つつじ と かいどう桜

[園芸相談センター]の過去ログです

海龍 【近畿】 2008/05/22(木) 14:22:19
教えてください  両方とも今年の花頃が終わり
新芽が出てる状態です  剪定と言うか
何かしないと いけないのでしょうか?

素人でも来年 綺麗に咲かせたいと思っております。
良かったら ご指導お願い致します。

たちつ 【近畿】 2008/05/22(木) 19:19:10

今まで、ほったらかしでも、綺麗に咲いていたのなら、ホッタラカシでも良い。
ただ言える事は、ほったらかしにすれば、樹形が乱れて(ボサボサに茂る)景観が見苦しくなるし、病害虫の発生など傷み対策も手遅れになりやすい。
採光や風通しも悪くなる。しいては、生育障害も発生する可能性もある。

ツツジもハナカイドウも、春に生えた新芽が夏に充実し、来年の花芽細胞が作られる。従って、夏までに新梢を完成させなければならない。
そのためには、枝切りするのなら、花後直ぐにきることになる。
夏以降の剪定なら、花が咲くだろう位置を避けて剪定することになる。
(慣れないと見分けが付き難い。) そういった意味で、判らなければ、聞くか・調べるかするなり、ほったらかしの方が楽。

と言っても、毎月一回程度は、殺虫消毒しておいたほうが無難。
(葉表だけでなく、葉裏・株元・表土・付近一帯 隈なく。希釈液霧撒布。)

ハナカイドウの剪定は、リンゴの剪定をネット検索参照すると楽かも。
元気良く伸びた徒長枝には、花が咲かない。短枝(枝元付近の短い枝)に花が咲く。・・・・・この春に咲いた花とか実の位置と枝関係を良く見る。
一般的な解説の、冬に剪定するの意味は、開花時期と新芽の生え伸びる時期の関係で、冬に残っている徒長枝の先端には花が咲かずに葉枝になるので、数芽-10芽程度残してきれば、来年の花枝(短枝)になるだろう短枝を沢山早く育てるためです。 花枝の見分け方と花枝の成長過程が理解できれば、いつ斬っても良い。蕾のない時に蕾が付くだろう枝を見分けること。
その他 接木苗なら、接木瘤の下から生えた新芽は、必ず早く斬る。
台木は勢力旺盛で、そのままにしておくと、本来の綺麗に咲く茎幹が枯れる・弱る。軒下貸して、母屋盗られることになる。

ツツジも、落葉性ツツジ(概ね縦長に育つ・枝が長く伸びる)と常緑性ツツジ(概ね円形に育つ・横に広がる)がある。
これも、剪定が遅れると、花が少なくなるばかりか、近々夏にかかるので、枯れやすくなる。 根が浅いので、株元に直射日光が当たりすぎたり、乾燥しすぎると、枯れる。保湿と断熱の為に、株元に、鹿沼土とか腐葉土で、マルチングすることと潅水を忘れないように。
落葉性ツツジは、冬に葉が無いので、寒冷紗で囲い寒風除けすれば尚良い。雪より、季節風と霜柱・降霜対策。特に細い枝(枝枯れ)とか枝先の蕾付近(蕾が凍死する)を保護。
肥料も、無いか・極めて少なくしないと、根が弱いので傷みやすい。

落葉性ツツジも、環境により盛衰があるので一概には言えませんが、
草丈をコンパクトにする以外には、枯れ枝・込み入った枝とか行儀の悪い枝を間引く程度でよい。そのままでも自然に姿は整う。
挿し木繁殖が難しいので、取り木するとか枝を寝かして土に埋めるとかする。従って、予備苗が無いので、弱らせないように勤める。

常緑性ツツジは、花後直ぐに好きなように、ばっさりと刈り込めばよい。直ぐに新芽が生えて、来年の花芽が形成される。
花後直ぐの意味は、花芽細胞の育つ時期・夏までに新芽を充実させると言うことと、葉を旺茂らせて、株元を夏の直射日光から守ると言うことです。 と言っても、葉無しの丸裸では、良くないので、各々の中太枝には、葉付きの小枝の1-2本は残しておかないと、茎枯れするし、花芽をつくるより、葉枝を作るのに専念する。大抵は、茎から新芽が沢山生えるのが普通ですが・・・・
これも花が少なくなる原因ともなる。挿し木は簡単で、良く増える。但し、2色咲き品種の挿し木は、赤系の枝を挿すと、赤花単色の花株になる。混色花とか白花の枝を選ぶ。
枝別に花が変わる。

とにもかく、草花いじりとか、草抜き・虫捕り・芽摘みは、毎日コチョコチョとするに限る。犬の散歩のようなもの。
習うより慣れですねぇ〜。

このようなイメージです。


海龍 2008/05/23(金) 15:35:54
[[解決]]
たちつさん
わかりやすい説明有難うございます。
本間に為になるし これからの植木イジリが楽しく思えます。

さっそく たちつさんの説明を元に植木の元へ行きます。
有難うございました。


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