パンジーの変色について

[園芸相談センター]の過去ログです

キーター 2009/01/04(日) 09:56:21
はじめまして。
仕事で花の苗を作っているんですが
その中でパンジーの苗を種から作っていまして9cmポットで花を咲かせるのですが、どうしても葉が紫色に変色してしまいます。

これはやはり肥料切れなのでしょうか?

色々調べると風にあたると変色すると書いてありましたが
ハウス内なのでそれが原因ではないと思われます。

もしわかればご教授お願いします。

あさと 【近畿】 2009/01/04(日) 12:09:27
冬にパンジーの葉が赤紫になるのは、気温低下とチッソ不足が原因です。
生育には影響ないんですけど、商品としては評価下がりますよね。
液肥をやったのとやってないのを比較実験したことがありますが、液肥をやると紫→黄緑→緑と色が復活していきます。時間はかかりますが、露地でも復活しましたよ。
土に粒の肥料をやっていても、気温が低いと溶けにくいので液肥を葉にかけてやるのが良いです。

Sekizuka 2009/01/04(日) 14:19:08
「居住地」欄が抜けてますな。

葉の変色が問題になるのは、概ね植物が肥料を「吸えない」からです。
ハウス内であれば、加温していなくても、それほど低温が原因になる事は無いと思います(居住地にもよりますが、北海道とか?)

「吸えない」と「肥料切れ」はちょっと違います。
「肥料切れ」は基本的に、土壌中の肥料濃度が低下しているせいですが、肥料成分が豊富にあっても「吸えない」場合があります。
原因の1つとしては肥料過多があります。
他には土壌の物理性(主に排水)が悪いのが、よくある原因です。
健全な株と、変色株の根を洗って見るとよく判ると思います。

液肥の葉面散布でも、確かに症状は改善しますが、「お腹を悪くした人が、点滴で凌ぐ」ようなものですから、抜本的な改善ではありません。
対症療法とでも言いますか。

#しかし、仕事で作っているものをこういうところで訊くかねぇ。。。

キーター 2009/01/04(日) 16:27:55
あさとさんSekizukaさん
ご返事ありがとうございます。

肥料と根が関係しているんですね。

場所は千葉なのでわりと温暖です。

たちつ 【近畿】 2009/01/05(月) 15:54:58

詳しいことは解りませんが、
ただ単なる、夜間温度不足・低温障害による防衛
本能と日照不足(天気が悪く・日照時間も短いし、
射光も弱い・・冬季の気象現象)と考えますが。
従って、コスト高になりますが、夜温を5度程度上
げるとか、昼色蛍光灯(生育灯では、徒長するので
良くない)夜間に点灯するとか、蛍光灯を低くする
とか・・・理屈 暖かくなればそのようなことは
起こらない。

それ以前に、作付け計画を2ケ月ほど前倒しすると


気軽に何でも、聞けるのが、此のサイトの良い点
です。
従事者が主婦とか従業員お手伝いさんなら、時間
もなければ、権限も低いし、情報ネットワークや
機会も少なく困ったものです。
営農ですから、JA・普及センター・生花市場・種
メーカーとかで、気楽な知識人を見つけることが
大切ですねぇ〜。
産地見学を家族旅行に加えるとか。

ネット検索の欠点は、環境条件が解らない・断片
的なレジメ・情報が古い・情報の真偽の判断など
理解しにくい点も多い。

基本的な概略内容の参考サイト。(私のPCだけかも
しれませんが、IE7-SP3で応答不能により、固まる
恐れあり、再起動しなければならない場合もある
。PDFソフトが必要)

http://www.nissan-nouyaku.jp/link/index02.html

http://www.panamseed.com/Media/Culture/PAS/PansyPanolaBingo_Japanese.pdf

http://narc.naro.affrc.go.jp/chousei/shiryou/kankou/seika/kanto16/05/16_05_20.html

http://lib.ruralnet.or.jp/kakibou/emokuji/sumire.htm

http://mushi.iff.pref.ishikawa.jp/saibaisisin/minor/kadannae.pdf


キーター 2009/01/06(火) 18:31:50
たちつさん。

ご返事ありがとうございます。
確かに普及員などの知識がある人が身近にいると
聞きやすいですよね。

あと環境条件も確かに詳細がないとわかりにくいですもんね。
参考にさせていただきます。

ありがとうこざいました。

Toris 2009/01/06(火) 19:54:30
今、ハウスでその状態ということは、(種まきがおそかったのでしょうか)、今の気温に対し
「根ばりがイマイチの状態」を想像しますが、実際はどうなんでしょか。

もしそうなら根をはらすこと(栄養成長)を充実させるのがよいかとおもいます。。 

具体的には、根が水を求めて伸張するように乾燥気味に育苗するのがよいとおもいます。
水やりにメリハリをつけることで、乾いたら、薄い液肥(1000倍〜)を水やり
としてあげるとよいです。私も液肥は有効と思います。

根ばり(生育状態)と気温の相対的な問題なので、ハウス内の環境を11月ころにもどすか、
つまり夜間加温するなど、「作付け計画を2ケ月ほど前倒しする」というのはその1つの改善策
ですので、次回検討されるはいかがでしょう。

また、私も今後のため、根っこの生育状況を見てみるのもいいとおもいますよ。

キーター 2009/01/08(木) 21:32:17
Toris さん ご返事ありがとうございました。

根もやはり関係してそうですね。
そこで画像入りの相談の方にアップしてみました。
よかったら拝見してみて下さい。

(ちなみに播種時期は8月中旬、9月上旬、9月下旬と今回わけてしまったので来年は量を増やして9月上旬播種で終わりにしようと思ってます。)

Toris 2009/01/09(金) 16:43:00
拝見したました。
二つに大したちがいはないとおもいました。

温室育ちのため、寒さに若干弱いのでしょう、従って防衛本能が働いたという結論でいいと
思います。

9月20日の種まきだとハウス栽培にするか微妙ですね。10月の光だと屋外で育てた方が、
一般的には詰まった丈夫な苗になります。ただ開花(=出荷)が遅れがちになるので、生産農家
ではハウス栽培をすることが間々ありますね。
疑問なのは8月中旬、9月上旬のもハウス栽培なんでしょうか。

商売なので、ご存知とおもいますが、ベストに育っている状態というのは、
葉の色が濃く、この時期なら特に、苗が詰まっていて葉も分厚い感じになっています。
それは体力のある良い株といい、最低気温が0度から多少の氷点下なら葉焼しません。
屋外で陽に当て、徐々にくる寒さに当てながら、自然の寒暖の差にさらして育てると
そうなります。パンジーは寒さには強いですよね。

どのレベルのパンジーをめざしているか=どこに出荷するのかとうことにも関わってくる
だろうと思います。
実際には園芸の専門店と大量で安価なホームセンターでは、花の育ち方(育て方)が違いますね、
もちろん、それはどちらを目指しても言いと思いますが、こちらがこうした方がいいと言っても、
損益計算でそこまでは手をかけられないという場合もあるでしょうし、色々質問したいところですが、
断片的な情報でのやりとりのむずかしいところです。

今年は間に合わないかもしれませんが、丈夫な詰まった株を得るにはどうしたしたらいいかという
ふうに、追求していくと、良いと思います。。

キーター 2009/01/11(日) 19:27:17
Torisさん
返信ありがとうございます。

8月中旬、9月上旬 播種もハウスで育てています。
確かにおっしゃるとおり、この時期はパンジーの苦手な
夏なのでしばらくは屋外で育苗してという事も良い苗を追求していく
上では大事かなと思います。今年はそういうことも含め研究していきたいです。 ちなみに出荷先はまだまだ小規模なので直売所メインです。

あと土も影響しているのかな?というのも少し疑問なところがあります。
今は他の生産者さんから仕入れてるんですが
主に堆肥メインでそれにクンタン、川砂が少量入ってる土です。
赤土を少し入れたほうがいいのかな?というのもあります。


商売でやってるといいましてもまだまだ2年目なので
これからなとことがあります。

Toris 【関東】 2009/01/11(日) 23:29:18
9月下旬にまいたパンジーの画像アップしました。参考にしてください。
こちらは千葉よりさむい東京西部の多摩南部です。


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