クンシランの葉焼け

[園芸相談センター]の過去ログです

かっぱちゃん 【関東】 2007/10/27(土) 12:01:57
20cmくらいの黄花の子株を7.8年くらい窓際の室内だけで育てたクンシラン葉長(4・50cm)ですが、春から夏は戸外に出さないと花芽が育たないと聞き、9月頃から日陰に出しておいたら気が付いたときには5・6枚の葉が日焼けを起こし、無残な姿になってしまいました。なんとか復活させてやりたいと思います。この後どう手入れ・世話をしたらよいのでしょうか。

たちつ 【近畿】 2007/10/28(日) 14:20:44

>春から夏は戸外に出さないと花芽が育たない
冬の寒さ(10度2ケ月)に有る程度晒さないと、花茎が伸びない。株元で、花茎が短くひっそりと咲いてしまう。(寒晒し温度17度以上管理・通常室内管理によく見られる)
花が咲くためには、蕾の素ができてから2年かかる。ということは、、同時期に、2年分の花茎が、育つ時期もある。
来年(H20)の晩冬初春に咲く花は、去年(H18)年から成長しています。
花の咲く条件は、蕾の下地細胞ができる(花芽形成)条件は、葉の枚数による。概ね花芽形成時期は、7月前後です。その時までに育った葉の数は、6枚前後に一花茎。それ以上に多ければ2-3花茎。
花は、花茎の頂上に、纏まってさく、花茎に縦に一列に咲かせるには、
花茎の成長点に少し、傷を付ければ、縦に咲く。・・・個性派向き。

クンシランは、アマリリスの仲間ですが、蘭の性質もある。
(アマリリスも、前年に育った、葉の数により、翌年に花が咲く。)
葉元に、水を貯めると腐りやすい。葉元付けねは常に乾かす。
土の保湿具合や、日当たりによる、善悪は、栽培環境や栽培者の個性により、あながち、過湿が悪いとか、日に当てすぎが悪いとかはいえない。カラカラに乾燥させても、湿り勝ちに育てても、日陰・薄暗いでも、日当たりガンガンでも、育つものは育っている。(土の排水・通気は、よくないと根が腐る。病気になる)
概ね、根が鉢に表土に飛び出すようになるほうが無難。・・表土を湿らして、鉢底を乾かす。
風通しのよい、明るい日陰が無難。・・・日焼けによる葉が枯れない。
乾かし気味に育てるほうが無難。・・・病気が少ない。

さて、主訴の日焼けによる、葉の褐色枯れは、(葉先や葉の縁とか葉の真ん中に円形状に、枯れる) 気にならなければ、ほっておけばよい。
汚くても、葉は、半永久的に残すことが無難です。
葉がズルケルとか、株元が軟腐する、株がこける・倒れる・引き抜けるは、腐敗病ですから、ただちに、引き抜いて、水洗いして、消毒し植え替える。根が無くても再生することも多い。

クンシランの欠陥は、葉が大きくなって、場所をとる。花を咲かせたり、種をとろうとすると、葉が四方八方に広がり、葉が乱れる。葉は、上から見て、直線状に、揃える事が望ましい。カカシとかヤジロベイのように、添木で、形を整えるのも、一つの方法です。

(アマリリスの花芽は、球根の中に作る。地下部にできる。クンシランの花芽は、地上部にできる。茎にできる。葉と葉の間。葉と葉の間隔が短か過ぎるので、見かけ上は、葉の付けねから花茎が生えてくるように錯覚する。)

このようなものでしょうか。


たちつ 【近畿】 2007/10/28(日) 14:27:38

追加。
葉が枯れるときは、(葉の自然剥離は) 葉の元に根が生えるときにしか枯れない。
と極端に理解すればよい。
葉をとればそこには、大きな根がすでに生えている。
葉の寿命は、半永久的と思い込むこと。それほど大切なもの。
葉が育たなければ、葉が弱れば、今年には(来年の春)咲いても、2年後、3年後には、花がない。 ということになる。


かっぱちゃん 2007/10/28(日) 21:19:02
たちつさんありがとうございます。
クンシランのこと知らずにあわてて処置したのが良くなかったですね。
室内で育ててもしっかりした形の良いクンシランでしたのに。日焼けはやっぱり葉の真ん中にできていました。みっともないかわいそうな姿なので切ろうかと思っていましたが葉は大事なんですね。それにしても半永久的とは・・・この姿も半永久的?! とんでもないことをしてしまったもんだ。
花芽も大事だけどクンシランがすくすく育つようにがんばって手当てします。
今年はまだ外の寒気にさらしておいたほうが良い・・10度に2ヶ月とは11月いっぱいは外に出しておくのでしょうね。


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