削ぎ芽接ぎとフォルケット法の違い?

[園芸相談センター]の過去ログです

玩橘 2009/01/29(木) 14:54:36
芽接ぎの範疇で、良く似た[添い芽(そいめ)接ぎ][削ぎ芽(そぎめ)接ぎ][フォルケット法]があると言われます。夫々の、台木部分のみの削ぎ方を区別しますと・・・。
@添い目接ぎ(内山式と言われ、内山平八氏の考案になる方法)
 台木の一側を薄く削いだ舌状片を、其の儘に残した方法
A削ぎ芽接ぎ(安西潁知氏の考案になる方法)
 添い芽接ぎでの舌状片を、切り込んだ元まで全部切り取る方法
B[今時の削ぎ芽接ぎ]・・・近頃良く[削ぎ芽接ぎ]と記載してある方法
 添い芽接ぎでの舌状片を、接ぎ芽の葉柄・芽に覆い被さらない程度に 短く切り取る方法
※そこでお尋ねですが、
1.フォルケット法との方法は、[今時の削ぎ芽接ぎ]そのものなのでしょうか。それとも違うところが有るのでしょうか。
2.フォルケット法を図示した文献、net上での図示資料がありましたら教えて下さい。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/01/29(木) 23:27:34
 古典的な出典があるのでしょうか。出典を示してくださいますか。
 削ぎ芽接ぎを英文検索すると、古い方法としたサイトがあります。
1 そのものと思います。
2 当方サイトに示しております。バラに。
 なお、フォルケットのスペルをご存じでしたら、教えてください。

玩橘 2009/01/30(金) 10:19:53
タネツギ様 レス有難う御座いました。
私が教示をお願い致しましたのは、記載致しました内容を含めて、フォルケット法の[図示・文献・発行図書。net上の例示 等々]を開示お願いした訳です。当方がこの件に付きます知識が有りませんので、教示を願った訳です。
タネツギ様に、逆に質問頂きましても困惑するのみです。
フォルケットのスペルは、多分 Folquet だと思います。人名では無いでしょうか。
貴ホームページのバラの欄を拝見しましたが、私が教示願った事に対して、何も答えを見出す事が出来ませんでした。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/01/30(金) 21:39:34
>フォルケット法の[図示・文献・発行図書。net上の例示 等々]
 バラの接ぎ木ページ全体が、その末尾に掲げました図書
》『バラの繁殖法 バラの芽つぎとスタンダード作り』松島 進 著  高陽書院刊 1958(※P.67に埼玉での好期と記載)
 の記載に沿うものです。
 来週早々に入院手術を受けることになり、無事に退院できた後には、HPを補足したいと思っています。
>古典的な出典があるのでしょうか。出典を示してくださいますか。
 この点にレスをいただけますか。
 フォルケットは、国内では知名度が低く、資料も少ないようです。手元の別の参考書にはホルケットと書いてあり、ネットではフォッケルトと、文字を逆転させた(多分誤読による誤記)ものの方がヒット数が多いことに、驚いています。
 そこで、スペルを知り、英文サイトを検索すれば、カタカナとしてどれが適正なのかや、削ぎ芽接ぎと同じかを、判断できると思うのです。
>知識が有りませんので
 その知識を得たいという意図、目的が不明です。そこをお書きくださると、その意図、目的にかなう、満足いただけるレスがつきやすくなるはずです。
☆YuukisaikaTanetsugi☆Suginami*TOKYO☆

玩橘 2009/01/31(土) 00:15:43
タネツギ様
 貴方が来週入院との事ですが、当方只今入院中でして、明日には退院予定です。今眠れなくなり、PCの前にお座りして居りままして、貴方のレスを再度拝見している所です。
[バラの芽接ぎ繁殖法]につきましては、捜したのですが入手叶わず、富山県の図書館に蔵書が有る事が分りましたので、近い内に拝見に行く予定です。現時点では私にとって内容不祥ですが、何かが分るかと期待しております。フォルケット法に関しまして、貴方のHP以上の内容は有りません。一部に説明のみが有りますが、何故か絵が抜けております。
>知識がありませんので・・・と記しました目的は、より良い芽接ぎ効果を上げる為に、その手段であります芽接ぎ方法に置きまして“理”に叶った(自分の納得できる)方法を知りたいが為です。
Folqustはフォルクェストの発音に近いと思いますが、残念ながら英語では無いようでして、ドイツ語かフランス語の様かと勝手に思いおります。
[今時の削ぎ芽接ぎ法]が一番理に叶った方法に思えます。それでその内容を整理するために、フォルケット法の真髄が知りたいのです。
古典的な出典をとお尋ねですが、古典とは何時の時点のことでしょうか。いずれにしても、明治以降、種に昭和半ば以降の事かと思います。古典的な価値ある歴史的なような価値ある記事内容の存在は残念ながら知りません。
貴方のHP掲載写真を拝見しますと、見る人が見たい肝心の所は小さく写るか、関係ない周辺が多く写っております。特に芽接ぎの写真では、結束用のテープか被せた袋かがごちゃごちゃしており、努力なされた接木・接ぎ芽部分が写っていませんので、参考にするものに取っては何にもなりません。接ぎ芽を失敗した話を聞きますと、余りにも教科書的に写真で見た平面に綺麗に拝見できたとしても、樹種に応じた力でテープを撒くとかが為ってないようす。(と聞き及びます)遅いので又明日にし明日にします。

あ、ポロン 2009/01/31(土) 02:02:38
こんにちは。
最初のご質問から何の樹木の芽接ぎについてなのかわからなかったのですが、バラのお話が出ていたのと、私は樹木はバラしか知識がないので「バラに限る」と前提してレスさせて頂きます。
子供の頃に購入したバラの栽培本「ばら〜品種と新しい栽培」(藤岡友宏 著/昭和47年4月発行/発行元:保育社/定価4,500円税抜)を見直してみると、芽接ぎの方法に「Forkert/フォッケル」というのがありました。
この「Forkert」をどこの国の読み方で読むかで(英語読み→カタカナ表記ならフォーカートですかね)「フォッケルト」「フォルケット」「フォッケル」とかカタカナ表記が変わってくるので、おっしゃってるのはたぶんこれだと勝手に思いました。
(元が外国語ならば、子音の概念がない・母音がアイウエオしかない日本語じゃ、表記しきれない音もありますしね)
この本で紹介されている芽接ぎは「T字法」と「貼り芽接ぎ(フォッケル法)」の2つだけです。今まで結構ネットでバラの芽接ぎを検索してみましたが、どうやら今も昔もこの2つ方法がメジャーなようです)
やりは下記のサイトと同じです。
http://blogs.yahoo.co.jp/seizan_rose/40883691.html

残念ながら、「貼り芽接ぎ(フォッケル法)」の考案者等由来については表記がなかったのですが、ネット検索してみると「○○ばら会の前理事が考案」(それなら命名の出典は第二次世界大戦のオランダの戦闘機「フォッケル」だったりして、と勝手に推測)とかあったので、本当だとすると日本産(?)の方法ですから、多国語サイトを検索してみても情報は得られないかもしれませんね。
以上、お求めの情報でなかったらごめんなさい。

最後に、タネツギさんが「古典的な出典があるのでしょうか。」とおっしゃっているのは、玩橘さんが最初に3つの芽接ぎ法とその考案者を明記されているので、それが何に書いてあったのかお知りになりたいからではないでしょうか。
園芸の知識といえば、本かテレビの教育番組か大手園芸店のカタログを見るぐらいしかなかった頃と違い、ネット等で個人間で簡単に情報がやり取りできるようになっている現在では、サイトやブログによって・接ぐ樹木によって名称やその方法が違っていたり、時とともに当初の事実から変化してしまっていたりして、正しい情報がどれなのか判断するには難しく、結局大元の古い文献を探すか、古い知識のある方に尋ねるしかないのでは…と思ってしまいました。
(私が上記の本を引っ張り出したのも、だからです)
大変長くなってしまいましたね。
それでは、失礼します。

あ、ポロン 2009/01/31(土) 08:05:27
何度も失礼します。見直してみると、誤字脱字多いですね。(汗)
×多国語 ●他国語 とか…。
オランダの戦闘機はFokker(フォッカー/フォッケル)なので、忘れてください。思い付きだったのですいません。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/01/31(土) 13:41:57
>「ばら〜品種と新しい栽培」(藤岡友宏 著…「Forkert/フォッケル」
 ありがとうございます。HPに追加します。
 Forkert grafting buddingで検索してスペルが正しいことは確認できました。
 図解サイトは見つからず、僅かに
http://dacnet.nic.in/Cashewcocoa/ctech.htm
 を見つけましたが、台木の舌を残していません。
 もう少し落ち着いて探せば、削ぎ芽接ぎと同じと分かる記載が見つかりそうです。
>参考にするものに取っては何にもなりません
 次の11番前後もご覧いただきましたか。接ぎながらの写真撮影はできませんので、方法の提示は、ここにまとめて載せています。
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg/graft/sidegrft.htm

玩橘 2009/01/31(土) 15:54:09
あ,ポロン様、タネツギ様 
色々とお調べ下され誠に有難う御座います。此処で誤解を一つ解いて置きたいのですが、芽接ぎと申しておりますのは、特別にバラと限定致しておりません。私自身バラに付きましては興味がありません。
ただ、芽接ぎ方法が他の樹種とも大同小異と思いますので、単に芽接ぎと称しました。誤解を与えましたお尋ねであった事をお詫び致します。

そい芽接ぎの創始者と言われます内山平八は、1852〜1922の方で元、植木職人であったが、後に政府から派遣されて欧州へ研修に行かれたそうです。此れより察して、彼が欧州で習った芽接ぎの方法が、異な方法で有った事が想定されます。(多分 盾芽接ぎであろう)
そい芽接ぎに於いて、削いだ舌状片が邪魔に為るので、此れの舌状片を切り取り、改良したのが安西潁知と言われます。我がノート記載ですので、出典が何処だったかは???です。調べて見ます。

※所で話が横へそれていますが、教示願っています事を元に戻しますと、
@最初にお尋ね致しました[今頃のそぎ芽接ぎ]は、[フォルケット法]とか?と本当に同じなのでしょうか。
A[フォルケット法]と表示した明確な図示(書籍・文献・HPなどに)は御座いませんでしょうか。
Bレスの中にも記載がありましたが、貼り芽接ぎ(この記述はバラ関係の書籍・HPで時に拝見します)とは、どの種類の芽接ぎを指すのでしょうか。単なるどの方法かの言い換えでしょうか。(あるカンキツ開発の公的機関の方が言われていましたが、勝手な言い換えがあり紛らわし過ぎると)

タネツギ様が提示されましたcocoaの芽接ぎ方法は、芽接ぎ方法の内の、観音開き法と環状芽接ぎ法の中間的方法ですね。通称;嵌め芽接ぎとも呼ばれる方法と思います。この方法が、今回教示願っておりますフォルケット法と関係あるのでしょうか。
また、11番前後との実技写真の提示を頂きました。でも、例示頂きましたこの方法は、一般的には柿・栗で[腹接ぎ]と呼称されています範疇の方法と思います。(例えば栗の厚芽接ぎに近いとか)

段々と話がややこしくなるのを望みませんので、フォルケット法の図示がありましたら、教えて下さい。お願い申します。

ばろん 2009/01/31(土) 17:40:10

大変探しにくいですが、示すサイトの30番。

表題が赤字でCrafting

その2番目に Modified Forkert Budding

この図で、用がたりるのかどうか疑問ですが。


http://www.booksm.com/a4/arabic4.htm#l2


英語を読まれるようなので問題はないと思いますが、1〜7を訳します。
必要なら言ってください。

ばろん 2009/01/31(土) 18:17:33
そぎ芽接ぎ … 台木の樹皮を深めにそぎ取り、そこに、別の木からそぎ取ってきた芽をぴったり当てて固定する方法。台木のそぎ取る部分の形と、あてがう芽の形とが一致していれば、比較的簡単に行える。「フォッケルト法」ともいう。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/01/31(土) 18:47:53
>柿・栗で[腹接ぎ]と呼称されています範疇の方法
 腹接ぎは、穂木の下部だけを密着させる、倉方さんの接ぎ方と同じでしょう。タネツギのは、裏面を上端まで密着させます。これは、腹接ぎではなく、フォルケット式に近いのです。
 なお、バラの接ぎ木ページ末尾に松島 進さんの本にある図解を文字で説明しておきました。著作権上、スキャンできないと思いまして。
 退院間近の方との交流ができ、希望が湧きます。

Toris 【関東】 2009/02/01(日) 10:09:20
台木をすこしえぐって、そこの形にあわせて他の芽を埋めるというか固定する方法で、

そぎ芽接ぎ= Forkert methodだと思います。成功率がわりかし高い方法ですね。

玩橘 2009/02/01(日) 13:55:24
皆様に貴重な資料を教示頂き、誠に有難う御座いました。本当に参考になりました。でも、概略は成る程と理解は出来ますが、確信部分の周辺の様に思え、今一つしっくり致しません。
皆様に教示頂きました内容に付きまして、改めて疑問(自分がすっきりと理解できない訳)を記させてください。

先ず最初に、[Forkert]なるスペルですが、横文字の知識の無い私ですので、英語をアメリカ人に習っている孫娘に聞きました。英語読みをすると、多分:ホーカートであろうとの事でした。私自身もrをルと発音する事からして、ヨーロッパ語?かと思いたくなります。接木の歴史からしても、枝接ぎは日本で発達しましたが、芽接ぎはヨーロッパが発祥の地です。それからしても、スペルは○○○語?で発音のみが元のヨーロッパ語?として残されたのかなと思いたくもなります。(偏見と独解)
普通の英和辞書を見ても、Forkertとの単語は見当たりません。植物関係の専門用語辞書でも見る必要があるのでしょうか。お分かりの方がおいでましたら、教えて下さい。

タネツギ様に教示を頂戴致しました本[バラの繁殖法・・・・]を過去より折に触れて古書市場で探しているのですが、未だに入手出来ません。何とか遠路ですが他県の図書館の蔵書に有る事が分りましたので、近々読みに行こうかと思いおります。此処で申したいのは、活字媒体(此処では本)を示されても、今に有ります入手容易な物は別として、古書に類する物を黄門様の印籠の様に言われても、当惑するだけです。せめて、netで検索可能なものであれば、読む者全てに有益な方法では有りませんでしょうか。
タネツギ様が如何とかの話ではないですが、私の近隣に大きな本屋が進出して参りまして、時には園芸関係の本の立ち読み比べをします。単なる切り接ぎ(枝接ぎ)を一つとっても、落葉樹と常緑樹を混同した接木方法や、それこそ古典に属する方法を縷々述べてある本もあります。私を含めてですが、活字になったものを見ますと、直ぐに其れを例に出して正しい信じて(他人の責任にして)しまう事かと思います。園芸本が沢山売れる訳ですね。

タネツギ様に、(芽接ぎのforkert自体の手法)当方が知識が得たいとの問いに対しまして、意図・目的が不祥ですのでレスがし難いとの意のお尋ねを頂戴致しました。目的は芽接ぎの範疇である(と思っている)方法・実物体形を教示願っているのであって、最終目的は芽接ぎの活着率の向上の資にしたいだけです。ある古い当業者が記しました接ぎ木本では、同じ樹種で有っても品種が違う度に、木質に合わせてテープの結び方の強弱を変える必要があると説いています。これと同様に、見てくれ(外見)の格好だけの芽接ぎでは無しに、芽接ぎの範疇に含まれる此処の形を知ることにより、それを自分なりに消化する事により、目的の芽接ぎ成功率の向上を計りたいのです。お分かり頂けましたでしょうか。

あ,ポロン様 教えて頂きました[ばら〜品種と新しい栽培]本を注文いたしました。多分明日にも配達されると思います。有難う御座いました。其れに、園芸書が氾濫する中で、あ,ポロンさまの仰いますように、系統立ててものを見ないと真実が分らない事が間々あるやに思います。

ばろん様 ご教示誠に有難う御座いました。例示頂きましたModified Forkert buddingの例示は有り難かったです。残念なのは絵が少々小さいのが難点でした。しかし、[今時の削ぎ芽接ぎ]と同一か、極めて近いものと理解しました。それにしてもForkertとはどの様な意味でしょうかね。お分かりの方がおいでましたら、是非に教えて下さい。お願い申します。
[追加] 最後まで文を書いてから読み直しまして、タネツギ様の見解を含めまして、フォルケット法とは、穂木の芽の有る側の一側、若しくは芽のある反対側の一側を穂木の幹中心に対して、平行に添いだのを全て含んでいるのかなとの、疑問も出て来ました。如何でも良いことなのかな????。

タネツギ様 柿等で秋に行われます腹接ぎは、穂木の芽が有ります反対側の一側を穂の幹に平行に削いだ形です。柿の秋の芽接ぎは、成功困難なものの一つと言われます。又、倉方さんとかの方法として貴HPでも記載をされておいでますが、特定の近々の個人方法とは違います。腹接ぎには、台木に対して穂木を斜めに挿入する方法をも用いますが、台木・穂木共に一側を平行に削る方法が基本の腹接ぎの形と理解出来ます。
此処でゴッチャになっておりますのは、[フォルケット法]を芽接ぎの範疇と理解するので有れば、穂木の芽の有る側の幹部を削いだものであり、腹接ぎの範疇とすれば、穂木の芽の有る裏側の幹部を削いだと理解すべきかと思います。で無いと、腹接ぎと芽接ぎが同一の範疇になって、区別が出来ないと思います。簡単に言えば、穂木において、腹接ぎでは穂木の木目の中心が残っており、芽接ぎでは穂木の木目中心が残っていないと解釈するのが妥当かと思います。如何でしょうか。

皆様から頂戴致しましたレスを再度吟味したいと思います。有難う御座いました。

タネツギ様 最後になりましたが、ご入院の由、一日も早い快癒を願っております。そして、今後とも多々御指導頂けるのを楽しみに致しております。

小田部 【東北】 2009/02/01(日) 14:20:22
横から失礼します。
接ぎ木に関して詳しくは無いのですが、何となく面白そうなので皆様の書き込みを拝見していました。
素人考えですが、単純にforkertと言う文字を見て英語のforkedを連想した次第です。
くだらない発想ですが、何かの役に立てばと思い恥ずかしながら書き込ませていただきました。
失礼しました。

ヾ(~∇~;) 菜菜 2009/02/01(日) 15:08:50
玩橘殿  ヾ(ーー )ォィ    
いいかげんにしなさい!

Sekizuka [URL:http://books.google.com/books?id=GuLoFakW_XkC&pg=PA55&vq=forkert&dq=Forkert+Budding&lr=&as_brr=3&hl=ja&source=gbs_search_s&cad=0] 2009/02/01(日) 15:42:53
"Dictionary of Horticulture(B K Jayachandran, K Rajmohan 著 - 1999)"という書籍があるようです。
(GoogleBooksの検索結果を「ホームページ」欄に入れてあります)

その書籍の55ページに↓の記述があります。
>Forkert budding
>a modification of patch budding where the lower portion of
>the patch of the rootstock is not cut but retained as a flap.
>the bud patch is inserted in the portion and the flap is drawn
> over the inserted bud,followed by wrapping as usual.

"Google Scholar"で"forkert&budding"検索すると熱帯植物のポピュラーな繁殖方法として出てくるようです。(但し、改良型の方が)

Sekizuka [URL:http://books.google.com/books?id=AxbUJntXepEC&pg=PA304&vq=forkert&dq=Forkert+Budding&lr=&as_brr=3&hl=ja&source=gbs_search_s&cad=0] 2009/02/01(日) 16:07:49
"forkert"はデンマーク語なのかなぁ。
http://homepage3.nifty.com/hon-yaku/tsushin/ron/bn/hituji.html

Google翻訳で"forkert"をデンマーク語→日本語すると「間違い」に
なりますねぇ。。。
↑の例文でも、そんな使い方になっている。

すると、、、"forkert method"は「誤法」か? (^^;)

むむむ、、、更に検索、、、"Biotechnology of Fruit and Nut Crops"
と言う書籍を発見。これの304ページに↓の記述が。
>Forkert,C.(1914) Tweleve years' experience in hybridizing pecan.
>Proceedings of the National Nut Growers Association Bulletin 13,28-30

この記述だと人の名前だなぁ。
しかし1914年じゃぁ、WEB上で見るのは難しそうだな。

Sekizuka 2009/02/01(日) 17:05:30
"National Nut Growers Association"のサイトは無いのかな?
↓に「北」のがあるようだが、、、

http://www.icserv.com/nnga/

こりゃ、会報(bulletin)なんて見る方法はなさそうだな。(特に全国版)

ん〜、↓にMr.forkert発見。
http://www.archive.org/stream/northernnutgrowe19728gut/19728-8.txt

↑は1921年のだから、その頃の先進的生産者ってところか?

Sekizuka 2009/02/01(日) 17:29:18
うーむ、やっぱり全国版は見つからないな。
「北」版は幾つかグーテンベルクにあるんだが、、、

ちなみに↓は1913年のもの。
http://www.gutenberg.org/files/24552/24552-h/24552-h.htm

35ページ辺りに当時の接ぎ木の写真が出ている。
でも不鮮明でわけわかめ(w

玩橘 2009/02/02(月) 16:48:37
[[解決]]
Sekizuka様 
拝見するのが遅れまして申し訳ありませんでした。Sekizuka様には繁多の中を多々お調べ下され、誠に有難う御座いました。お調べ頂き、教示頂きました内容より致しまして、大体の形が想像できます。

[上手な接木法]なる本の著者が記すには、「普通芽接ぎ法」(ホルケット法)との表記をして居ります。ポンチ絵ですので、詳細の程は分りかねますが、接ぎ芽の削ぎ方に付きまして、現在の本の多くの表記は、木部を薄く付けてとの表現・若しくは此れに近い記述をしてあります。しかし、この本のポンチ絵では、絵として描かれた信頼性は低いかも知れませんが、可なり肉厚な接ぎ芽と拝見されます。

又、実際の経験からしましても、接ぎ芽の木部を余りにも薄く削ぎ取るのには、活着率からして疑問が多いです。と言いますのは、良い台木を使用するのは勿論で有りますが、台木に頼るだけで無く、接ぎ芽にもカルスを萌出するだけの、栄養を持たせてやる必要があるかと思います。
net上でも、さる業者さんがミカンを盾芽接ぎするのに、接ぎ芽を削ったのを載せておいでますが、長さに比して可なりの厚さがあると思います。此れも矢張り、接ぎ芽自体にカルスを発生するだけの力を与える為かと思います。

肝心の教示を請いました[horkert]を、Sekizuka様にはお調べ頂き誠に有難う御座いました。昔に仕事でメキシコへ行った事が有りますが、スペイン語では r は ル と発音されていました。でも今回がスペイン語とか言うのでは無く、どうも矢張り英語では無く、日本へ入って来たのはヨーロッパ語圏からと思います。

○1953年発行の、林業体系の中にある[図説 接木繁殖法]に於ける「腹接法」では、切り接ぎの形に近い接ぎ穂を例示してあります。この時代には、今の一芽腹接ぎの考え方は、この本の性質から私が勝手に思うのですが、余り知れ渡っていなかったとも想像できます。
改めてこの本を読んでいまして、内山式芽接ぎ法の絵入りが有るのを見出しました。今では現実的な方法では無いかと思いますが、内山が渡欧にて得た盾芽接ぎをベースにして、切り出しナイフ一本で行える、より作業の効率的化を考えて考案した方法かと思います。
故に少なくとも、この時代の後に、[今時の削ぎ芽接ぎ]法が知れるようになったと想像されます。

○上述しましたが、割合と新しい発行であるが、1978年発行の「上手な接ぎ木法」では、[普通芽接ぎ法(ホルケット法)]として紹介しております。とすれば、この時代には、普通の芽接ぎ法と言えばホルケット法を指していた事になります。(日本全体がでは無しに、少なくとも当確業者間では通用した用語であったと思えます)

以上 長々となりましたが、Forkert なる語の意味が不明なのは残念です。万一 何方か園芸に関してのForkert を知りえました節には、どうか教示の程をお願い申します。

此れまでに、その道の先達の皆様が、多々教示下された事を感謝致します。一応此れを持ちまして解決とさせて頂きます。有難う御座いました。

タネツギ(解決後) 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/02/08(日) 08:18:09
松島 進 著『バラの繁殖法』(高陽書院)は、国立国会図書館蔵書にあることが検索で分かりました。
お近くの図書館に申し込めば、取り寄せて閲覧させてもらえます。

玩橘(解決後) 2009/02/09(月) 10:35:12
タネツギさん。
退院されました様ですね。何よりも良かったですね。
本の所在を教示頂き有難う御座いました。1月31日に書きましたように、富山の図書館の蔵書にありましたが、未だに訪問が出来ないでいます。少し暖かくなってからと思っています。有難う御座いました。

タネツギ(解決後) 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/02/09(月) 18:24:13
富山は他県で遠路とのこと。国立国会のは、お近くの図書館でご覧になれるので、書きました。しかも、3〜4週間ほど置いておいてくれます。
新トピになさった戦前の本も、書名等が正確に分かれば、国立国会で見つかることが期待できそうです。
名前入力欄右側にある居住地三角(▼)をクリックして地域を選んでくださいますか。
入院は延期になりました。書きそびれ、失礼しました。

玩橘(解決後) 2009/02/10(火) 14:57:04
タネツギ様
退院されたのかと早とちりいたし、失礼を致しました。
ご丁重なアドバイスを頂戴致し有難う御座いました。
でも、図書館よりの蔵書貸出に関しまして、三ツの方法が有りますことは存じておりますし、全国の各図書よりの送付借り出し方法も存じております。
また、全国の蔵書検索に付きましても存じております。
私が皆様に教示をお願い致しましたのは、書名を知り得た本の所在で無く、教示願った内容の記載があります本の書名、若しくは著者の名前で有ります。ご理解頂けましたでしょうか。居住が何処かは本件のお願い内容と何の関係も無いと思います。


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