80Bの苗で垣根(トウヒ)

[園芸相談センター]の過去ログです

ドイツトウヒが出回るも? 2007/11/11(日) 08:23:04
田舎に使ってない土地があります。(広い)
将来を考えて、数本垣根として植えてみようかと思っています。
問題は、風避けになりますか。今買い、現地に植えても良いのか。
それとも管理出来ないので今鉢植えにして暖かくなったら田舎へ行き、トウヒを直に植えた方が・・。


現地は遠くてあまり管理出来ないのと、今の時期に苗が出回るので。

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cactus 2007/11/11(日) 10:11:00
ドイツトウヒは常緑高木で、自生地では50m程度の高さになります。
明治時代頃から日本に入って来て、寒い地域で防雪林として植えられま
した。性質は強健ですが、弱点として夏の暑さと蒸れと大気汚染、それ
と風には弱い性質があります。冷涼な気候を好む樹木ですから、住んで
いる地域によって生長の仕方が違います。

植栽の用途が垣根のようですが、クリスマスツリーの代用樹として用い
られるほどの樹木で、寒い地域では防雪林として植えられているので、
垣根として植えられるのが適しているかは微妙です。
また移植後は活着するまで水遣りなどの作業が必要で、現地が遠い事が
理由で管理が出来なければ移植して生きるかどうかは半信半疑です。
どんな植物でも植えたら勝手に生きるって事は無いので、何らかの面倒
は見てやる必要があります。

ドイツトウヒが出回るも? 2007/11/11(日) 10:42:48
早速ありがとうございます。

田舎なので大気汚染はなく、夏の気候も涼しいです。
しかし冬は北風が強いので、トウヒの垣根は駄目でしょうか。
トウヒの垣根は一応ある様ですが。

今売っているのは根が切られているので、根が張るまでと思いますが。
そして梅雨あたりなら・・・と思っています。

cat 2007/11/11(日) 19:53:55
今出回っているのはクリスマスツリー用で、クリスマスまで持てば良いというレベルのものが多いです。碌に根が無いのをポットに入れて、一見ポット苗風に見せかけているだけというのが多い。そうではない、きちんと根が有る物を見分けて購入する必要があります。
最低2,3年は鉢で手近において充分な管理をし、鉢の中に根がしっかり張って、すぽっと引き抜いて根鉢が崩れないようになってから、現地に定植したほうがよいでしょう。
cactusさんも指摘されていますが、原生地では冬期には枝葉が雪に覆われて、乾いた風があたるなどという環境ではないので、本州の太平洋側では、特に幼苗のうちは冬の乾燥した季節風に晒されると弱る事があります。

ひろし@小南部 2007/11/12(月) 11:46:46
ドイツトウヒは岩手県では小岩井農場が育苗したものがクリスマス用にウラジロモミとともにかなりたくさん出回っています。根が割りにしっかりしたものを出荷しているようで、私の経験ではウラジロモミ、ドイツトウヒともその後鉢から地植えしましたが無難に活着しています。また岩手県北部では鉄道防雪林(これはかなり昔のもので老化が始まってますが)のほかにも植栽は非常に多く生育は次の例を除いて悪くありません。
岩手県北部の折爪岳という風の通り道に屏風のように立っている850mほどの山があるのですが、風当りの強い山の西側山頂付近にはこのウラジロモミとドイツトウヒの造林があります。ウラジロモミは無難に育っていますが、ドイツトウヒは5mを越すあたりから先端が枯れています。
普通の風の通る平地ではドイツトウヒは無難に育っていますから、風あたりのほかに酸性の霧(雲)にやられたのではないかと観察しています。ドイツトウヒの本場シュバルツバルトでも酸性雨の被害はかなり深刻らしいですね。

田舎が北国ならイチイをお勧めします。イチイは成長は遅いですが、岩手県北部青森県東南部ではイチイの高垣が沢山あります。防風機能は非常に高いですし見た目もなかなか良いものですよ。

ドイツトウヒが出回るも? 2007/11/14(水) 20:01:47
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いろいろ教えて頂きましてありがとうございます。
関東ではあまりイチイは出回ってないので、今出回っているトウヒに致します。

確かにイチイも良いのですが数がすくないです。
以降の予定としては、暖かくなるまで鉢で育ててからにします。


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