。
 通常の家庭園芸のレベルでの,スコップなどで掘る20〜30cm程度で,埋め込んだ菌糸や菌核,胞子などに根が触れる深さの場合は,あまり効果が期待できないと思います。あまりほじくり返さず,菌を広げないようにされた方が賢明ではないでしょうか。

 りっこさんがお書きのスチームクリーナーは,多分,台所のレンジなどの油汚れが取れるとしてTVショッピングなどで出る代物の事ではないでしょうか。

 白絹病の発生を認めたら,罹病した植物と菌核などが残る土を可能な範囲で取り除き,これもりっこさんがお書きのように,ヤカンの熱湯をかければ,温度が上がる範囲では,あらかたの菌は死滅します。この場合のポイントは,病気の出た植物とその周りの植物,有機物(枯れ葉,敷きワラ,堆肥など)も可能な限りで除く事です。
 バーナーやスチームクリーナーでは表面温度しか上がらないでしょうから,私なら,ストーブで湧かした鍋のたっぷりめの熱湯を使いますね。

 農薬はバスアミド微粒剤
http://lib.ruralnet.or.jp/nouyaku/NB202/NBH14390.htm
ガスタード微粒剤
http://lib.ruralnet.or.jp/nouyaku/NB182/NBH17721.htm
などがありますが,しばらくは庭では発生の都度前述のような処理をされ,花作りの主体をプランター栽培などで2〜3年しのいだ後でも発生するようなら使われたらよろしいのではないでしょうか。根治できるかは疑問ですが,植えた花などでの発病はある程度回避できるはずです。

みえ 【四国】 2009/03/09(月) 22:26:26
pinetree様、丁寧に教えて頂き本当にありがとうございます。
やかんの熱湯!!ですね!
白絹病が、発生したらその様にしてしのぎたいと思います。
また、よろしくお願い致します。お世話になりました。


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