ミニバラについて
アスカ
2007/05/10(木) 18:12:13
よくミニバラを誘引するとありますが、ミニバラでもつる性のものでないと誘引するほどは伸びないのでしょうか?
母の日に寄せ植えで頂いた赤いミニバラが挿し木で何鉢か見事に咲いています。
名前がわかりませんが咲いた花はあまり見苦しくない時期に切っていますが結構大きく伸びてくるようです。
大きく伸ばしても良いでしょうか?
あときれいに咲いたので西側の出窓のカーテン越し
で楽しみたいのですが、室内でもよろしいでしょうか?
15センチほどのリトルアーティストは鉢植えではどのくらいまで大きくできるでしょうか?
売っているのはロゼアポットに植えてあるのを良く見かけますが、ポットの鉢は深いほうが良いですか?
よろしくお願いいたします。
のぎ
【関東】
2007/05/11(金) 11:07:49
名前がない、赤いミニバラについて。
寄せ植えに入っていたものなので、ツルとかではなくごく一般的な
ミニバラとしての回答です。
ミニの中でも大きく育つものでは、樹高80cmほどまでに成長する品種
もあれば、40cmくらいで秋を迎える品種もあります。
それは、ミニバラの個性なので、現在お持ちの赤いミニがどれだけ育つ
かは現時点ではわかりません。大きく伸びるようでしたら、伸ばして
あげればいいと思います。一般的なミニバラは誘引の必要はありません。大きくするといっても、剪定の場所があります。ミニの場合、
花のすぐ下からみて、最初の5枚葉の上1cmくらいで剪定します。
5枚葉が下の方しかない場合、3枚葉の上で剪定します。
出来れば、外側を向いた芽の上で切るのが望ましいですが、ミニの場合
あまり剪定位置を選べるほど大きくないので、この辺はバランスをみて
中心が込み合わない方向に芽を伸ばさせるのが理想です。
数本の挿し木が一鉢に一緒に植えられている場合は、根鉢を崩さず、
一回り大きな鉢にそのままスポッと植え替えます。
我が家の場合、例えば3.5号くらいの小さな鉢に植わっていれば、
5号に、4号に植わっていれば6号に、という感じにしています。
ロゼアポットのようにある程度深さがあったほうが、生育はいいです。
ただミニバラはそんなに神経質でなくてもいいので、プランターなど
でも十分育ちます。ただし、浅い鉢は経験上生育があまりよくない。
(最近、バラの盆栽仕立てが出ていますが、それは特殊な例として)
また、株をそれぞれバラす時期は一般的には冬の休眠期です。寒冷地
の場合は春先がよいでしょう。株の大きさに見合った鉢に植えられる
のがよいと思います。ばらしたときに冬の剪定を同時にします。
冬の剪定は下から数えて、3つめくらいの外側をむいた芽の上1cmくらい
で切ります。冬にする剪定は、春の開花をイメージして剪定すると
うまくまとまります。なので、これからどういう風に枝が伸びるのか
を観察すれば、冬の剪定に役立つと思います。
西側の出窓で、ということですが、あまりお勧めはしません。
本来、バラは外で日光をたくさん浴びて育つ植物です。ただし、絶対に
育たないかといわれると、育つと思いますよ。ただ、これからの時期、
シュート、枝、葉をたくさん出す、一番生育してくれる時期に室内で
育てると、外で育てたものと比べ、見劣りはするでしょうね。
出来れば、これからの時期は東向きか南向きの屋外が望ましいです。
(暖地標準で書いています。寒冷地の場合、急に外に出すと枯れる
恐れもありますので、徐々に外に慣らしていってください)
リトルアーティストは育てていないので、どれくらい育つか不明です。
検索サイトで「リトルアーティスト 樹高」などで調べてください。
ざっと見たところ、40〜50cmまでが一般的のようです。
アスカ
2007/05/11(金) 22:11:39
のぎさん ご丁寧なご回答ありがとうございました。
やはり室内は心配ですので又外に出しました。
次々と咲いてくれるので楽しみです。
今のところうどん粉病の害も出ていなくきれいな葉で気持ちが良いです。
ただ置き場所が西日が当たるところしかないので真夏の水遣りが心配です。
ほとんど毎朝表面がが乾いているのでたっぷりやっていますが、乾いていない場合はたとえ日中日ざしが強そうな日でも水遣りは控えたほうが良いのでしょうか?
水遣りではいつもその点が気になってしまいます。
外出するような日はたとえ表面が少し湿っていても不安であげていますが、そのような場合は夕方帰宅後でも良いでしょうか?
兼ね合いが難しく悩んでしまいます。
のぎ
【関東】
2007/05/12(土) 23:09:29
完全な西向き、例えば今の時期なら正午くらいから午後5時くらいまで
日が当たっている場所でしょうか?
西向きでの栽培はしたことがないのですが、真夏は少し厳しいでしょうね。
遮光ネットなどが園芸店で売っていますので、工夫が必要かと思います。
あるいは鉢の西側に、ついたてのようなものがあると、真夏でも光の調
節ができます。完全な夕方の光は避けたほうがよいでしょう。
水遣りは乾いたらあげるが基本ですが、私も日中の気温や風がある
予報が出たときには多少湿っていてもあげる場合もあります。
(1日中、土を触っているわけには行かないので。)
それでも枯れたというようなことはありませんでした。
特に完全に干からびた状態にさせると、ついている花や蕾がうなだれて
しまう場合があります(うなだれてしまったら、たっぷり水をやって
日陰に移動させればすぐ戻りますが、何度も繰り返すと生育がわるく
なってきます)。
夕方の水遣りは、乾いているとき以外はあげないようにしています。
梅雨が明けると、たいていは朝晩の水遣りとなります。
(地域が書かれていないので、あくまで関東の基準で書いています)
水切れが極端に早い場合は、マルチングなどをしてもよいと思います。
雨に当たったときにも土の跳ね返りを防ぎ病気予防としての効果もあります。
また、西日の高温を避けるため、二重鉢にするのも効果があります。
外側の鉢は、金属や黒い鉢ではなく、熱が伝わりにくい素材を選ぶと
いいかと。
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