竹の葉セッコク

[園芸相談センター]の過去ログです

うらら 2008/06/11(水) 15:03:43
竹の葉セッコクというものを8〜9年前に頂きました。
草たけは50〜70センチ、細いしなやかな竹に似た茎が根元から数本出ていて、3ミリ巾3センチくらいの葉が付き、5月終わり頃黄色い香りのある花が無数に咲きます。
3年位は沢山の花が付いたのですが次第に花かずが減り勢いもなくなり、全体の色もくすんだ感じになってきたので2年前園芸店の方に相談して一度植え替えをしました。
植え替え前よりは少し元気になってきたようなのですが、なかなか以前のようにはなってくれません。花数も少なく、葉も少ないです。
育て方がよくわかりません。元気にするにはどのような手入れをすればよいでしょうか。
また 増やすにはどのようにすればいいでしょうか。どなたか教えてください。

リトっぷ 【九州】 2008/06/11(水) 16:25:37
こんにちは、詳しくは分かりませんが大まかに言うとデンドロビウム、ノビルの低温型に分類されると思うのですが...
たくさん咲かせるには先ずは充実したバルブを育てる。後に充分な低温に遭遇させる事だと思います。
この『充実したバルブ』にする為には冬期低温に耐え得る植物が夏に30℃を越す気温が苦手な事が予想されるので,いかに夏を涼しく過ごさせメリハリのきいた施肥を行うかだと思うのです。新しいバルブが見え始める頃から蒸し暑くなる前までの肥培管理。
反対に秋からは過剰な施肥は逆効果もあるので注意が必要だと思います。(この辺りは詳しい方のレスをお待ち下さい。)
葉芸を楽しむ古典園芸植物(昔の観葉植物)なので葉やけなどにも注意が必要ですね。

リトっぷ 【九州】 2008/06/11(水) 16:30:13
すみません。
セッコクに肥料は不要かたくさんは必要ないと思われる方もおられると思います。ご質問に『殖やすなら』とありましたので肥培の方針をお伝えしております。

ひろし@小南部 2008/06/13(金) 18:24:41
私は竹の葉セッコクというものを直接は育てたことはおろか、見たことも無くただネット画像で拝見したことがあるだけですが、ランはいろいろ栽培してますので、考え方としてこうすればよいのではないかと思ったことをかきます。とうにご存知、実施済みのこともあろうかとは思うのですが、、、
竹の葉セッコクというからには雲南原産のDendrobium hancockiiか姫竹の葉セッコク、海南島原産のDendrobium hainanenseのことであろうかと思います。
このような原生種は原生地の気候環境に似たような環境に出来るだけ近づけてあげることが良い花を咲かせる原則な訳ですが、3年くらいはよく咲いたということであれば、環境は悪くなかったということでしょうから、植え込み材料の劣化とともに生育が悪くなったのだと思われます。
貰った当初はどんな状態だったのでしょうか?これを再現できれば元通りになるように思えますが?
また植替えはどのようになさったのでしょうか?

うらら 2008/06/13(金) 22:53:41
りトっぷ様、ひろし@小南部

うらら 2008/06/13(金) 23:16:12
リトっぷ様、ひろし@小南部様お返事ありがとうございました。
植え替えは、いただいた時のにならってミズゴケでやりました。
デンドロビュウムのように茎にタカメ?がいくつか付いています。それで増やせるのでしょうか。
冬は室内で越冬させますが、夏は特に温度には気をつけることなく他のものと同じあつかいをしていました。日陰の方がよかったのでしょうかね。肥料は月3くらいの液肥と科学肥料を適当に、です。
葉の無い死んだ?ような茎は切ってしまった方がよいのでしょうか。

リトっぷ 【九州】 2008/06/13(金) 23:50:27
こんばんは、ひろし@小南部さんも推定されていますが
>竹の葉セッコクというからには雲南原産のDendrobium hancockiiか姫竹の葉セッコク、海南島原産のDendrobium hainanenseのことであろうかと思います。

セッコク=デンドロビウム(ノビル)の事です。生態は基本的には同じですが自生地により耐寒性に違いが見られ日本にも自然に生えています。現在6月に高芽が発生していると言いう事ですが(芽から)根がある程度伸びていれば小さめの鉢に切り離し植え付けて下さい。
古い茎は前々年,前年度(花が咲いた茎)くらいまでは養分の備蓄タンクとして残します。花付きに関しては『高芽の発生は何月頃でしょうか?』おそらく花芽形成期の窒素(肥料)過剰が見受けられます。秋口施肥をしてませんか?本来花芽になるはずの場所から子株が出現しているのではないでしょうか。従って殖やすのは今の萌芽時期が適期なのですが時期としては遅すぎた感もあります。今は高芽を分離し鉢上げするのが先決だと思います。

リトっぷ 【九州】 2008/06/14(土) 00:05:55
すみません、竹の葉石斛と言う植物が季節(温度)でどの様な生態反応を見せるのか知りたいのでお住まいの地域と家に取り込む時期や開花の時期と開花が終わる時期の情報をお願いします。m(__)m
開花時期が早春なら新芽が発生する時期も早く耐寒性も室内温度の要因も加味して考慮する事が出来るかもしれません。
>他と同じように
とおっしゃいますが他と比較対象物が不明です。f^_^;

たちつ 【近畿】 2008/06/14(土) 17:43:44

詳しいことは、良く判りませんが。
>増やすにはどのようにすればいいでしょうか
茎立ち性のランは、株分けか挿し木。
株分けには、1本毎に分けるのではなく、3茎とか数本単位の方が、花つきが良い。
挿し木は、節(葉跡)を4本つけて、2節埋める。(三節4節は地上部にだす)と高芽(節芽)がでる。埋めた茎節からも出るときも有る。
普通は、挿し木1本に付き根付きの新芽は一個と成る。
花が付いた節には、芽が出ないようです。
茎は1年程度腐らずに残る。
問題は、カットしてしまうと、上下の区別を間違えて差し込むことです。

茎無しの株立ち性のランは、株分け。
海老根は、団子根のカット。

着生ラン・軒下間借りランは、乾湿にメリハリを付ける。施肥時期と肥料分を洗い流して肥料絶ち時期がある。(雨季乾季の区別のようなイメージ)

日当たりは、ランの種類により極端に違う。
土根ランは、通気排水不良に拠る根腐れに注意。

ランを育てると言うより、ラン菌・共生菌を育てるイメージで、育てる。
このように理解しています。


リトっぷ 【九州】 2008/06/15(日) 01:52:34
こんばんは、割と解りやすいサイトがありましたので宜しければ御覧下さい。

http://www.geisya.or.jp/~ishida/hinshu_sodatekata/sekoku/index.htm

うらら 2008/06/15(日) 21:11:08
リトっぷ様、たちつ様いろいろご親切にありがとうございました。
遅れましたが、こちら居住地は甲信越、冬は雪がつもります。

4月半ば過ぎに戸外に出し、11月半ば頃屋内に取り込みます。
花は5月の終わり頃から10日間位は咲き続けます。直径2.5cm程の真黄色の花が沢山付いて、あたりには上品な香りが漂います。普段は地味ですがとても華やかな雰囲気になります。(未熟なため映像をお見せできないのが残念です)
茎は箸より細くて丈は50〜70cm、根元から30本位出ているのですが、本数は戴いた頃とあまり変わりない様に思えます。
新旧入れ替わっているのかどうか、ちょっと分かりません。
秋には、黄色くなった葉が少しだけ散りますがすっかり葉が落ちるという事はありません。
気に入っているわりには、いいかげんな扱いで、それでもここまでもってくれてるって事は意外と強いのかも知れません。
紹介いただいたサイトにも行って来ました。参考にさせていただきます。
秋には黄色くなった葉が少し落ちますが、全体としてあまり変わりない様に見えます。

リトっぷ 【九州】 2008/06/15(日) 21:54:07
こんばんは、洋らんであるデンドロビウム・ノビル系にもセッコクと交配した改良品種が多く見られます。主な理由は耐寒性が増し育て易くなるからではないかと思います。心配しているのは充分な低温と乾期に遭遇させていない為に落葉⇒花芽分化⇒休眠のサイクルが浅く花芽が付きにくい環境では無いか?と言う事です。要は大事にし過ぎて花数が少ない。と言う危惧です。成育環境が良いと株ばかり育ち花芽が高芽に変わるなどの現象が発生し開花に影響する。と言う考え方です。一方で竹の葉石斛と言うのは長生蘭と呼び葉を鑑賞する目的で改良が加えられた蘭であり葉芸品(今の観葉植物)と言う事、近頃は花も香りも楽しめる二芸品と言う物が人気だとか。葉芸に秀でていれば花は副産物と言う事にも思え花が少ないのもある程度はしかたないのかなとも思えます。育て方は間違っているわけでは無いと思います。方針あるいは現状を改善したいのであれば現在の管理方法の何処をどのように方針転換するのか。だと思います。

うらら 2008/06/15(日) 21:55:06
すみません。
リトっぷ様の質問に対する答えがもう一つありましたので・・・

他のものと同じ扱い、の他のものというのは春の花が

うらら 2008/06/15(日) 22:01:11
失敗ばかりしています(恥)・・・続きです。

他のもの、というのは
春の花の季節が終わってしまった山野草や鉢花類と一緒、という意味です。見苦しくてすみません。

うらら 2008/06/15(日) 23:07:18
[[解決]]
リトっぷ様、いろいろ勉強させていただきました。
おっしゃる様に”大事にしすぎ”なのかも知れません。セッコクの特徴として、「冬凍りついても枯れない」ということですから、もっと低温にあわせた方がよいのかもしれません。ひょっとして屋外で越冬出来るのかも。
乾きも必要ということ。水は毎日やっていました。
肥料もやりすぎていたようです。

めりはり、に気をつけてやってみます。ありがとうございました。


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