胡蝶蘭に花芽が

[園芸相談センター]の過去ログです

みずちゃん 【近畿】 2007/08/06(月) 17:06:40
セミアルバの胡蝶蘭の3株寄せ植えの開花株を初めて購入し、花が終わって6月中旬に1株づつ素焼鉢に水苔で植え替えましたが、その中の一株にどういう訳か根とは違う、緑の花芽が1cm程延びてきました。この時期に花芽が出てくることはあるのでしょうか?このまま育てても花が咲くのは春になりますか?秋咲きの胡蝶蘭は聞いた事がないので。我が家は温室はなく、花芽を持ったままの冬越しが心配です。
よきアドバイスをよろしくお願いします。

のぎ 【関東】 2007/08/06(月) 17:46:15
1年を通して、まだみずちゃんのお宅の環境に慣れていないので、
狂い咲きしているのかもしれませんね。
本当に花芽だとしたら、このまま冬を越すのではなく、時期が来れば
開花してしまうと思います。多分、秋ごろです。私も、温室ではなく
ふつうの室内で栽培していますが、室内でも夏はエアコン無だと30度
以上になりますし、冬は15度くらいになります。1年育てると、
蘭自信も季節が分かるようで、冬に買った開花鉢の翌年は花をつけずに終わり、
翌々年から春に咲くようになりました。春と言っても株や日当たりに
よって3月から開花が始まり、遅いものは6月ごろに咲きます。

今のところ、元気に育っているようなので、花の好きにさせておいて、
花はせめて早めに花瓶で楽しむほうが良いかと思います。開花させた
場合、その株は来春の花は望めないかもしれません。

あと、まだ1cmということですが、根でも太く葉と葉の間から、
上向きに出てくる場合があります。余談ですが。

ひろし@小南部 2007/08/06(月) 18:16:24
ひょっとして冷房の効いた部屋で管理されていますか?だとすればそのまま花芽になり秋に開花という可能性が高まりますが、、、
冷房の無い環境で、この時期に出た花芽は途中で葉芽に化ける場合があります。「必ずそうなる」というわけではありませんが、花芽のつもりで育てていると、(特に窒素肥料が十分な状態では)芽の節から葉が展開し始めることがあるのです。
葉芽を成長させれば新しい個体にはなるのですが、親株が消耗します。親株の葉の枚数が4枚以下なら、葉芽だと分かった時点で切り取ったほうが良いかもしれません。
親株が充実した個体なら葉芽をそのまま成長させても面白いかも、、、
その場合は窒素と燐酸のバランスの良い肥料(ハイポネックス微粉など)を3,000倍から5,000倍に薄めて水遣り代わり週一与えると親株の消耗が少なく、葉芽の成長も早いです。
時期が時期だけにこういうこともあるという、念のためのご紹介です。

なお、温室無しでも胡蝶蘭は水遣りを制限して半分休眠状態にすれば、品種系統にもよりますが、経験上、最低気温7度Cくらいなら耐えられる個体が多いです。これも念のため。

のら 【北陸】 [URL:http://hey.asablo.jp/blog/] 2007/08/06(月) 19:46:30
真夏に花芽が上がってきた場合はなるべく涼しくしないと葉芽になることが多いようです。私も去年の7月にでてきた花芽を葉芽にしてしまいました。大事にしすぎて室内に入れたのが原因で、育成温度が高かったせいだと思います。
真夏に花芽があがったら風通しのよい戸外の明るい日陰で空中湿度を確保しながら育てたほうがよいと思います。温室では25度以上にしないよう管理するようです。

みずちゃん 【近畿】 2007/08/06(月) 23:35:37
みなさん、迅速に色々なアドバイスありがとうございました。夏に花芽が出ることもあるんですね。栽培環境はベランダで午前中直射日光が当たるので簾で遮光しています。先週初めまでは朝晩はとても涼しかったですが最近は日中は35度近く、夜も30度近い日が続いてますので葉芽になりそうです。施肥はマガンプK中粒を少し置肥してるだけです。今からバットグアノを置肥しても花芽にはならないでしょうか?

のら 【北陸】 [URL:http://hey.asablo.jp/blog/] 2007/08/07(火) 21:24:21
コチョウランの開花促進を肥料でコントロールする方法は知りません。
私は花芽ができたので肥料を控えていました。真夏に肥料をやりすぎて調子を落とさないように気をつけたつもりが、温度管理に失敗して花芽を飛ばしてしまいました。

ひろし@小南部 2007/08/07(火) 23:57:21
燐酸分の多いバットグアノですが、もともと胡蝶蘭は濃い肥料分は嫌いますから、止めておいたほうが良いでしょう。根ぐされの危険があります。与えるなら窒素分を全く含まない開花促進用の液肥(例N:P:K=0:6:4)の2,000液程度にとどめるべきでしょうが、温度条件が厳しいので効果は?です
一般にカトレアや胡蝶蘭、デンドロビウムなどの着生蘭は濃い肥料は禁物です。そのため、肥料で花芽をコントロールすることはかなり経験をつんでからでないと難しいです。私は花芽ができるタイミングのときに開花促進用液肥を与えるのですが効果は「気休め」みたいなものです。栽培条件の悪さをカバーできるものとは思っていませんが胡蝶蘭の場合は蕾の数が多少増える気はしています。

2007/08/08(水) 07:59:46
初心者は花芽ができたからといって肥料を急に与えたくなるみたい。
でも、特にランは、花が咲くのに十分な養分を蓄えて、十分だと
判断したときに花芽を伸ばしだします。
ということは、花芽が見えてから肥料を与えてもあんまり効果がない、
と考えておいた方がいいとおもいます。
正確な表現ではないのですが、その場所になじんで花芽を伸ばしだして
いるのに、いきなり場所を変えて、水を急にたくさん与え、肥料も与え
管理を急に変えて、花芽が駄目になるどころか、株を枯らしてしまう
例も多いので、あえて書いています。

その場所で花をつける選択をしたのだから、いままでと変えない、
というのが基本だと思います。
そこからさらに手を加え、より良い結果を生むにはかなりの熟練が
必要、とおもひまふ。

みずちゃん 【近畿】 2007/08/09(木) 00:35:05
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ベテランの皆さんのアドバイスとても参考になりました。バットグアノは"咲かない花も咲かせてしまう""たくさんやっても肥料負けしない"と宣伝文句に書いてましたので他の洋蘭にも、これから使うつもりで購入したのですが…。そう簡単に咲かせられたら、みんな苦労しないですよね。花芽は成長が早く、もう5cmに延びてきました。このままの環境で様子を見てみます。ありがとうございました。

ひろし@小南部 2007/08/09(木) 10:37:24
解決済みになってますが、、、もう一言、バットグアノというヒントを戴いたお礼です。
バットグアノは吸収の良い燐酸肥料で、肥料当たりしないといわれますが、地生のものには確かに優れた効果があります。私はセントポーリアには使用したことがありますが、明らかに花が増えました。
けれども、基本的にミズゴケやバークで植える着生蘭でコンポストが全く乾いてしまう場合のことを想定すると、有機肥料はやはり量とタイミングが難しいと思い使用した経験はありません。
胡蝶蘭では前述のN:P:K=0:6:4の液肥で十分花を楽しんでいますので今後も使うつもりはありませんが、苗で購入したメリクロン苗のカトレアで10年以上も花が咲かない個体があり、だめもとでバットグアノを試して見ようかとも思います。


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