不可解なカメムシ

[園芸相談センター]の過去ログです

2008/06/03(火) 10:56:56
いつも楽しく拝見させていただいてます。

我が家の藤につくカメムシについての相談です。5月に200房ほど咲き誇った藤が終わり、すぐ弦が伸びてきたので、これをだいぶ切って剪定しました。そこからまた新芽が伸びてきたのですが、そこにカメムシが付きだし、わずか1週間でカメムシの巣窟と化してしまいました。

集団でびっしりとついている感じです。調べたところマルカメムシと判明。週末にテデトール(実際はハシデトール)で処分したところ袋いっぱい取れました。そして翌週末にはまた同じくらい復活。また処分、また増え、また処分の繰り返しです。

カメムシキンチョールとかを撒けばいいのかも知れませんが、それ以前に不思議でしょうがないのです。

色々見て回ったところ、うちの庭でカメムシ被害にあっているのは藤だけ。確か大豆を好むというので近くの畑も見たり聞いたりしましたが、被害はありません(無農薬の畑)。隣家の藤も被害なし(消毒の様子なし)。では、近くに葛があるかというと全くないのです。なぜ我が家の藤だけを好むのでしょう?

発生前に業者さんに庭木いろいろ消毒をしてもらい、その後も自作の無農薬系スプレー(辛子や大蒜製)をこまめにしており、他の花木は病虫害がほとんどありません。

不可解なカメムシを診断して下さる方、お返事お待ちしてます。もちろん、対処法あれば大歓迎です。よろしくお願いします。

仮住まい 【九州】 2008/06/03(火) 16:02:48
何か条件があるのでしょうが、似たような現象を種々体験しています。
例えば昨年は庭の暖地桜桃にのみカメムシが大発生し、多くの果実を
吸汁されましたが、今年はほとんど見かけることなく、大きな実が
大豊作でした。うちは農薬の類はまったく使いませんが、毎年困るのは
アブラナ科の葉を食い尽くすモンシロチョウとご近所迷惑になる山茶花の
チャドクガぐらいで、アブラムシやハダニ、コガネムシやカメムシは、
毎年見かけるものの、被害に悩まされるということは多くありません。
それらの発生は、気象や土壌や生育状況等との因果関係もあると思いますが、
偶然という要素も大きいのではないかと思います。つまり今年のカメムシは
たまたま藤さんちの藤で繁殖をしているのではないか?ということです。
商品作物であれば偶然に生活を左右されないために農薬を使用せざるを
得ないと思いますが、趣味の園芸なら、今年は運が悪かったとあきらめても
いいのではないかと思います。カメムシは臭いですが、植物を枯らすまでの
ことはほとんどなく、身体に害を及ぼす虫でもないので、私ならそのまま
様子をみると思います。大発生時は少々捕殺してもキリがないくらいに
発生していますので。

ハシモト 【関東】 [URL:http://blog.sun-plants.net/] 2008/06/03(火) 22:28:36
「新芽が伸びてきて」という
この新芽がカメムシの好みにぴったりだったのではないでしょうか。

虫ってやはり凄く好きな植物というのもあるようですが、
アブラムシの発生の仕方などをよく見ていると、
植物の種類というよりも、芽の出るタイミングで発生する感じがします。
やわらかくて、吸いやすいところに着いてみる・・みたいな感じ。
なので肥料がよい感じに効いている、やわらかい芽が好まれているみたい。

カメムシも吸汁タイプの虫なので同じ傾向はあるかもしれないですね。

繁殖時期と新芽の時期が重なったとか、
場所的な要因(天敵が来やすいとか風の回り方とか)も結構あると思うので、色々と条件を比較してみると答えが見かりそうな気がします。

cactus 2008/06/04(水) 20:02:12
仮住まいさんは、「植物を枯らすまでのことはほとんどなく、人体に害
を及ぼす虫でもない」と言われましたが、それは間違っています。

まずカメムシは枝豆に良く発生する事で知られていますが、さやが吸汁
されると実の入りが悪くなってしまいます。
果樹にもカメムシが多く発生し、吸汁された実の部分が腐敗したり新芽
が被害に遭うと新葉が変形したり茎が曲がったりして生育が悪くなって
しまいます。場合によっては枯れてしまう事もあります。
次に人体への影響ですが、確かに命を落とすような事はありません。
これは一例ですが、カメムシが首筋に止まった時に、カメムシを振り払
おうとした瞬間に一発やられる事が良くあります。臭いだけなら我慢が
出来るのですが、ガスの影響で首筋が燃えるように熱くなり、耐えられ
ない痛みが襲ってきます。かぶれなどの症状は出ませんが、その燃える
ような熱さと痛みは経験者でなければ分からないと思います。
また眼にガスが入った時には、眼科で診察を受ける事になります。

これらは一例ですが、カメムシは植物や人体に影響がないと言う僕の考
えは間違っているでしょうか。

カメムシは黄色い物に寄り付く習性があるので、粘着性の黄色いテープ
を棚に吊るし、粘着シートで駆除する方法もあります。
最近では100円ショップに蝿用強力粘着シート(5枚入り)が販売さ
れているので、これを購入され試されるのも方法と思います。
蝿用ですが、他の害虫にも使えます。

2008/06/05(木) 09:31:33
仮住まいさん、ハシモトさん、cactusさん、お返事ありがとうございます。

仮住まいさんは、似たような現象を種々体験していますとのこと、そうなんですか。さまざまな要件がそろって不思議な現象が発生するのでしょう。風向きに陽あたり、生育状況、土壌などの要件のほか、そして偶然に左右される、このことにピーンときました。

実はこれまで花が咲かず、カイガラムシにやられっぱなしだったのですが、これの駆除に成功しその年(2年前)から花が咲くようになりました。この辺りとも関係があるように思えます。

ハシモトさんのおっしゃる新芽が狙われるという傾向は確かに強いと思われます。まさに新芽が出る根元部分にごっそり付くのですから。他にもカナメモチなどは新芽が出るとすぐ、その部分がアブラムシの巣窟になります。

今年はカメムシの当たり年だったぐらいに考えた方がストレスが少なくて済みそうです。ただ臭いのと気味が悪い様態、この2点だけでも十分に不快指数が上がります。仮住まいさんとcactusさんとのご意見が異なったので気になるのですが、実際にはどうなのでしょうか?

カメムシを数匹袋に入れて互いにガスを出させると、差し違え(?)で死ぬと聞いたこともあり、中には刺すカメムシもいると聞いたことがあります。種類によるのでしょうか。調べればいいのですが、どうも検索して画像を見てしまうと気分が悪くてダメです。

今のところマルカメムシは臭いは少なく、藤も次から次へ芽を出してますので、それほど極悪非道な感じは受けないのですが。さっそく100円ショップで粘着シールを買って試してみます。またその後の報告に伺います。

仮住まい 2008/06/05(木) 18:39:52
高温のガスのこと、気になったのでちょっと調べてみました。
「カメムシ 高温 ガス」でネット検索してまず出てきたのは、
「ミイデラゴミムシ」(通称ヘッピリムシ)という虫でした。
同じ甲虫ですがカメムシとは姿形が違います。次に出てきたのが
「サシガメ」という捕食性(益虫)のカメムシのなかまです。
これも植物から吸汁する丸っこいカメムシとは少し違いますが、
刺されると激痛が走ると複数のサイトに紹介されていました。
cactusさんが被害に遭われたのはこれらの虫ではありませんか?
私はよく見るマルカメムシやアオカメムシを素手でつかむことも
ありますが、悪臭以外の経験はありません。しかし植物から吸汁する
マルカメムシやアオカメムシも時に人を刺すということであれば、
注意したいと思いますので、詳しい情報を頂ければと思います。
また、植物に対する害については、枯らすことは仮にあるとしても
めったにないと思います。立派に生長している藤さんちの藤や拙宅の
暖地桜桃がカメムシのせいで枯れてしまうことはあまり考えられません。
せっかくの実が多数台無しになって悔しいことはよくありますが、
毎年きまってすべての実をやられてしまうなんてことはありませんし、
私は農業で生計を立てているわけでもないので、しょーがないやで
済ませています。それより枝豆も庭の地植はほとんど被害がないのに
少し離れたプランターのはほぼ全滅状態にやられてしまったたとか、
ネギなんかプランターのはネギアブラムシで真っ黒になったのに
すぐそばの庭の地植のほうはまったく被害がないとか、そんなことが
よくあるので、畑のように同じ植物を並べて育てず、分散して育ててみる
というのも趣味の園芸ならではの工夫だと思ってやってみています。
そんなこと商品作物では管理の都合上やらないですからね。

2008/06/07(土) 16:21:11
[[解決]]
仮住まいさん、こんにちは

調べてくださって、ありがとうございます。意を決して見に行ってきました。未だに心臓がバクバクしてます。

ミイデラゴミムシもサシガメも嫌です、怖いですね。両方ともいないのでほっとしてますが、気をつけます。これを見たあとは何故かマルカメがかわいく見えます。

>少し離れたプランターのはほぼ全滅状態にやられてしまったたとか、
ネギなんかプランターのはネギアブラムシで真っ黒になったのに
すぐそばの庭の地植のほうはまったく被害がないとか、

不思議ですよね、うち実家の菜園も同じです。(こっちにもネギあるよ!と叫びたくなる)

分散投資でリスク低減、これ肝に命じました!

ところで粘着シールが無かったので、それと雨続きだったので、キンチョールに頼ったところ、一発で駆除できてしまいました。テデトールの苦労はなんだったのでしょう、安易で便利なものに頼ってしまいそうです。

皆さん、いろいろありがとうございました。

2008/06/07(土) 16:21:12
[[解決]]
仮住まいさん、こんにちは

調べてくださって、ありがとうございます。意を決して見に行ってきました。未だに心臓がバクバクしてます。

ミイデラゴミムシもサシガメも嫌です、怖いですね。両方ともいないのでほっとしてますが、気をつけます。これを見たあとは何故かマルカメがかわいく見えます。

>少し離れたプランターのはほぼ全滅状態にやられてしまったたとか、
ネギなんかプランターのはネギアブラムシで真っ黒になったのに
すぐそばの庭の地植のほうはまったく被害がないとか、

不思議ですよね、うち実家の菜園も同じです。(こっちにもネギあるよ!と叫びたくなる)

分散投資でリスク低減、これ肝に命じました!

ところで粘着シールが無かったので、それと雨続きだったので、キンチョールに頼ったところ、一発で駆除できてしまいました。テデトールの苦労はなんだったのでしょう、安易で便利なものに頼ってしまいそうです。

皆さん、いろいろありがとうございました。

仮住まい 2008/06/10(火) 08:36:06
藤さんおはようございます。
キンチョールはよく効きますよね。私も夜、網戸に飛来してくるチャドクガを
駆除するのに使いますが、カメムシやコガネムシなど他の昆虫も巻き添えで
死んでしまいます。蜂にもよく効きます。ただ、植物に噴射してはいけないと
説明書きされてたと思いますので、もし植物に直接噴射するなら同様の水性の
農薬を使ったほうが植物にはいいかもしれませんね。
私は山茶花だけですが、たまに直接キンチョールかけてます。農薬の使用は
ご近所の目が気になるからです。小さいお子さんがいたり、わざわざ無農薬の
高いお野菜を宅配で取り寄せてらっしゃるようなお宅があれば、隣家での
農薬の散布はその方々にとって快いものではないでしょうからね。
家庭用の殺虫剤なら印象も多少はソフトだろうと思って…。

ゆう 2008/06/10(火) 08:59:35
藤さん、おはようございます。もうご覧になっていないかもしれませんが・・・
最初のスレでおっしゃっていた【自作の無農薬系スプレー(辛子や大蒜製)】、よろしければ詳しい作り方を教えていただけないでしょうか?住宅密集地なので農薬をまきにくく、困っています。

Ryu. 2008/06/10(火) 09:59:46
>ゆうさん
そのような質問はここに追加する形でなく、新規に質問された方がよろしいかと思います。
できれば過去ログ検索後に質問されるのが望ましいです。

2008/06/10(火) 18:57:43
[[解決]]
再び登場です。皆さん、こんにちは。

確かにキンチョールのすごさにびっくり。一方で無農薬を目指しながらも、ホームセンターで売っている薬も時には頼ってしまいます。葛藤です。ところが藤は強く、全然めげていませんでした。

自作のスプレーについてですが、このサイトが役立ちました。

http://www.tanii.org/einou/munouyaku.htm

(勝手に載せてます、すみません)
結構お酒・辛子・ニンニク使ってます。にんにくは最近国産がやたら高いので中国産買ってます。Ryu.さんのおっしゃる通り、また別に質問投稿されれば、いろいろな方のご意見伺えていいと思いますよ。

それではまたいずれかの質問でお会いしましょう。ありがとうございました。

ゆう 2008/06/10(火) 20:16:26
Ryu.さん、アドバイスありがとうございます。
藤さん、ご紹介いただいたサイトを参考に作ってみます。雑草や花を混合して作る方法など、目からウロコの情報が満載ですね。ありがとうございました!


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