ECって高いとどうなるの?
かえでちゃん
2007/10/04(木) 16:37:25
用土に書いてあるECですが、高いとどうなるのでしょうか。教えてください。
ばんざいうさぎ
2007/10/04(木) 18:53:21
こちらがくわしいのでどうぞ
http://www10.ocn.ne.jp/~agritop/page012.html
ツッチー
【近畿】
2007/10/06(土) 00:31:45
EC=肥料の量という考え方はどうかと思います。ECとは溶液の電気の通りやすさであり値が大きければ大きいほど電気が通りやすいことを示します。土自体のECという概念はなく、用土に書いてあるECとは水で土成分を溶出させたときの溶液のECということになります。濃い食塩水がよく電気を通すようにECが高い用土とは水中に多くのイオン分が溶け出すということです。肥料は一般にアンモニウムイオン・亜硝酸イオン・硝酸イオン・燐酸イオン・カリウムイオンですので肥料が多いほどECが上がるのは確かですが、土自体から解けるものは肥料分だけではありません。土に食塩などの可溶性のものを混ぜるだけでECはあがりますし、溶けるもの=肥料ではありませんよね。
ではECが高いとどうなるか?
植物も動物も細胞でできています。細胞は細胞膜で包まれており、この膜は半透性という性質を示します。この膜をはさんでECの高い溶液と低い溶液をおくと、水分子だけがECの低いほうから高いほうへ移動します。ECの原因になっている可溶性物質はこの膜を移動できないので二つの溶液のECは等しくなるまで水だけが移動します。一般に植物細胞中の溶液は土壌溶出水より高いECを示すので土壌溶出液から水が植物細胞中に移動し、水が吸収できるわけです。しかし、塩害や肥料のやりすぎでECの強弱が反転した場合はこの作用が逆転します。つまり、植物細胞から土へと水が吸い出されてしまうわけです。これでは植物が枯れてしまいますよね。
つまり、土中のECはつねに植物の細胞液より低く、低すぎると肥料や植物に必要なミネラルもない可能性が高くだめというわけです。あくまでほどほどに
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