君子蘭の野生種について

[園芸相談センター]の過去ログです

ミミル 2008/05/20(火) 18:30:09
野生種(今、出回っている君子蘭のもとになった物)の名前を解ったら教えてください。

ミミル 【東海】 2008/05/21(水) 14:45:19
君子蘭の野生種と言うのは紫君子蘭(アガパンサス)何でしょうか?

katsu 【東北】 2008/05/21(水) 15:08:33
それはちがいます。
アガパンサスはユリ科の植物、クンシランは彼岸花科の植物です。
クンシランの学名はクリビアなんとかとかいう名前だったと思います。
日本にはクンシランの野生種はないと思いますから野生種の名前は日本語にはないはずです。学名が名前になるとおもいます。学名をしらべて、その学名で植物の辞典とかをさがせば、どこに生えてる、とかいてあるものですよ。

ぽー 【関東】 2008/05/21(水) 16:00:13
クンシランはまったく詳しくないんですが・・・
ためしに「クンシラン 原種」のキーワードで検索したら、こんなサイトがヒットしました。
http://www8.plala.or.jp/clivia/gen.htm
http://saibai.clivia.jp/?month=200711
ご参考まで。

Aquiya 【関東】 [URL:http://aquiya.skr.jp/] 2008/05/21(水) 16:01:47
現在クンシランと呼ばれているのは、普通は南アフリカ原産のClivia miniata(クリヴィア・ミニアタ、クリビア・ミニアータ)とその園芸品種ですね。
かつては同属の別種のClivia nobilisがクンシランと呼ばれていました。
そして、現在クンシランとして通用している植物はウケザキクンシランと呼ばれていたそうです。
しかし、Clivia miniataのことをクンシランと呼んでも間違いではないでしょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A9%E3%83%B3

従って野生種の名前はウケザキクンシラン、クンシラン(上記のような事情がありますが)、クリヴィア・ミニアタ、クリビア・ミニアータ、Clivia miniataということになるでしょう。

たちつ 【近畿】 2008/05/21(水) 23:11:24

紫君子蘭(アガパンサス)も受咲君子蘭(クンシラ
ン)も、確かに良く似ている。自生地も同じ南アフリカということでもあり・・・
私の推測として、クンシランには、色素の関係で、紫や青花がないので、 希望的呼称 として、アガパンサスを紫君子蘭と名付けたのでし
ょう。そういえば、ヒガンバナ科には、青花がみあたらないですねぇ〜。将来は、アガパンサスとの遺伝子組み換えになるかもしれませんね
ぇ〜。其の中から突然変異の蝙蝠種が出現すれば、分類もややこしくなりそう。外見分類→生態分類→DNA分類→(・・?

さて、原種系としては、垂咲系(ぽーさん紹介のサイトを参照)のノビリス種と受咲系のミニアータ種があり、ミニアータ種には更に、自然変
種(群生固体数が少ない為)として、黄花系オーレアと斑入り葉種ストリアタが付随する。又、自然交配雑種として、キルタンシフロラ(ノビリス系が強く残り垂咲きの赤花系の非濃緑葉)
がある。
その他、ガルデニー種・カウレセンス種・キューエンス種が紹介されています。

そこで、垂咲きは、花の価値として余り好まれないので、品種改良も熱心ではなく、一部のマニアック系として・・・・。
ところが、明治20年前後には、枝垂れ咲きノビリス種しかなかったので、(最初に導入されたのと、葉と根が蘭に似ている。君子のごとく葉の並びが整然としている。 当初は、花の観賞用というより、葉を観賞していたものと思う。蘭と万年青の中間的な存在なのかも。)クンシランと命名され、その後に入ってきた受咲種は、植木屋が間違って (・・? 当然の成り行き (・・? クンシランと呼称し販売した。こちらのほうが人気があり、一般化してしまった。それ以来、今日まで、一部の仲間内では、呼称紛争がある。この名残りで、一部の解説には、脚注に同属に・近縁種に、別種があると注意書きされている。
その他、大花君子蘭と采咲君子蘭・原種君子蘭・野生種君子蘭とか人それぞれの表現がある。

このような感じのようです。


ミミル 2008/05/22(木) 21:26:56
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