ロサ・ダマスケナの剪定、植え替えについて
仁
2008/05/08(木) 18:37:14
初めまして、どうぞよろしくお願いいたします。
2005年7月に新苗でロサ・ダマスケナを購入し、7号鉢で育てました。
半年ほどで2m近く伸びたので2006年2月に9号鉢に植え替えしました。
剪定の仕方がよく分からなかったため、剪定は全くしないまま、2007年2月に直径40cm、深さ約40cm程度の大きな鉢に植え替えをしました。
この時に、鉢の真ん中ではなく、少し中心から外れたところに植え付けてしまいました。
植え替えの土は赤玉中目と腐葉土を6:4か7:3ぐらいに配合して使いました。
今年の2月には、表面の土を2〜3センチ程度入れ替えただけにしました(過去の植え替え時にコガネ幼虫が出てこなかったので、いないだろうと思ってしまい、表土の入れ替えだけにしてしまいました)
3月以降、順調に葉も展開し、蕾もついて安心していたのですが、4月も半ばを過ぎたぐらいから、どうも木に元気がないように思えました。
鉢の側面を見てみると、半分は湿ってコケが生えている状態でした(鉢の中心からの距離が長い方の側面が湿っている)。
5月に入り、思いついて鉢側面の土を少しだけ掻いてみると、コガネの幼虫が大小取り混ぜて5匹出てきました。
慌ててオルトラン(顆粒)を撒いたところ、3日間に渡りコガネの幼虫が合計で14匹這い出てきました(もちろん、幼虫は即取り除きました)
しかしながら、元気があまりないことには変わりなく、蕾も次々と落ちてくるようになりました。
ただ、水を撒いてもすぐに中に染み込み、暫くすれば(鉢が大きいので)下から水が流れ出てきます。
質問は
1.この時期に土を全て変え、鉢の中心に植え替えることは、止めておいた方がいいでしょうか。
2.まだ、鉢の中にコガネ幼虫が残っているように思えるのですが、ダイアシノンなどの薬を撒けば対処できますでしょうか。
3.ロサ・ダマスケナの剪定は7月頃と聞きますが、木が弱っている状態で剪定を7月頃まで待つ方がいいのでしょうか。
4.来年の花は諦めるつもりで、1m程度の高さまで剪定をしてみようかと思うのですが(ブルガリアでは花後に1m程度の高さまで剪定すると聞きましたので)、このような剪定を行っても問題ないものでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
ぶるこ
【甲信越】
2008/05/09(金) 14:25:10
仁さん、こんにちは。
コガネが居たとのことなので
一応そぉ〜っと根鉢を抜いてみての確認をした方が良いかもしれません。
または思い切って崩して小さくし植え替えるのもテですが
(根鉢を見てみて根の状態によっては植え替えした方が良いです)
コチラの場合は適期ではないので枝もかなり切り落とさなくてはいけないし、今年の開花は諦めないといけません。
少し気になるのが
毎年鉢増しされているようですが
バラを鉢で育てる場合、大きくても9号当たりまでが限度かと思いますが……。
バラファン
【関東】
2008/05/09(金) 15:50:38
難しいですね。
今元気がないのは、コガネムシが残っていて根を食べている可能性
があります。あるいは、すでに相当食べられてしまっていて、根が
ほとんど機能していないとか・・・。そのために、根腐れが生じて
いる可能性もあります。
今の時期に植え替えることは、枯れを覚悟しなくてはできません。
7月の梅雨まで待てば、植え替えも多少は楽ですが、それまでに
根がどんどん食べられてしまうかもしれません。
私はこのバラを育てたことはないのですが、インターネットで探し
たら、すごく美しいバラでした。すぐ手に入るのでしょうか? 手
に入りやすい種類であれば、枯れを覚悟で植え替えると思います。
そうでなければ、殺虫剤で様子を見たいところです。
コガネムシ用の殺虫剤(卵、幼虫用と成虫用があります)は、基本的
には予防用と考えています。発生してから、完全に退治できるのか
どうか知りません。
すでに根が相当やられてしまっているとすれば、相当積極的にやら
ないと枯れてしまうと思います。
大きい鉢は、土替えが大変ですよね。私のところも13号でバラを
育てているのですが、土替えは本当に大変です。でも、バラが大き
く育つのでやめられません。話がずれてしまいますが、NHK栽培
ブックスには、大型鉢用の部分替えの方法が記載されています。
のぎ
【関東】
2008/05/09(金) 16:12:57
土の中に空気の層がない状態にすれば、コガネムシは浮いてきます。
根鉢ごとすっぽり水につけられる所(大きなたらいとかドラム管とか…)
で半日ほど水につけると浮いてきます。
が、14匹も現時点で見つかったのであれば、根はほとんどないかもしれません。
抜いてみたらスポッと抜けるかもしれません。
赤玉土単体で、できれば鉢を小さくし(根を切らなければ小さい鉢に
はいらなければ、ムリに小さくする必要はありません)、地上部も
バッサリ1メートルくらいに切り詰めたほうがよいでしょうね。
日陰に運んでしばらく養生させます。
ダイアノジンはバラに適用がありません。コガネムシでバラに適用
出来る薬剤は私は知りません。オルトランをアブラムシ・ヨトウムシ
除けで撒いている鉢には入りませんでした。
>湿ってコケが生えている状態でした
コガネムシが入ると、たちどころに土が湿った状態になり、コケなど
もつきやすいです。また、コガネムシは気温が低くなると、鉢の底のほうへ
移動するため、冬の土表面では見つけにくいです。
のぎ
【関東】
2008/05/09(金) 16:14:30
すいません、ダイアジノンの間違いでした。
↓商品説明
http://www.sc-engei.co.jp/guide/syo00382.html
仁
【四国】
2008/05/09(金) 20:15:18
みなさま
有り難うございます。
コガネ幼虫退治の一番手っ取り早くて確実なのは、鉢を水に漬け込むことのようですね。
ただ、あの鉢を持ち上げて水を張ったドラム缶に漬け込み、半日経ってから引き上げるというのは、残念ながら人の力では難しそうです。
我が家にはそこまでの人手もありませんし、、
となると、ここから先の花は諦めて、短く剪定して土を入れ替えて様子を見る、という方法のようですが、これもこの時期だとリスクがありますね。。
究極の選択のような気がしてきました。。。。
少し、考えて何らかの対処をしたいと思います。
>バラを鉢で育てる場合、大きくても9号当たりまでが限度かと
そうなのですか?
今回のロサは丈が長くなり、剪定がちゃんと出来ていないため9号程度の鉢ではバランスが悪く、風に煽られて他の薔薇の上に倒れ込み枝を折ったことがあるのです。
そのため、ちょっと大きすぎるなと思いながらも、安定感のある大きめの鉢に植えてしまいました。。
>インターネットで探したら、すごく美しいバラでした。すぐ手に入るのでしょうか
はい、クリア・ピンクの花と濃いダマスク香がとても素晴らしい薔薇です。
購入したナーサリーに問い合わせれば、同じ薔薇を入手できるとは思いますが、せっかくここまで育ってくれたので、何とかこの事態を乗り切って欲しいと思っています。
>ダイアノジンはバラに適用がありません。
HCで見てきましたが、確かに仰るとおりでした。
なかなか薬を選んで使うのも難しいですね。
オルトランにしてもミツバチ注意となっていて、庭にミツバチが来るので本当は使いたくなかったのです。。。
>コガネムシが入ると、たちどころに土が湿った状態になり、コケなど
もつきやすいです。
まさにロサの鉢の状態です。
ただ、不思議なのが鉢にはコケがついて湿った感じの部分と、乾燥している部分が存在するのです。
中心から外れたところに植え付けたためか、植え付け位置から内壁までが遠い場所が、コケが付いて湿っているようなのです。
やはり、剪定して土を入れ替える方向で考えた方がよさそうな気がして参りました。
バラファン
2008/05/10(土) 11:53:23
ひとつだけやってみてください。
茎をゆすってみてください。ぐらぐらするようだと相当まずいです。
植え替えなしで、1年以上経過したバラの茎が理由もなしに、
ゆるくなっていることは滅多にありません。
場合によっては、そのまますっぽり抜けてしまうかも。これは
最悪です。植え替えどころの話じゃないような気がします。
仁
【四国】
2008/05/10(土) 12:56:19
バラファンさま
有り難うございます。
それが、U字支柱を2本、十文字に組み合わせたものに、枝をぐるぐる巻き付けているものですから、揺すっても根がぐらぐらするかどうか、よく分かりませんでした。
根元を触った感じでは、ぐらぐらという感じはないように感じました。
それで、鉢の内壁に沿って、幅3センチほど、深さ15センチ〜20センチ程度掘ってみました。
掘った場所からはコガネ幼虫は全く出てこず、根も細根がよく伸びていて、食い荒らされているといった印象は受けませんでした。
2007年に植え替えをした際、かなり固く土を突き込んでしまったので部分的に粘土状になっている箇所も見受けられ、それが原因で下に向かって根が充分に伸びられず、元気がないのだろうかと、感じたりもしています。
ただ、全体を掘り下げて確認したわけではありませんから、コガネ幼虫が本当にいないのかどうか、土が硬すぎることが原因なのかは現段階では残念ながらはっきりしませんでした。
とりあえずは、近いうちに剪定をして木を少し休ませてやることにします。
あと、今までは板状の花崗岩(?)の上に鉢を置いていましたので、少しでも水はけと風通しがよくなればと、鉢の下に薄手の煉瓦を3枚、隙間を開けてしいてみました。
これで、何か変化が出てくれればよいのですが。。
仁
2008/05/14(水) 11:30:54
その後のご報告です。
今日、思い切って鉢から抜いてみました(丁度、人手がありましたので)。
幾分、手荒い抜き方になりましたが。。
結果、あまり根が下へ伸びてきていませんでした。
2007年2月に植え替えをした際、土を固く付き入れすぎていたようで、根が充分に伸びることが出来ず、また水はけも悪かったようで、一部根腐れもしていたようです。
一目見て、ああこれでは元気があまりないのも当然だという感じでした。
コガネに関しては5匹出てきました。
抜いた苗は現在ゴミバケツに水を張ってつけてありますので、もしかしたらまだ出てくるかもしれません。
半日ほどこのままにして、夕方ぐらいに少し小さめの鉢に植え付けしてやろうと思います。
また、何か注意すべき点などありましたらお教え下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。
のぎ
【関東】
2008/05/14(水) 12:19:47
抜いてみて、根と地上部のバランスを見て、あまりにも根が少ない
と感じた場合。
理想の状態を
根:枝葉=5:5とみるなら、
根:枝葉=1:5の場合、根が地上部を養いきれないので、もう少し
低めに剪定するかな。あと、風で揺れないように支柱を立てるなど。
総勢20匹ものコガネムシが入っていたので、復活するかどうかは、
神のみぞ知る…ですね。
うちのサクランボもコガネムシに食べられていましたが、ゴツゴツした
黒い根が10本くらいしか残っていなかった状態から、今では葉を普通に
出して育ってきました。自ら数本の枝を枯らして、生きようとしている
ようです。
あと、メネデールという活力剤がありますが、以前、挿し木の実験
をして、与えたものは与えていないものに比べ、根が良く伸びていた
ので、規定希釈で与えてみるのも効果があると思いますよ。
仁
【四国】
2008/05/14(水) 18:42:09
のぎさん
ありがとうございます。
結局、コガネ幼虫は合計で24匹でした。
鉢サイズからすると、もっとうじゃうじゃいる様子を想像していましたので、それよりはずっと少なくてよかったです。
そんな状態だったら卒倒していたかもしれません(笑)
根は、白根が思っていたよりも出ていました。
前回の植え替えの時、太めの根がぐるぐる巻いていて崩すことができず、仕方なくかなり団子の状態で植え付けたことを思い出しました。
今回も、それを崩そうとすれば白い根をかなり切ってしまうことになるので、少し崩しただけにしました。
それから、全体の半分ぐらいの高さまで剪定して、別の鉢に植え替えしました。
ていうか、こういう植え替えの時は赤玉単体に植えるんでしたね!
うっかりしていて、赤玉、腐葉土、パーライト、ピートモス、オルトランDXを1gを混ぜたものに植え付けてしまいました。。。
しまった。。
ま、何とかなりますかね。
後はロサ・ダマスケナの力に任せて、見守っていくことにします。
それから、質問なのですが、植え替え後の鉢は全く日が当たらない場所に置くべきなのでしょうか?
そういう場所がないため、午前中に3〜4時間程度だけ日が当たる場所に置いているのですが、問題ありますでしょうか。
のぎ
【関東】
2008/05/15(木) 11:34:56
お住まいが四国ですよね…。午前中でも気温が上がるような場所は
不適切だと思いますが、そこしか場所がないというのならしょうがない
でしょうね。
鉢が大きかったのが幸いしてか、コガネムシの食べる根もたくさんあって
かなりの根が残っていたようでよかったですね。うまく復活するのでは
と思います。せめて、不織物などで、遮光する工夫をしてあげてください…。
枝から水分が蒸発し、根は傷んでいるので、脱水症状を起こしますよ。
ばらファン
2008/05/15(木) 12:13:53
これから日あたりが強くなってきますので、根がない状態では
耐えられません。
室内で育てるのが良いと思います。私は8月にコガネのために
植え替えた時はそうしました。今は、元気です。でも、翌年は
育ちが今ひとつでした。前年の夏以降に植え替えると、翌年の
育ちに影響してしまうみたいです。
のぎ
【関東】
2008/05/15(木) 13:39:02
>ばらファンさん
これからの時期、なぜ室内管理をオススメするのか疑問ですが…。
これから梅雨に入っていきますので、腐敗する速度は加速しますよ。
関東より、四国の方が梅雨入りは早いと思います。
室内の風通しが悪い、空気が動かない場所で、こんな大きな鉢を
管理するとなると、土が乾かなくなり、カビが生え、根ぐされすると
考えられますが?
強風は、こういった弱った株には大敵ですが、外の空気が流れる場所
というのは、植物にとって(バラにとって)大事な要素だと思います。
また、根の様子は上記にて仁さんが答えられていますので、根がない
状態ではない、と分かります。
仁
【四国】
2008/05/15(木) 14:54:27
のぎさん
有り難うございます。
日が当たりすぎると、枝から水分が蒸発してしまうのですね。
日の当たる時間帯だけでも遮光できるよう、何か対策を考えてみます。
また、薔薇にはある程度の風の流れが必要なのですね。
ロサではなく、他の薔薇がちょっと込み合った状態で鉢を置いてあるので、何か考えないといけないなと思ったのです。。
ばらファンさん
有り難うございます。
今回のロサは、枝には非常に鋭い棘が多いこと、植え替えした後の鉢サイズもそれなりの大きさがあることから、室内に置く方がいいとしても、残念ながら置き場所がないため難しいです。。。
もう少しサイズの小さい薔薇でしたら、こういう方法を取れば身近で状態観察もできますから、とてもいいかもしれませんね。
また質問なのですが、水やりについては、毎日でなくてもいいのでしょうか?
今ぐらいの時期であれば2〜3日に1度で大丈夫でしょうか?
夏場はやはり毎日必要でしょうか?
実際に株の様子と相談しながらの水やりになるとは思っておりますが。。
あと、肥料はどう考えればよろしいでしょうか?
のぎさんが書いてくださったネメデールも、どういったタイミングで与えればよいのでしょうか?
重ねての質問、申し訳ございません。
どうぞよろしくお願いいたします。
のぎ
【関東】
2008/05/15(木) 17:04:20
>水やりについては、毎日でなくてもいいのでしょうか?
植え替えた後の水のやり方ですが、私はどの植物も同じようにしていま
して、植替え直後にたくさん水を与えた後、数日は乾きにくい状態
が続くと思いますので、まずは水が一通り引くのを待ちます。
イメージとしては、最初にやった水が、上のほうから乾燥していく
につれて、根が下へと求めていくようなイメージ。あくまでも、
イメージです(笑)。こうすると、根が落ち着いてきます。
特に、今回の場合、コガネムシを退治するために半日水につけたので、
木は充分、水を吸っています。表面がしっかり乾いたなと思ったら
水遣りします。鉢が大きいので、天気にもよりますが後数日は
かかると思います。でも、カラカラにならないように注意してくださいね。
(この辺が難しいところですが、様子を見てがんばってください)
その後の水遣りは、通常通り表面が数センチ乾いたら水遣り。手で
触ったり、少し掘ったり、慣れないうちはなるべく土に触って
判断してあげてください。
鉢の大きさ、土のブレンド、日当たりによって水遣りの量は変わります
ので、何日に1回というアドバイスは出来ません。
根を痛めている場合の注意は、濡れているのにあげないことですね。
あとは、数年育てているので、水遣りの方法は分かると思います。
肥料はしばらくあげないで下さい。
秋以降、枝が伸びてきて必要を感じたらあげればよいかと思いますが、
今シーズンは必要ないという気がします。できれば、面倒かもしれませ
んが、今年の冬(四国の落葉時期)に、再度根を確認するのが良いかも。
根が充分に伸びていたら、来年の3月からは通常の肥料をあげていきます。
メネデールは、植え付けすぐに与えることが出来ます。
水遣りをするタイミングの日に規定倍率(裏面に書いてあります)で
水遣りの代わりに行います。1週間に1度程度、私はあげていました。
(鉢が大きく、乾きにくいので2週間に1度くらいでいいかも)
>また、薔薇にはある程度の風の流れが必要なのですね。
本当は、風自体も木の水分を奪って行きますので、風除けなどの対策も
必要なのですが、室内よりも、外の空気、ですね…。
我が家には、植替え直後の鉢を置くスペースがあり、そこは、
屋根つきの屋外でくの字型に壁もあります。ここだと、強い風は吹き込まない
けれど、外の空気に触れることで、根痛みも起こらず、その後順調に
巣立っていきます。もし、今の場所が風も吹きつけるような場所なら、
例えば他の鉢物でガードするとか、ビニールで覆いをつくるなども
必要になるかもしれませんね。
仁
2008/05/16(金) 12:24:25
[[解決]]
のぎさん
色々と細かく教えて下さって、本当に有り難うございます。
最終的には自分で株の様子を見ながらの判断になりますが、こうやって教えていただけると、自分でイメージも掴みやすいですし、本当に助かりました。
水やりは土の様子と相談していきます。
あとは日当たりと風よけですね。
日当たりはどうにかなるとして、強風をどう防ぐか。
試行錯誤してみたいと思います。
来年春には「こんなに元気になりました」とご報告できるよう、手当していきます。
質問にお答え下さった方々、本当に有り難うございました。
園芸相談掲示板@園芸相談センター