ひまわりの実がカス
Buntas granpa
【甲信越】
2008/12/23(火) 16:24:36
野鳥の餌さ用に、昨年購入した餌さとしてのヒマワリの一部を、今年春種まきしました。立派な花(直径25cmぐらい)が咲いたので大量の収穫を期待したのに、種の中身は空っぽ。在っても痩せて軽く、食欲の沸かない実の成長具合です。種まきは5月、種にした小鳥の餌さ用(リス用と書いてあったけれど)はカインズホームでロシア産と在ったはず。畝は一通りで50本ほど一列。肥料は苦土石灰を施した上に化成肥料(8:8:8)だけ。実のならない何か(交配とか、バイオの技術とか)あったのでしょうか、それとも肥料に問題があったのでしょうか。来シーズンのためにどなたか教えてください。
ingilart
2008/12/23(火) 17:31:08
私も同じ疑問です。15本程ですが、樹高2メートル以上に大きくなり、一花のみの木?でした。でも、種子(核)の中身が充実した木と、中実のない空(外見は良いのですが)の木がありました。何に違いが有るのでしょうか。極めて?????です。
たちつ
【近畿】
2008/12/23(火) 17:44:43
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ただ単なる収穫時期が早かっただけでは?
未熟の種を採種。
採種するときに、サンプルをとって確認すればよかったかも。
又は、花粉(受粉)が少なかったとか(訪虫が少なかったとか)
ひまわりの品種によっても、種の形が異なるし、1個の花から取れる種の品質も、場所によって異なる(中心・中輪・外輪) 当然頂芽花や側芽花によっても異なる。
普通のヒマワリなら種も大きくマルマルしているので良い。
といっても、普通のヒマワリがなんなのか地域性があったり、品種も多く、更に流行があるので説明がしにくいものです。
私も最初、ゴッホなどの天才画伯のヒマワリの絵を観て、なんと汚いクチャクチャの枯れたような描き方をして・・・と、これじゃーヒマワリもかわいそうと思っていたし、得意そうに解説してくれた美術の先生に対しても、懐疑心を私は感じていた。
後でわかったのですが、このようなヒマワリの花が実際にあった。
同じような絵として、水墨画や平安絵巻の描き方にも見られ、それは、絵画の表現方法の一つ・想像の産物と思っていたのですが、実際にそのように観得る自然な風景があった事は、後日になって私は知ることになる。 (^_^;)
ということで、下記サイトでも、参照するのも一つの方法かも。
目的が変われば、それにつれ栽培品種も異なるの意味。として
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%91%E6%97%A5%E8%91%B5
http://www.pref.saitama.lg.jp/A06/BQ05/tantou/pro2/nouti_manual/nouti_manual4_yuryousakumotu-2.pdf
もしリンク切れになるのなら、手打ちでお願いします。
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たちつ
【近畿】
2008/12/23(火) 17:47:22
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下のサイトはPDFですから、アドビーリーダーのソフト(無料ソフト)が必要です。
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たちつ
【近畿】
2008/12/23(火) 17:53:54
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ヒマワリの種って、結構成熟度に、ばらつきがあるものです。
従って、種の選別が必要かも。
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ばんざいうさぎ
2008/12/23(火) 23:29:03
ヒマワリはとても日光を好む他にとても肥料食いです。普通の植物からみるとかなり肥料は必要になります。また使われた肥料の成分比が全部同じというのも影響しているかと思います。花や実を利用する植物には特にリン酸が必要です。ですから来年も同じ肥料を使うならリン酸をもっと補ってあげるのが良いでしょう。あと、土質によっては成分やミネラル、水はけなどががヒマワリには向いていなかったのかもしれません。その時は土壌改良も必要です。夏場はとても水を欲しがりますので早朝に水をたっぷり与える事も大切です
ですので、植えつける前の土にはバーク堆肥などを混ぜて(牛フンなどの畜糞系は窒素が多く葉ばかり大きくなる)水持ち肥料持ちする繊維の豊富な肥えた土にと土壌改良してから化成肥料を元肥として入れて、生育期には追肥しながら育てます(化成肥料だけだと年々土が痩せますので堆肥は必要)
うちでは毎年バードテーブルの下から鳥が落とした種から何本かヒマワリが芽を出しますが、何も手を加えずとも何年ものひまわりの殻の堆積で土質がよくなっているらしく野鳥の落とす糞がちょうど良い肥料になり、株自体はあまり大きくは育たないもののみっちりと太った種が採れますよ
昔、隣の家で鳥がヒマワリの種を落としたらしく、背は大きくないものの凄く大きな花を咲かせました。お隣の土が良かったらしく茎が折れそうなほど重い実が出来て、「うちは鳥に餌をやらないし元はお宅の種だったから」ってそれをうちに下さいましたけど実を採る専用品種でもビックリするくらいの大きさで、種を取るのも大変そうなので物干しにぶら下げておいたところ、お隣に種を蒔いた張本人と思われるシジュウカラが来ては張り付いて種を期用に引っ張り出して食べてましたよ
タネツギ
【関東】
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2008/12/24(水) 08:13:16
最初は同様にシイナばかりだったヒマワリから僅かに落ちた種から、沢山のタネをつけるようになった経験があります。敷き枝で土に有機物を増やしたのです。
敷き枝農法
で検索されると
以前書いた
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg/sikieda/sikieda.htm
や、この掲示板での過去ログが出ます。
ingilart
2008/12/24(水) 15:42:21
どれも当てはまらない様な気がします。複合的な何かがあるのでしょうかね。隣同士の木が、如何してまるきり反対になるのでしょうかね。
来年は別の種子で行って見ます。
Buntas granpa
2008/12/24(水) 19:56:40
[[解決]]
皆さんありありがとうございます。庭に咲くヒマワリは間違いなく実が入っていたはずで今までシイナがあるなんて知りませんでした。庭に出る自然のままあるいは花の観賞用のヒマワリを見ていて苦労しなくても実が入るものと考えていたことは知識不足だったようです。今回皆様のご意見ご指示のお陰で種まき時期、追肥土寄せなど一般作物特にPを求める他の作物と同じように考えるべきだと教えられました。シイナで悩んでいるのは他に南京豆があり、このときも似たような回答を頂き、改善に努力中です。因みに畑は水はけ日当たり十分ですが、今回頂いた情報を参考に来年はいい結果を求めてがんばってみます。
ばんざいうさぎ
2008/12/25(木) 16:45:03
ingilartさんの時のひまわりの品種も、小動物用の餌用などの食用品種でしたか?それとも観賞用の品種や、品種のわからない種だったことはありませんか?
どれもこれとは言い切れませんが可能性をあげてみます
ヒマワリには観賞用や畑の緑肥用の品種の目的に沿って花粉が出ない(または種ができない)ように雄蕊などが成熟しないよう改良されているものがあります。飾った花の花粉が落ちて汚れるので困る、もし畑に種が落ちては次の作物に影響するという理由で。その品種だけでは自家受粉や結実はできず、他の品種から虫などが運んで花粉が来ないかぎりは受精ができませんしもし他の花粉と受精したとしてもちゃんとした実がなる保証は元々ありません(偶然別の花粉と受精してしまいできることもあると思いますが)
そういう花粉の出ない品種でも、ちゃんと種は売っています。種の出来ない品種なのになぜ種が存在しているのか?それはどうにかして同じ品種を親にして種を採るのではなく、特定の品種による組み合わせ交配で、この親同士を掛け合わせると花粉の出ない性質が現れる種ができる様にと人為的に改良したものです。これはF1とも呼ばれる一代交配品種を作る手法でもあります。F1も種を取ることは想定されていません
(ただし植物によっては戻し交配など人為的な別の方法で種を作らせるものもありますが・・・)
この性質はおそらく元々は突然変異(偶然か、計画的な人為的原因によるもの)で出現した性質かと思われます
いろんな組み合わせで品種改良の進んだ植物では性質がすっかり固定されたように見えるものでも時として思いもしない突然変異が現れ、その特徴の血を継いでしまった子孫には見かけに何の特徴が現れなくても何代か後に時々出てきたりします。また突然変異というのは何らかの刺激で遺伝子に傷がついたりの変化が起きた時によく出現します。植物によっては種でなくても枝変わりなどを栄養増殖して出来た品種もあります
そして植物は、種で育てられた場合は同じ品種でも全部が全く同じ性質(クローン)ではなく、時には違うものが現れたり、特定の刺激に影響されやすいものと影響されにくいものがあります。種で育ったものは株一つ一つに個性ができます
Buntas granpa さんやingilartさんのところで、例年とは違う何かの原因(たとえば今年の異常気象、農薬の影響、何かの成分に反応した)で受精まではでき、外殻までは作られたものの中身が充実するのを阻害する何かが起きたのでしょう。それが突然変異か、何かの影響なのかまでは原因はわかりませんが・・・
種を食べる品種では、種は蒔かないのを前提に作られていますから実のちゃんと入った種さえできれば良く、外国産だと種は単一の品種で育てられているとは限りません。近くに緑肥用のヒマワリが植えられててもおそらく気にはしません。どんな性質のヒマワリの遺伝子が混じっていたとしても種ができればあまりこだわりませんし食用にと大量に作られるものはシイナができても選別すればいいだけの事ですし。外国の特定の国以外では日本ほど品種の純血について厳しくないので交雑の可能性はぬぐえず自家受粉やクローンからの種でない限りはどんな性質が混ざっているのか遺伝子を調べない限りはわからないでしょう
以前、遺伝子操作された大豆の遺伝子が、花粉を虫によって運ばれたらしく、少し離れた場所の遺伝子操作されていないはずの大豆の遺伝子を調べてみたらいつのまにか混入していた事もあるくらいですからアバウトな国はアバウトです・・・
鑑賞用でも花粉の落ちない品種は購入できますので、どこかで花粉の出来ない品種と交雑してしまって何代か後に先祖の特徴が出たりそれに近いものが出現する可能性もあるでしょうね。特に蒔いた種が何種類かのヒマワリを植えた事がある人からもらったものの子孫だったりの場合はメンデルの法則などでその可能性があるでしょう
今回のケースに当てはまるかどうかも確証もなくつらつらと書きこんでしまいましたが、突然変異由来や交雑由来の原因がありえないとも言いきれませんのでご参考までに・・・
あと、土質が生育にかなり影響するのはあり得ます。土の成分・土の種類・微生物やミネラルのバランスの悪い土は見た目には問題がなさそうでも人間の見えないところで問題が起きています。特に化成肥料単体の多用(これは土が痩せます)堆肥の中の成分と繊維質、微生物やミネラルの数が植物の生育に影響しやすく、良い堆肥だと肥料分を入れなくても立派なものが出来ることさえありますので土は植物のごはん、堆肥は主菜(豪華なメインのおかず)、肥料は副菜(栄養を補うサイドのおかず)とたとえて考えるとわかりやすいかと思いますよ
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