プランターの土の再利用について

[園芸相談センター]の過去ログです

イーゲル 【外国】 2007/08/03(金) 14:57:21
ドイツ在住、イーゲルです。
一度私用したプランターの土の再利用方法で、お勧めがありましたら、是非、教えて下さい。堆肥とかにもなったりするのでしょうか。

野菜と花のプランターの両方がありますが、種類によっても違うのでしょうか。

今年の異常気象で、日光不足のドイツの夏。もしかしたら、芽が出てこないかもしれない懸念を感じます。土を捨ててしまうのも、残念なので。。

ちなみに、花は三色スミレ、鶏頭。野菜は、クレソン、葱、しそ、ディル(ヒメウイキョウ)です。

宜しくお願い致します。

瞳阿 2007/08/03(金) 17:58:44
土は本当に重要です! なるべく 良い土を使いましょう...っていっても 使ってみないと、わからないのですが...簡単に、良い土かどうか 分かる方法は...値段です^^;  やはり、高い物が 良いですよ(一概には、言えませんが、目安になります。) 凄く、安い土じゃなければ 日光浴を1日ぐらいさせてあげて下さい。(ビニールシートに 土を良く伸ばして 日に当てる) そうした土(全体を10として「8」)に腐葉土(全体を10として「2」)を混ぜて 使えば良いと思います。 花用と野菜用は、多分違うでしょう。花用は、やはり 花が良く付く肥料が入っていると思いますし。または赤玉多目。 野菜用は 実が良くなる肥料が入ってると思います。または腐葉土多目。 まぁ〜混ぜちゃえば良いですよ。

花追い人 2007/08/03(金) 18:37:55
一度使用した土は、肥料分が少なくなり、堅くなって水はけ、空気の通りが悪くなるのでそのままでは、植物の発育が悪いです。
腐葉土(5分の一以上)、石灰(半握り)、赤玉(5分の一以上)、油かす(半握り)などを混ぜて再使用します。

野菜用と花用では混ぜてある肥料が違います。
窒素、リン、カリウムの割合で花向き、実向きが変わりますが腐葉土、石灰、赤玉、油かすを十分混ぜればそれ程考える必要はありません。

それより大事なことは日光と水やりです。
しっかり日光に当てれば花は大きく、実物は美味しくなります。

余り細かく考えると、楽しい園芸でなくなるので、細かいことは考えず楽しく作業しましょう。

イーゲル 2007/08/03(金) 20:01:27
瞳阿さま、

現在使用している土は、45リットルの袋(500円くらい)ので、花壇用の土というものです。花も野菜も一緒です。。高い土にこそ、日光を当ててあげないといけないのですね。ちなみに、赤玉って、何でしょうか?

花追い人さま、

色々と土に混ぜてあげるのですね。全く知りませんでした。腐葉土、石灰、赤玉、油かす(植物用?)は全て、園芸店で購入出来るのでしょうか?

最近のドイツは、多雨で日光不足なので、日光がある日は、なるべく当てるようにプランターをずらしています。

瞳阿さま、花追い人さま、速い御回答ありがとう御座いました。日本の地を離れていても、インターネットのお陰で助かります。また、宜しくお願い致します。

花追い人 2007/08/03(金) 21:39:28
赤玉というのは赤土がグリーンピース〜ビー玉くらいの大きさになっている、要するに丸くなった赤土です。

腐葉土、石灰、赤玉、油かす(植物用→そうです)、いずれも園芸店、ホームセンターで入手できます。
高い物ではありません。

日本も今年は長梅雨で、原油高と重なって野菜の価格が高騰しています。
水の心配はあまりしなくて良さそうなのが救いです。

花追い人 2007/08/03(金) 22:40:57
追伸:
油かす→菜種油の絞りかす→元肥になります
赤玉→空気を取り入れ、水持ち・水はけを良くします
腐葉土→空気を取り入れ、水持ちを良くします 微量な必須栄養素が有ります
石灰→土質改善です
植え付けて芽が出たら即効性の固形肥料を少しずつ与えます

かん 2007/08/03(金) 23:11:16
赤玉土というのは、関東ローム層の土を固めて丸くしたものです。
水もち、肥料もちが良いのが特徴です。大きさは、大、中、小が
あり、それぞれ、8mm、5mm、3mmほどの直径です。石ではないの
で、時間がたつとつぶれて、普通の土に戻ります。

焼き赤玉土というのがあり、普通の赤玉土を高温で焼いたもので
す。非常に固いのが特徴で、くずれないのですが、肝腎の水もち
や肥料もちが悪いので、園芸ではあまり用いられません。水草
栽培ではよく用いられます。水に濡れてもくずれないからです。

粒が大きいので、土の中に空気層を作りやすいことが重要な
意義です。ただし、つぶれやすいので、販売ルートの途中で
つぶれて粉状になるのは避けがたいです。粉状の土は、通気が
悪いので、使う時は、必ず、事前に篩いにかけて、粉の部分を
取り除きます。結局は、1,2年で粉状の土に戻ってしまうので
土の入れ替えが必要となります。要するに、消耗品です。

日本では、栽培用の土の基本となっていますが、外国では使われて
いないみたいです。外国のRose関係のページをいくつか見ただけで
すが・・・。

かん 2007/08/04(土) 00:03:32
面白いことがわかったので追加します。

赤玉土や鹿沼土は、日本の高級な土として、主に盆栽用として
販売されています。もちろん、一般の栽培用としても用いられ
ているでしょうが。 値段は、18リットルで、送料別で3500円
くらい。アメリカで買った場合、送料入れると、5000円くらい
になってしまいます。見ていくと、この値段は決して高級品では
なく、もっと高い商品もあります。4リットルで、2000円とか・・・。
これでは、普通の人は買わないでしょう。

なお、一般名は、やはり kanuma とか akadamaです。clay
とかloamに相当するようです。

メルモ 2007/08/04(土) 00:49:05
無理に日本式の土の配合にこだわる必要はありません。
ドイツの事情はわかりませんが、カリフォルニアで花を育てていた経験からすると、その土地なりの培養土や軽石が手に入りました。おそらくドイツでも、そちらなりのものが手に入りますよ。
いきなり園芸店に行くのが心配でしたら、園芸雑誌を1〜2冊立ち読みして、雰囲気をお掴みになることです。イラストや写真が多いものならわかり易いし、土だけでなく、園芸用具などの情報もわかります。

大切なのは、土を篩って微塵(ものすごく細かい土の粒)や、以前に植わっていたものの根などを取り除くことと、そこに腐葉土などの有機質を足してやることです。
赤玉土を使う意味は花追い人さんやかんさんが書かれておいでの通りですが、パーライトや軽石様の粒状のものなどを1割程度混ぜることで、充分、用に足ります。

他の方と同じことを書きますが、難しく考えず、植物を育てることを楽しまれればいいと思います。
うまくいきますように^^

かん 2007/08/04(土) 01:42:29
最初の質問の"プランターの土の再利用"についてですが、

1) 植えていた植物が病気、虫害ではなかったこと。
2) 同じ植物を植えないこと。

という前提であれば可だと思います。篩いにかけて、粉状の部分や
古い根、ゴミ、虫などを取り去り、乾燥させれば、再利用は可能だ
と思います。栄養は、後から与えることはいくらでもできますから。
なお、前の植物の残骸は、そのままでは、栄養にならないので、
日にあてて乾燥さえなければいけないと思います。

ドイツは、おおむね北海道くらいの緯度にありますから、元々寒い
地域です。さらに日照不足だと大変ですね。

イーゲル 2007/08/04(土) 07:04:22
[[解決]]
皆様、御親切に色々と御教授、有難うございました!皆様の博識には、頭が下がります。。頂いたご意見、ご感想は、全て参考にさせて頂きます。


花追い人さま、

今日の午後、早速園芸店へ行って参りました。色々と探したのですが、
石灰(カルシウム70%、マグネシウム25%入り)の袋を見つけて、即購入しました。残念ながら、他のアイテムは見つかりませんでした。
(探し方が、まずかったかな。。)赤玉、次回、日本に帰国した際に、是非、見て見たいと思います。

かんさま、

赤玉にも色々とサイズがあるのですね。関東ローム層の土ですか。。
粉状の土は、通気が悪かったのですね。篩にかけるなんて、良いアイデアですね。なるほど、土も結局は、消耗品、理解出来ます。ちなみに、今の土は、ラン、サボテン、盆栽以外に、使用出来る土のようです。

土の再利用で、同じ植物は植えない方が良いのですね。土を乾燥させてから使うというのも、全く思いつかなかったので、教えて頂いて有難いです。

盆栽の話ついでですが、ドイツで売られている盆栽は、目が飛び出そうなくらい高いです。これに比べ、中国製は、激安ですが、見た目、魅力がないです。(一応、名前は、ボンサイで、値段も2000円くらいで買えます)店主曰く、日本の盆栽は、気候の関係で、手入れがかなり難しいそうです。盆栽用の土、参考になりました。

メルモさま、

以前、自分もサンフランしスコに4年ほど住んで折りました。当時は、園芸に全くの興味なしでした。ドイツでは、最近、プランターで土いじりを始めたばかりです。園芸図鑑も手元に2冊ほどあります。パールライト?軽石?全くの初耳です。。(苦笑)何か同じ様なのがあるかどうか、今度園芸店で探して見たいと思います。

皆様、本当に有難うございました!!

かん 2007/08/04(土) 07:41:34
私も、イギリスの園芸書を持っているので、今回いろいろ調べて
みたのですが、どうも西欧では、日本みたいに、土にこだわったり
しないようですね。販売もされていないので、こだわりようもな
いというか・・・。良質、特殊な土は日本から輸入するしか
ないみたいです。

実際は、土にこだわるのとこだわらないのでは植物の発育が全然
違う。そもそも、西欧人と、日本人では栽培に対する感覚が違う
のではないかという気もしてきました。関係ないかもしれません
が、西欧人には、虫の鳴く声は雑音以外のなにものでもないそう
です。草木にも神がやどっているかもしれない、というのは
日本人(多神教)の考えです。

どうやら日本人一般の植物栽培レベルは世界でもかなりハイ
レベルの状態にあるのではないかという気がしています。
庭のアレンジメントということになると、負けているような
気もしますが・・・。庭の広さが違うから仕方ないような
気もしますが・・・。

花追い人 2007/08/04(土) 08:17:54
随分いろいろなご意見が出てきて面白いコーナーになりましたね。

私は国際交流協会でボランティア通訳していて、愛知万博のポーランドとバヌアツを担当いていましたが、
外国では虫の声は雑音にしか感じないと言うのは笑ってしまいましたが、彼らのおおざっぱな考えでは、納得ですね。

でも腐葉土を売っていないと言うのは大驚きです。
私は庭隅にベニヤで囲いを作って家庭の生ゴミ、落ち葉を全て投入し使用分は全て自作しています。
入手できなければお試し下さい。
他の方のサイトを拝借しました。ご覧下さい。
http://www.yanbaru.ne.jp/~chay/g/tuti-4.html
http://www7.ocn.ne.jp/~konta/FUYODO.html

外国は4回ほど旅行で行っただけですので、生活体験のある方のご意見は興味有る話題で面白いですね。

暫く楽しめそう。

イーゲル 2007/08/04(土) 17:00:01
かんさま、

色々と調べて下さって恐縮です。なるほど、欧米人は、土に対して無頓着な傾向があるようですね。土のコーナーも、色々とあって、値段もさまざまです。量は、大きい袋で、75リットルくらいのがありました。でも、一人では持つには、大変かも。

来年の春先には、ワンランクアップした土でいくつかの花の種を蒔いてみようと思っています。できれば、ドイツにない花の種が良いなあ、と思っています。でも、花の種はそんなに相違がないのかな。

日本の蝉の鳴き声が恋しいです。家の裏がすぐ森で、その下には小川が流れています。夜、窓を開けると、虫の声は聞こえませんが、小川のせせらぎ音が聞こえます。

テレビ番組でも、良く庭の手入れについてや、苗木の植え方の番組が放送されているのですが、自分の微々たる庭には、当てはまらないので、あまり参考にはならないですね。廃れている庭を、プロが手入れをしてくれるお庭大構造、というような番組です。風水なども人気があるようです。

いつか、室内で?育てられる盆栽を購入したいと思っているので、それまでには、日本から、質の良い土を手配できればと思っています。

花追い人さま、

このサイトは、つい最近知りました。知り合いでプランター菜園をしている人がいないので、聞くにも聞けないなあ、と思っていたのです。色々な職業の人が、このサイトを利用しているのでしょうね。自分は、音楽家で、音楽活動、個人で、ピアノや声楽を指導しています。

腐葉土ですが、私の辞書では見つからないんです。今使っている土は、価格の一番安いものですが、良く売れているみたいです。このサイトで写真に添付できるかどうか、後で試して見たいと思います。

今の土ですが、実はあまり土っぽくないんです。色々なものが入っているのには違いないですが、もしかしたら、これがドイツの腐葉土?かなとも思えるような。。

余談ですが、ドイツの生ゴミ回収方は、週2回、業者が回収しに来てくれます。芝生の刈った残り、賞味期限の切れたパン、枯れてしまった花、じゃがいもの皮、などです。各家庭で回収された生ゴミを、いわゆる、腐葉土?にしていて売られているのかもしれません。あやふやな情報ですが。。庭がもう少し大きければ、専用の堆肥を作れるかもしれませんが、今のところは。。と言った感じです。

それから、ドイツ語で、Rindenmulchというが売られていていますが、成分は樹皮です。花壇などに、土の上から、この樹皮をかけている人もかなり多いみたいです。

他の方のサイトの添付もありがとうございました。後で覗かせてもらうことします。

追加御意見、本当にありがとうございました。また、別レスを立てた際には、宜しくお願い致します。

gardenfan 【近畿】 2007/08/04(土) 21:47:05
私のドイツの知人はコンポストに生ゴミとプランターの古い土を積層させていました。
生ゴミの水分率を下げて発酵を促進する効果がありそうでした。
ドイツやアメリカでは培養土として販売されているのはよくありますが、赤玉や鹿沼土で販売されていることは見たことかありません。

イーゲル 2007/08/05(日) 02:40:24
gardenfan さま

追加レス、ありがとうございます。

コンポストを利用して、生ゴミパワー、一躍ありそうですね。大きな庭を持っている方で、コンポストを利用されている方もいるようです。

なるほど、培養土ですか。私が使っている土も、もしかしたら、培養土なのかもしれませんね。赤玉、鹿沼土、うむ。。今、直ぐにでも、手にとって見てみたいです。

参考になりました。貴重な御意見、ありがとうございました!


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