潜芽を持つカトレアの管理について。

[園芸相談センター]の過去ログです

リトっぷ 【九州】 2008/11/16(日) 11:57:13
こんにちは。
以前お世話になったカトレアについてですが...
http://botany.cool.ne.jp/wwwlngb.cgi?print+200806/08060087.txt

どちらも購入時点(6月)で開花しておりまして片方は現在花芽を3つつけて開花しそうです。
もう片方の株について教えて頂きたい事がありよろしくお願いします。
もう片方は花芽ではなく茎の根元に潜芽が膨らんできました。両方とも管理は同じで最低気温が10〜15℃を下回る前日のみ暗い部屋に置いています。日中は戸外で雨天や日照が得られない日は蛍光灯直下の人工照明です。肥料はもう与えていません。
この潜伏芽を持つカトレアの温度,水やり,施肥はどのようにすればよいのでしょうか。お教え願います。

ひろし@小南部 2008/11/16(日) 23:24:29
片方は6月の開花時に延び始めていた芽がもうじき開花ということであれば、花つきの良い株ですね。当家にも黄色のミニでバルブが出来るたびに開花する優れものがありますが、、、品種が分からないのが難点ですがお買い得品でしたね。画像を載せていただければ○○と△△と□□の系統、なんていうくらいは分かるかもしれませんが、、、

さて、もう一株は花後の夏の間休眠して今になって芽が膨らみ始めたということですね。芽が膨らみ始めたら薄めの液体肥料(N:P:K=6:6:6なら3,000倍程度)を与えるとよいでしょう。ミニの黄色は寒暖の差が激しい地帯産のレリアの血が濃いものが多いので低温には強いものが多いように思います。最低10度C以上であれば普通に水遣り、薄めで施肥が可能と思います。
芽がある程度成長するとその形でつぼみ(あるいはシース)を持っていることが分かりますから、花芽(あるいはシース)の有無が分かった時点でその有無にかかわらず施肥は切り上げます。したがって肥料を与える期間はほんのわずかです。

リトっぷ 【九州】 2008/11/16(日) 23:57:21
こんばんは,いつもありがとうございます。もう片方の株は購入し花後に2本の新芽が充実し先に出芽した根元に潜芽がある状態です。もしかするともう1つのバルブの根元にも発生するかもしれません。(バルブが充実しても花芽が出来なかった。)
先程までネットサーフィンで検索しておりましたがイマイチぴんとくる情報が掴めませんでした。(-.-;)
何と無く解った事は
夏咲き系は真冬に新芽が出るので越冬には暖かい場所がよい?と言う事です。←確証がありません。
私としましては潜芽が膨らみ始めた=栄養成長期とみなして夜間20℃前後で自然光で微量な肥培をしてもよいのか疑心暗鬼でした。
余計な事をして花芽分化を阻害するといけないと思い御相談した次第です。m(__)m

リトっぷ 【九州】 2008/11/17(月) 00:32:49
上手くお伝え出来るか解りませんが...
『覚えたい_洋ランのテクニック(江尻光一/橋本清美)』P67花の色は鮮やかなレモン色です。C.ミスティメドウの花弁に近いです。
模様の色ですが淡いピンクの色(これもミスティに近いです)で左右の花弁には中心に親指大のピンクでLipはフリルに沿って面積の半分程が同色のピンクです。
要約するとミスティの側花弁にもLipの色がついた...ような感じです。
写真の撮り方が悪いので上下の区別が難解でm(__)m

リトっぷ 【九州】 2008/11/17(月) 09:12:53
品種名につきましてはモバイル版画像掲示板に載せる事が出来ましたので宜しくお願いします。
管理につきましてはひきつづきこちらでお願いしいたします。

ひろし@小南部 2008/11/17(月) 22:35:59
画像は拝見しました。ペタルが唇弁化した一種の奇形(aquiniiと分類される名のある奇形)ですが、喜ばれる場合が多いですね。カトレアに限らず胡蝶蘭にもDoritis pulcherrima起源のアキーニがあります。
カトレアではC. intermedia forma aquiniiが著名というかほとんどのこの手の花弁に唇弁の色彩がはいる交配種の起源になっています。

花から受ける感じでは黄色で育てやすいSc. Beaufort(Soph. coccinea X C. luteola)とこれも低温に耐えるC. intermedia f. aquiniiが
交配に絡んでいるのではないかと思います。そのほかに岩生レリア(
低温高温に耐える)の黄色オレンジ系(Laelia flava, L.milleriなど)が混じっているかもしれません。
私が持っているミニの黄色はSc. Fairyland(Sc. Beaufort X C. Candy Tuft)ですが低温に耐え、バルブが上がることに花が咲く不定期咲で夏でも冬でも年2回咲きますから、似た血筋のものではないかと思ったんです。であれば管理は前に書いたとおりでOKなんですが、、、

リトっぷ 【九州】 2008/11/18(火) 01:01:58
こんばんは,サイトで花から品種名を特定するのは非常に難しいので大変助かります。
ありがとうございます。
>さて、もう一株は花後の夏の間休眠して今になって芽が膨らみ始めたということですね。
この辺り『休眠』が上手く伝わっていなかったのではと心配でした。
開花直後に新芽は2本動き始めバルブは出来たのですが片方のように花芽ではなく潜芽が出来たのが1つ目の疑問でした。
次にこれから寒くなって室温だとあまり暖かくない環境なので株が休眠?停滞し芽が動かないのではないかと心配しています。(外気で最低10℃日中17℃←陽射しさえあれば戸外に出して夜は取り込んでいます,明日は曇天で8℃⇒11℃←自然日照時間に合わせて蛍光灯直下の人工照明ですが補光より加温目的です。)
そこで仮説ですが...
@リードが2系統に分散した為にバックの養分が不足してバルブが出来上がっても花芽が上がらなかった。
Aもう片方とは違う品種で性質も異なる(開花習性etc..)為。
もしお時間があればPart2も画像をUPしたので宜しくお願いします。

ひろし@小南部 2008/11/18(火) 23:37:11
二枚目画像拝見しました。おそらくこれは同じ交配の同じ果実の鞘の種子からの芽を育てたもののように思えます。つまり一腹の兄弟株だろうと、、、根拠はありませんがなんとなく、、、つまり交配名があるとしたら同じ名称になり、花容の差で個体名をつけて区別することになるだけの違いの花ではないかと、、、
おそらく片親がC. interumedia f. aquiniiで、片親はおそらく黄色弁、赤リップの中大輪おそらくaquiniiの血を引くもののようです。2枚目画像からは私が昨日挙げたミニ形のにおいは感じられません。花弁が唇弁化するとどうしても花弁が反って小さく円く見えるので印象が違いますが、aquiniiでないものも色彩は全く同じ色みですからおそらく兄弟、、、
aquinii同士の交配でも全部aquiniiになるわけではないようです。一度蘭展の直売所でintermedia f. aquiniiのセルフ実生株だというものの苗を買ったことがありますが、咲いた花はまったく普通のintermedia f. tipo でがっかりしたこたがありました。
両方花後に休眠せずに、新芽が成長したが片方には花芽がつき、片方は2芽成長し、花芽は出来ずにまた根元の芽が膨らんできたということなのですね。
これはもう個体差でしょう。やはりリードが2つになると花芽のできる確率は下がります。また株分け株、メリクロン株でも同じようにそだてても必ず株個体差が現れます。花つきの良い株個体、どのように育てても花を一向に付けようとしない株個体(あとはバットグアノをトライするしかない!)という株も出てきます。兄弟といえども違う個体ですから環境に対する反応が違うのは当然です。
芽が膨らんだ株はご機嫌を伺いながら、また温度環境などを考慮しながら薄めの液体肥料で様子をみる手でしょう。

リトっぷ 【九州】 2008/11/18(火) 23:59:29
[[解決]]
こんばんは,ひろし@小南部さんから教えて頂いた品種名を全て検索し画像を見てきました。納得です♪
アキーニ=リップの色がペタルにくさび状に色がのる変異体ですね!くさび型でなく出現する物をフラメア?
ビューフォートは黄色系の優良交配種でこれを親に更に品種が生まれているのですね。
超難しいです(:_;)
栽培方法についても大筋で問題なく,強いて言えば少し個性を理解してあげる事ですね!実は、温室に入れようかと思ってました...室温で様子見ます。スッキリですm(__)m
※去年は咲かなかったジゴペタがお蔭様で今年はせっせと肥培し花芽が2本出来ました♪


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