パンジー・ビオラを育ててみて

[園芸相談センター]の過去ログです

パン爺 【東海】 2007/10/24(水) 08:17:18
園芸1年生です。
8月に、パンジー・ビオラの播種に初挑戦。昨日ビオラが20株ほど開花しました。他の株も次々蕾が出来てきています。感激です!
さて、解決出来なかった疑問がいくつか残ってしまいました。
来年のために諸先輩方に御教授願えれば幸いです。。
・ピートバンは、使用後ほぐしてピートモスとして再利用可?

・幼苗が溶けるように枯れて無くなるのが立ち枯れ病?突然ぐったりして枯れるのが立ち枯れ病?

・72穴プラグトレーとサカタの培養土を使用。一度水をやると、一週間弱乾かない。こんなものでしょうか?(西日・風通し良好)

・3号にポットあげ。サカタの培養土とピートモスと腐葉土の混合用土(2:1:1)。
知識不足で酸度未調整のピートモスを使ってしまいました。
フカフカだが、またしても、土の乾きが遅い。
ポットが大き過ぎ?用土のレシピが悪い?

・子葉が黄変して枯れる。過湿?切り除いても問題無い?

・ポットの土の表面が緑に光る。カビ?苔?無問題?

・本葉の先端や縁が枯れるのは、何が原因?
また葉の裏面に向かって縦に丸まってしまうのはなぜ?(説明ヘタで申し訳ありません)

・商店街の歩道脇の花壇(西日・道路に面している。ベンチ兼用)。
腐葉土を足してフカフカで排水もよくなったが、これまた5、6日は中が乾かない。川砂かパーライトでも入れるべき?

・粒状苦土石灰。袋の説明に追肥としても株元に使用可とあるが、悪影響は?
普通は鋤き込んてから時間を置きますよね?

・開花しても、根が回るまで定植しないほうが良い?

・3月以降は肥料はやらない?それとも開花中は肥料を切らさない?

以上、2ヶ月の疑問の総まとめとなってしまいました。
愚問ばかりかと思いますか、よろしくお願いいたします。

ぶるこ 【甲信越】 2007/10/24(水) 14:40:42
パン爺さん、こんにちは。
まず、ピートバンの使用後についてはあまり参考にならないと思いますが私は庭や畑に埋めてしまいます。
使うのであれば消毒をした方が本来なら良いと思うのですけどね。

病気については、褐色に変色して枯れていくのが立枯病で
青いまま枯れていくのが青枯病。
幼苗が地際から黒くなって枯れるのは苗立枯病
溶けるようにして枯れるのは軟弱病です。
パンジーとビオラはが枯れる原因はたいてい立枯病になります。

土に関しては、私も今回初高いブランド土をポット上げに使用したのですが
仰るように本っ当に乾きが悪いですね。
なので雨の当らない場所で管理していくしかないと思いました。
ま、水遣りの手間が省けるのでラッキーということにして。
乾きをよくしようとパーライトを混ぜてもみましたが大して変わりませんでしたし。
もし配合するのであればパーライトの大粒のものか砂の方が良かったかな、とは思いますが。

子葉が枯れるのは、花が咲くくらいの大きさであれば問題ないと思います。
定植作業をする際にでも取り去るのが良いかと。
ただ、過湿になっている可能性もあるのでそれは用土を見てみて下さい。
ポットの表面のものは苔?なのかナゾですがこちらも問題ないと思ってます。

本葉の先端が枯れるのは高温と過湿が関係しているのではないでしょうか。
夏にはよく見られましたが、涼しくなったらそのような葉はなくなりましたし。

花壇については、スコップで作業していて土が付かなければ問題は無いのですが…。
気になるようであればパーライトや砂を入れたほうがいいかもしれません。
また、畝を作るのも効果的ですよ。

粒状苦土石灰は追肥用にコーティングされているものかと思いますので
それは悪影響はないと思います。(石灰を好む植物があるので)

定植についてはポットに仮植えした場合はある程度根が回るまでしない方がいいでしょう。
でなきゃ、ポットに植えた意味がないようにも思いますし。

最後に肥料に関しては、開花中は肥料を切らさないようにします。
月に1回置き肥をするくらいでも充分ですが。
こんなものでしょうか。
分かりにくくてすみません…。

たちつ 【近畿】 2007/10/29(月) 09:03:30

ビオラ・パンジーの植え替えの注意点。

この質問は、大抵正月明けとか、春先の気温が上がりかけたときに、毎年あります。 いわゆる突然死。

幼苗はかなり強い。
本葉が生えていれば、3mm前後でも容易に、植え変えができるし、霜柱で根が地表に浮いても、霜が解けて、根が真っ白になってむき出しになっても、生きている。もっとも、指先で土の中に埋め込むことが大切。・・・私の毎年の行事・日課。
根が切れて、ほとんど無くても再生する。枯れることは少ない・・・牛蒡抜き移植するので、根が切れる。 横着な私の仕方。

植え替えで、枯れやすい時期。・・・晩春の株が縦に育つとき以降の植え替え、スミレとしては、終盤戦の時期。みすぼらしく種(閉鎖花)ができる時期。

よくある植え替えの誤解。
ポット苗を、スポンと引き抜いて、ポンと置いて、植え込むことはダメ。・・・大抵の説明書きには、根土ろを崩さないように書いてある。
ポットの底・白い根が沢山生えているところを、半割りとか四つ割にブチブチ・ビヤーっと裂いて、広げるように植えつけたほうが、無難。
根が根土から飛び出して、成長しない。これがよくない。(ルーピング障害) ポット土と新しい土(庭土とか鉢土)の乾湿に極端な差が出る。
ポット土は、潅水すればジュクジュクで、根が水虫になる。一度乾けば撥水して、なかなか吸水せずに、すぐに排水されて、根に水分が無い。
茎葉が成長すると、根元ろを覆いかぶさって、根に潅水されない。
関係が無い場所(根の無い部分)を濡らしただけの、水遊びとなる。
根がら吸収されないが、株が成長し続けており、葉も生い茂り、蒸発だけは、一人毎にする。ビオラ・パンジーは、かなり丈夫なので、傷んだ時には、かなりのダメージを受けているので、そのまま枯れたり、アブラムシが大発生して、(特にベランダ栽培)枯れ込みを加速する。
根が成長すれば、勢力旺盛なら、株元がしっかりして、株も大きくなる。横にこんもりと広がる。条件さえ合えば、一株で40cm程度になる。
花も沢山咲く。黄花なら、菜種畑状に、まぶしく明るくなる。
ビオラ・パンジーにしても、ノースポールにしても、マラコイデス桜草にしても、初春までは、縦に育てないように、横に広げるように育てることが、豪華になる。縦に育てると、貧相になる。
そのためには、根を放射状にそだて、寒さに十分に晒し、徒長させないこと。開花を急ぐと、春先には貧相になる。・・・・・私の持論。


腐葉土と土との配合など。
腐葉土は、湿りやすく乾燥も速い。一度カラカラに乾燥させると撥水して、芯までなかなか湿らない。
(生木と枯れ木や生草と枯れ草の乾燥の速度の違い。生木はなかなか乾かない。乾燥していると思って、燃やしても、煙が多く炎が立たない。生草も同じ。) 腐葉土が細かければ、ジュクジュクになって、なかなか乾かない。地中の通気も悪い。
これを、改善するために、腐葉土3と団塊粒子土7とか、砂を混ぜる。普通の土の粉土・ホコリ土を少し取り除いたものと混合する。
とか、マルチング材として、乾湿寒暖の緩衝材として用いるとよい。

自然環境下では、
落ち葉が落ちる→ 古い年代物の落ち葉は、微生物や乾湿などで分解されて、細かくなる→ 風や音の振動・雨水・微生物などが表土と混ぜる
→ その境目に(腐葉土と土)初期の根が生えて、徐々に、地下深く根が成長する。この境目に水分や栄養や新鮮な空気が多い。

有機質の無い、硬い土には、限られた植物しか生えないし、新しい落ち葉や腐葉土だけでも、限られた植物しか生えない。少しでも、砂ホコリや汚泥が混ざれば、いろいろな植物が生えてくる。

岩でも、コケが生えれば、岩の風化を促進し(酸化分解むとか、根が僅かな隙間に入り込む。やがて雨水が入り、乾湿凍結して、さらに分解し、其処にホコリがたまって雑草が生える。次第に松等の針葉樹も生える)

途中ですが、この辺で。



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