バラの葉の異常と対処について

[園芸相談センター]の過去ログです

よし 【甲信越】 2007/09/04(火) 00:36:18
過去ログやそこで紹介されていたサイトを参考にして薬剤散布などしています。けれど素人には判別・判断が難しく、我が家の場合についてアドバイスいただければありがたいです。(全て地植えです)

1.黒点病は多分わかります。アイスバーグとアンブリッジローズが慢性的にひどく、葉をほとんど落とします。いずれもこの庭を造り始めた7年前に購入(輸入苗)、放任してました。なんとかシュートが出てきては主幹が更新されて生きのびているといった感じです。ぼつぼつながら健気に素敵な花を咲かせてくれますので、昨年頃から学習して薬剤散布などしてるのですが・・。
新梢の葉もやがて黒点病らしき斑点が現れますが、葉がなくなってしまうのでカットせず残しています。この2株を元気に育て直す方法がありますでしょうか。

2.昨年辺りから本格的に植え始めたその他のバラは春には虫害がひどかったものの大体元気です。薬剤散布は数種類の市販のスプレー缶。なお、今は触れるとすぐ落ちる葉だけを取り除き、落ちないのはそのままに残しています。
一昨日、病変と思われる葉が目立ってきたので散布しました。

今日の下葉の様子
@黄色くなった葉に緑色〜黒褐色の小さなドット状が混じって黄緑色を呈している。
この状態の葉はほとんど全ての下葉にありますがそれがさらに変化または進行していくようです。
A一部茶色に枯れて黄色と緑の三色まだら。
・縁から茶色に枯れる。―ウイリアムシェクスピア2000
・葉の先端から葉脈に沿ってデルタ状に茶色に。―ナエマ、フェリシア、ミセスジョンレイン
・中央の葉脈に沿って直線状に褐色−グルスアンアーヘン 
・黄色に茶色の斑点−ガートルードジェキル 
B緑の葉に茶褐色のしみ(斑点状またはべったり)
 フェリシア、コーデリア、ミセスジョンレイン、プロスペリティ

特にミセスジョンレイン、デュセスダングレーム、フェリシア、プロスペリティ、コーデリアは常にそういう状態の葉が多く落葉します。前の二つはシュートがよく伸びて元気ですがフェリシアとプロスペリティはこの夏までにほとんど葉を落としました。今は新梢が出て元気を回復しているようです。(ほかにコンテドシャンボールを枯らしてしまいましたが、これは根腐れだったようです。)

以上の状態と対応についてアドバイスいただけないでしょうか。薬剤散布は1週間置かなければならないのですよね。異状のある葉は全部切り取らなくてはいけませんか。

3.更新のための落葉と病変との違い、判別の方法がありますでしょうか。

4.葉の縁がめくり返るのは肥料過多という記事もありました。
この春植えたナエマの葉の縁が内側へまくれこんでいます。今後肥料を控えた方がよいのでしょうか。

以上、整理が下手で長くなりましたが、どれか一つでもアドバイスいただければ嬉しいです。
なお、1本1本を見事に育てたいわけではなく、草木の中にちらほら咲いてくれれば嬉しいのです。決定的なダメージにならない程度に手抜きができればありがたいのですが(年齢的限界と多忙により)。

かん 2007/09/04(火) 09:16:47
わかる範囲で書きます。

プロ(バラ園)では、消毒(農薬散布等)を3日おきにしているそうです。
まともに育てる(黒点病の発生を多少あきらめるとして)には、少なく
とも、2週間おきに消毒することが必要だろうと言っています。病気に
なると非常にやっかいなので、予防消毒がバラ栽培の基本です。うど
ん粉病なども、一度かかると、完全に消滅させるのは無理と言われて
います。薬を使っても、おさまったように見えるだけです。一度かか
れば、たいてい再発します。黒点病も同様でしょう。

更新のための落葉と病気とは、進行性が強いかどうかではないかと
思っています。更新のための落葉は進行がきわめてゆっくりです。

葉が丸くなるのは、水切れの時にも生じます。肥料過多=葉が丸く
なる、ではないように思います。

バラは基本的に非常に手がかかる植物だと思います。手がかけられ
ないのであれば、手をかけなくても育つ種類に変更するのがいいと
思います。冷たく聞こえるかもしれませんが、割り切る必要がある
と思います。NHKのバラ百科には、"非常に強健"と書いてある種類が
ありますが、その中から選ぶのが良いのではないでしょうか。あと、
まともなバラ園であれば、購入時に、こちらの条件(手があまりかけ
られない)にあわせたバラを紹介してくれます。

のぎ 【関東】 2007/09/04(火) 11:37:21
ちょっと大雑把にですが、こんな感じでは?
1.元気に冬まで立て直すために。
 取り除ける範囲で黒点病にかかった葉を全て取り除く。黒点病の
 広がりを抑えるためには、やらなければならない作業です。
 そのため、初期段階で発見できれば、数枚の葉を取る程度で済みます。
 株元に、落葉した葉を落としっぱなしにせず、すぐ処分する。
 黒点病の葉を取り除いた後に薬剤散布。エアゾール式はうまくやら
 ないと薬害が出やすいです。株がかなり多くなってきているようです
 ので、この機会に噴霧式のポンプと水で薄めて使う農薬をホームセン
 ターで購入した方がよいでしょう。5000円あればそこそこのものが
 揃います。
 薬害を出さないために、涼しい時間帯の散布をする。
2.葉の様子から、大まかな予想。
@黒点病
A水不足及び葉やけ
B薬害
今年の夏は特に暑かったですが、甲信越のほうはいかがでしたか?
地植えでも雨が降らない日が続いたときには散水が必要です。
薬害が品種によって出るものと出ないものがあります。この辺は、
試していくしかないので、経験ですね。主に、高温時の薬剤散布は
どの薬品を使ってもNGです。エアゾール式のものは、接近して
撒くと薬害が出ます。

薬剤散布を1週間としているのは、たいていの人が土日しか作業できな
いことから、1週間といっているだけで、だいたい病気が蔓延した場合
集中して3日おきに散布したりします。
(わたしの場合、土日しか出来ないので、なるべく早期発見を勤め、
土日のいずれかの夕方に行っていますが、蔓延はしていません。)

3.更新のための・・・・というくだりが、イマイチ把握できませんが、
極論を言えば、バラは健康な株であれば春に芽生えたものが秋まで落葉し
ません。あくまで極論です。
何らかの原因があるので、落葉します。水不足だったり、ハダニに犯さ
れたり、黒点病だったり、ムレだったり。
その為に、下や中の混みあった葉は、いずれ落葉しますので、私の
場合は込み合ってきた葉や、内側を向いている葉、下向きの地面に
つきそうな葉は病害虫の巣になるので、あらかじめ取り除きます。
風通しをよくすることが、なによりもの予防となります。

4.これに関しては、経験がないので分かりません。

一応、薬剤散布に関する参考文献として…

「バラの病気と害虫―見分け方と防ぎ方」
農山漁村文化協会 (2005-09-30出版)
長井 雄治【著】

年間管理など細かく載っていますので、まずはこちらをご覧になる
のが良いかと思います。

のぎ 【関東】 2007/09/04(火) 11:59:20
追記として
一応、わたしも素人園芸ですので、片手間ですが、
しっかりと農薬を散布する時期に、バシッとしておけば、あまり
苦労なく育てられます。
集中して1週間おきにやるのは、我が家の場合、

第1弾→4月後半〜1番花まで →ウドンコ病が多い
第2弾→梅雨時期(晴れ間を見計らって)→ウドンコ病・黒点病
第3弾→秋バラの前 →ウドンコ病・黒点病
第4弾→冬の石灰硫黄合剤 病気を冬の間にリセットさせる

こういう流れだと、ほぼ真夏の時期には薬剤散布の必要がなく、
葉を残した状態で夏→秋へとつなげられます。
上記の散布でも、何枚かは黒点病が出る場合もあるので、怪しい
葉は早めに取り除きます。
地域や気候や、品種、さまざまな条件で変わると思うので、いろいろ
試されるのが良いと思います。

あー、今思いつきました。
更新のための、について。夏場、肥料をあまり与えないときに、
下の葉の栄養をとって新芽にまわすことがあります。この場合、
黄色くなって落葉する場合があります。
いずれも、判断というより、日ごろの株の観察から、分かってくる
と思います。

カルカベッキア 2007/09/04(火) 16:40:44
なお、1本1本を見事に育てたいわけではなく、草木の中にちらほら咲いてくれれば嬉しいのです。決定的なダメージにならない程度に手抜きができればありがたいのですが
正直申し上げますとそれだけの名品を栽培? バラがかわいそうです
ほっといても大丈夫なモッコウバラ以外に条件に合う品種はありません
薬剤を撒く前に雨の跳ね上がりを防ぐマルチングと常に雑草を処理
その数の品種に対しスプレ−缶では対処できません
予防剤としてサンヨ−ル、ダコニ−ル 冬季に石灰硫黄合剤
治療剤でマネ−ジ、サプロ−ル等〃
その他殺虫剤として2〜3種 あと展着剤
この程度は最低限必要と思いますが
また日本バラ園さん方式を忠実に守れば可也軽減されるかも知れません

R・ひろき 【関東】 2007/09/04(火) 19:23:14
 こんにちは。

 庭で放任栽培をした時期もありますので、当時を思い出しながら書きます。

>新梢の葉もやがて黒点病らしき斑点が現れますが、葉がなくなってしまうのでカットせず残しています。この2株を元気に育て直す
>方法がありますでしょうか。

 長く放置してあった地植のバラは、少しずつ肥料を施すようにすると、葉やシュートの出が良くなり、ある程度体力がついてくれば、病気のほうも治りやすくなります。
 地植でもっとも気になるのは黒点病で、7年の株ですと、これから秋にかけて完治させるのは、なかなか難しいと思います。
 今年の所は、バラの栽培本等を購入して、少しずつ肥料を施しながら、酷くなった葉を適度にむしったり、地面に落ちた葉を拾ったりしながら植えておいてはと思います。

 葉が無くなってしまうと株が弱りそうな場合は、今のところは全部むしらなくてもいいと思います。そのかわり、地面の葉は必ず拾い、酷い葉も拾います。黒点病はたぶん今年じゅうは治らないと思いますが、来年に向けて何とかするようにやってみてはと思います。

 株を見ていないのでなんともいえないのですが、もし、葉が全部なくなっても大丈夫なくらい株に余力があるようでしたら、全部むしって、葉がないうちに根元を掃除、庭じゅうのマルチングを取り替えて、薬剤散布するという手もあります。秋の花は難しいかもしれませんけれども。

 このへんは、株の様子で判断してみてください。


>今日の下葉の様子
>@黄色くなった葉に緑色〜黒褐色の小さなドット状が混じって黄緑色を呈している。
>この状態の葉はほとんど全ての下葉にありますがそれがさらに変化または進行していくようです。

 根が良くない状態であるという場合もあり、モザイク病のようなものを持っていることもあります。
 粒剤の薬害で出ることもあります。

>A一部茶色に枯れて黄色と緑の三色まだら。
>・縁から茶色に枯れる。―ウイリアムシェクスピア2000

 縁から枯れる場合は、根の調子が悪いということもありますが、どちらかというと薬害や、肥料が濃いなどの場合があります。

>・葉の先端から葉脈に沿ってデルタ状に茶色に。―ナエマ、フェリシア、ミセスジョンレイン

 うちでは、モグラなどにやられたときにこうなりました。
 そのほか、品種によりますが、鉢が倒れた時や、地植でも、人に引っかかったりして強く揺れたときなどに、しばらくしてこうなったことがあります。

>・中央の葉脈に沿って直線状に褐色−グルスアンアーヘン 
>・黄色に茶色の斑点−ガートルードジェキル 

 さほど大量にはならなかったのですが、肥料、薬害などで根が傷んだときになったことがあります。

>B緑の葉に茶褐色のしみ(斑点状またはべったり)
> フェリシア、コーデリア、ミセスジョンレイン、プロスペリティ

 上記の原因のほか、直射日光などによる葉焼けのこともあります。このときは茶色部分が大きく、あまり黄色にはなりません。

>以上の状態と対応についてアドバイスいただけないでしょうか。薬剤散布は1週間置かなければならないのですよね。異状のある葉
>は全部切り取らなくてはいけませんか。

 どの場合も、病気というより、根や葉が傷んでいて、それに暑さが重なったというように思います。
 葉を傷めないためには、スプレー缶の場合はじゅうぶんに離して散布すること、有機溶剤などが含まれたものは連用しないことなどがあります。
 茶色と黄色と緑の葉は、葉の病気ではないようですので、そのままつけておき、落ちるまで光合成をさせるようにしてみてはと思います。
 これは私の方法ですが、ハダニ以外のケースでは、3日に一度等の連続散布はしないようにしています。
 葉の病気(うどんこ病、黒点病)の場合は、あらかじめ予防剤を撒いておき、症状が出たら葉を取り去って、予防剤に治療剤を混ぜて散布します。詰めても6〜7日に一度、その場合も乳剤の連用はしないようにします。乳剤の治療剤を連発すると、どうも後々葉が弱って汚いように思います。

 根のほうですが、ちょっと押してグラグラするようでしたら、コガネムシの幼虫がいることがあります。この場合、葉っぱはデルタ状に茶色や黄色になったりすることもあります。

 地植の場合、できれば、風や衝撃などで揺れないように、支柱をします。これでかなり根が安定します。
 また、植える間隔は、風が通るくらいの距離が良いです。葉が重なるようにしたり、コンパニオンプランツで蒸れたりしますと、バラが調子を崩すことがあります。他の植物の日陰に入るようですと、コガネムシがいなくても、だんだん衰えて、根がぐらつくこともあります。


>3.更新のための落葉と病変との違い、判別の方法がありますでしょうか。

 生理現象で落ちるときは、たいがい、きれいな黄色になって落ちます。
 根元近くの日陰から落ちたりしますので、区別が付くと思います。

 根が傷んだり薬害だったり肥料が濃かったりという場合は、なにかこう、汚い茶色が混じったりして、べこべこになったりします。


>4.葉の縁がめくり返るのは肥料過多という記事もありました。
>この春植えたナエマの葉の縁が内側へまくれこんでいます。今後肥料を控えた方がよいのでしょうか。

 やりすぎかという心当たりがあるようでしたら、肥料は少し控えてもいいと思います。


>なお、1本1本を見事に育てたいわけではなく、草木の中にちらほら咲いてくれれば嬉しいのです。決定的なダメージにならない
>程度に手抜きができればありがたいのですが(年齢的限界と多忙により)。

 バラの場合、草木のなかでちらほら咲かせるのが最も手がかかって難しいと思います。
 放任栽培をしたことがありますが、一番手がかからないのは、5メートルくらいあけて、日なたにバラだけを植えることです。
 強めのシュラブローズなどなら、放っておいても十分観賞できると思います。

 逆に、草木の中に埋もれた感じで栽培すると、バラに対する日照が確保できずに弱り、根元が蒸れてよくないことになります。ハダニがつくこともあります。
 根元になにか植えたい場合は、定期的に草を入れ替えするといいかもしれません。
 一般的に、バラを密に多数植える場合は、手抜きはできなくなります。

たちつ 【近畿】 2007/09/04(火) 20:33:46

R・ひろきさん、お久しぶりです。夏休みもチョット長すぎるようなきもしますよ。

>一番手がかからないのは、5メートルくらいあけて、日なたにバラだけを植えることです。
>一般的に、バラを密に多数植える場合は、手抜きはできなくなります。

には、大賛成ですね。

黒点病の発生と殺菌剤の散布について、
殺菌剤を使うなら、毎週と雨後直ちに散布。使わないなら、新芽時から絶対に使わない。のどちらか。中途半端に、散布したりしなかったりすれば、黒点病は益々ひどくなる。
私は、殺菌剤を今年は、一度も使わなかった。殺虫剤も激減させた。
元々から、カイガラムシ・アブラムシ・ウドンコ病は、殆ど発生していなかった。新芽時・蕾確認時に、ゾウムシが発生するので、殺虫剤を噴霧した程度。お陰で、今度は、チュウレンジがたびたび発生した。(初めての経験)、そのときには、臨時的に、散布した。

効いたのか? 効かなかったのか? 良く解りませんが、ヨーグルト菌・納豆菌・麹菌・イースト菌の自家製混合培養液を新葉が展開してから、2-3回葉面散布した。その結果、比較的黒点病は、少なくなったように思う。
花も、春夏と次から次と咲いていた。今年の夏は、雨も少なく、猛暑だったので、それが良かったのかも知れない。

私個人としては、黒点病の殺菌剤散布は、来年も、当分は、散布なしで、いこうと思っています。

植え付け間隔を広げる・風通しを良くする・潅水は、株元にして、葉に掛けない。 自家製発酵菌混合液を散布。で、来年も挑戦してみる心算です。

植え付け間隔を広げるの根拠。
1本しか植えてない、ほったらかしの栽培家庭とか、街路樹としてのバラ
・小学校のフエンスの蔓バラには、黒点病は少ない。



よし 【北陸】 2007/09/04(火) 23:44:49
[[解決]]
かん様、のぎ様、カルカベッキア様、R・ひろき様、たちつ様

皆様
貴重なお時間を割いてたくさんのアドバイスをありがとうございました。
確かに、手間を惜しむようではバラを育てる資格がないことを、本格的に取り組み始めていやというほど思い知らされています。敷地 (畑と古い和の庭とそれらに挟まれた空き地) の管理をもてあまして始めたガーデニングですが老々介護の身の何よりの癒しの場となりバラの香りに癒されています。少しでも手抜きしたいなんて、バラにも、そして情熱を傾けておられる愛好家の皆さんに対しても失礼なことは重々承知で、虫のいいお尋ねをさせていただきました。

黒点病については教えていただいたように回復を試みてみます。バラの生命力に驚かされてきているのでますます希望を抱かせられています。

病気ばかりでなく、水不足、薬害、肥料の濃さなどが考えられるということで少しほっとしてもいますし思い当たります。(モザイク病なんて聞くとちょっと恐ろしいですが結構元気だから大丈夫だろう、と・・甘いかな)
もともと河原に隣接していて20~30pも掘れば大小の石間に突き当たる痩せ土地です。乾燥もしやすいと思います。8月の猛暑の時期は1週間ほど毎日夕方に灌水していましたが、雨が続いて以来忘れていました。長野県なので気候的には比較的恵まれていると思います。今日はかなり暑かったので、のぎさんのレスを読んで灌水しました(夕方)。
ただ、しまった!!と後悔したのは、チュウレンジバチ幼虫を2株に、アブラムシを1株に久々に発見して、11時頃ほぼ全部の株にエアゾール散布した後だったのです!風があったので接近して。しかも多くのバラがもう(まだ?)蕾をどんどん揚げて、花も咲かせ始めている最中です!
ひろきさんのご意見からも、我が家のバラには薬害が当てはまるものが少なからずあるように思います。(野菜は今は無農薬で育てていますが農薬を使った昔はかなり薬害を経験しています。)
噴霧器と薬剤一式、最近用意したのですがつい手っ取り早くエアゾールを使ってしまいました。
とりあえずバラたちの無事を祈って観察を続け、今後は適正な薬剤散布するよう心がけたいと思います。

水切れの場合も肥料過多の場合も葉がまくれこむことがあるのですね。どちらも我が家では思い当たります。前述のとおりの痩せ土地を開墾したような庭なので、径60p、深さ50~60p植え穴を掘りあげた土は殆ど使わず牛糞の混ざった堆肥とバラ用土だけで埋め戻すし、追肥も大目でした。
ナエマを植えた場所は、下水溝のマスのコンクリート壁が側にあるために一方は根が伸びにくい、水を揚げにくい、という環境かなとも。

そういえばモグラもよく土を掘りあげています。また花にとまっているコガネムシは捕殺しますが土中の幼虫のことは考えませんでした!これも要チェックなのですね。

ひろきさんのアドバイスから、やはり日照についても問題があったことがよくわかりました。
かんさんもお薦めのバラ百科やバラ園のカタログで、「半日陰でも可」とか「強い」というのを選ぶように心がけたのですが、木陰や宿根草などが植わっている場所のバラは確かに異常が多く見られます。

のぎさんの薬剤散布のサイクルは具体的にイメージできて今後の散布に大変参考になります。
たちつさんの書き込みは今読んだばかりですが、上級者向けのようですね。またゆっくり読ませて勉強させていただきます。でも、無農薬の方向はとても魅力を感じます。私も、木酢液やHB101という活性剤を時々自己流に使っています。

皆様のご親切なアドバイスをもとに経験を積みながら、我が家のバラを大事に育てたいと思います。本当にありがとうございました。

よし 2007/09/05(水) 22:00:03
追記です。
過去ログから辿って拝見したサイトはひろきさんのHPだったことを知りました。こんなバラの大家の方々から丁寧なアドバイスがいただけて本当に感謝しています。
でも病虫害のページを見た時、バラ栽培の大変さに思い至り気が遠くなりそうでした。

>バラの場合、草木のなかでちらほら咲かせるのが最も手がかかって難しいと思います。
 放任栽培をしたことがありますが、一番手がかからないのは、5メートルくらいあけて、日なたにバラだけを植えることです。
 >一般的に、バラを密に多数植える場合は、手抜きはできなくなります。

ひろきさんとたちつさんのご意見からも、虫のよい考えは捨てるべきということがよくわかりました。
実は今の庭は私の理想に近いものになっていて、明るい木漏れ日の下や木立の周縁にバラがちらほら。他人様にはとてもバラを育てているとは言えない程度の咲き方(1株数輪ずつ程度)ですが、緑の中の優しく儚げなバラの姿が気に入っています。この状態を保てればいいなと一寸夢を見ました。
でも草や木に囲まれていているのは虫も付きやすく葉に異常が起き易いなど経験的にも判ってきました。
特に一番の日陰になる部分(南向きモッコウバラの生垣とそこから誘引したアーチの足元)に植わっているブラッシュノアゼット(7年目)はろくに花が咲いたことがなく、常にハダニやバラゾウムシに悩まされています。この株元にはラミゥムも植わっています。
その近く、もう少し日が入る所にアンブリッジローズ。これは雨にすぐ花が痛むのでモッコウバラのアーチを雨よけにしたいと2年前に移動したのですが、木陰はやはり無理だったようです。
日向の一角には60〜70センチくらいの間隔で6株を、ラベンダーや紫セージなどと共に植えています。色合いのハーモニーが素敵ですが、隣接して紫陽花などの植え込みもあり、やはりよい環境とはいえませんよね。
でも5メートル間隔のバラ単植は我が家には現実的でない・・。

皆さんのアドバイスを反芻しながら、来年に向けてバラと暮らす覚悟を決められるか、もう少し悩んでみます。多分、何かを手抜きして(野菜作りとか)、バラはまだ諦められないでしょう・・

本当にありがとうございました。

R・ひろき 【関東】 2007/09/07(金) 17:30:03
 こんにちは。

 お返事が遅れてすみません。

>でも病虫害のページを見た時、バラ栽培の大変さに思い至り気が遠くなりそうでした。

 これは気にしないでください。
 よく気が遠くなりそうと言われるのですが、「こうしなければならない。」ということで、書いたのではありません。
 「こういうムシがいるんだけど〜〜」という意味なので、適当に流し読みしてください。
 長く放任もしたので、たくさんのムシの写真が撮れたのです。ムシを観察するのも楽しいものです。

 ところで、私は関東南部の住人です。
 よしさんは甲信越ですから、関東南部で出来なかったことも、お住まいの地域ではできるかもしれません。
 そもそも、イングリッシュガーデンのようなレイアウトは、イギリスの気候のなかではうまく出来るものなのかもしれません。

 バラの世話はできる範囲でぼちぼち、少しずつやってみてください。バラ作りが苦しみにならないように気をつけながら……。

 どこかで、きっと、自分がかけられる手間と、庭のレイアウトの間に平衡点といいますか、なんとかこれくらいの手間なら観賞できそうな庭ができるかなという作業量や、植え方が見えてくるかもしれません。

よし 2007/09/08(土) 22:04:39
ひろき様

温かいお返事ありがとうございました。すぐに気が付きませんでした。

急にバラに入れ込んで一寸振り回されている感じの今年になってしまいました。星の王子様がたった1本のバラに振り回されたのもかくやと、思わず彼に親しみを覚えたほど・・。

 >どこかで、きっと、自分がかけられる手間と、庭のレイアウトの間に平衡点といいますか、なんとかこれくらいの手間なら観賞できそうな庭ができるかなという作業量や、植え方が見えてくるかもしれません。

そうですね。他の方も心配してくださっていました。日常生活に無理なく定着させられるような関わり方を探っていきたいと思います。ありがとうございました。


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