べにかなめの剪定、伐採

[園芸相談センター]の過去ログです

紅要 剪定 【関東】 2007/05/01(火) 21:32:43
マンションの植栽で、べにかなめが植えられておりました。
毎年赤い葉がきれいに咲く時期を楽しみにしてありました。
今年も赤い葉が咲き始めた4月中旬に剪定を行うとのことでした。
この相談掲示板には剪定は葉がしっかりしてから行うとかいてありましたので、チョット時期は早いのではと思っておりました。
まぁそれでも、生け垣風にするかと思いきや、幹1本(高さ1mのところでチョン)のみを残し葉っぱも何もない状態に”伐採”されていました。この時期にこの様な”剪定”した場合、元の状態に戻るのでしょうか。
マンションは築10年ですので、植栽も同じ年齢かと思います。
このべにかなめ、どうなるでしょうか。

マックスパパ 【関東】 [URL:http://www.geocities.jp/e55amg_sinagawa/index.html] 2007/05/02(水) 06:39:19
おはようございます!
一般的な生垣に使用する樹木は春の新芽が出揃い、一旦落ち着いた時期の梅雨に1回。
そして冬を向かえ成長が収まる11月にもう1回作業することで、翌春までそれなりの形を維持できるからです。
(東京の基本だと考えています)

しかし若い樹木で、枝数を増やして密集したい等の場合は、早い時期に一旦切り詰めて、そこから伸びてきた枝を次回以降に詰める場合もありますが、今回の場合は過去に例の無い高さに(低く)抑えるため、一度大胆に切り詰めてから、今後は揃えていく方法かと思います。

年々大きくなる樹木を毎年同じ大きさで抑えるには、樹木にとってありがた迷惑なんですね、数年に一度「枝の更新」の意味合いで大胆に剪定する場合があります。
早い時期に強い剪定を行なえば、より一層枝振りが乱れ、暴れてきますので、次の作業が大切になってきます。

紅要 剪定 2007/05/02(水) 10:37:15
マックスパパさん、ありがとうございました。
次のことを考えると、大変なことになりそうですね。

南側、西側、北側に植栽してあるのですが、幹一本で枝もなく、葉もなく丸坊主でも、5月以降、来年には枝も暴れるくらい生い茂る様になるでしょうか?
であれば楽しみでもあり、将来の剪定費用を考えると怖くも有りでしょうか?
もう一つ質問があります。今、この様な状態ですが来年の今頃はマンションの大規模修繕で、足場を組むために3ヶ月ほど移植か、根っこに土を付けたまま放置するかと思いますが、生還できますでしょうか?
移設方法など、どの様な方法がありますでしょうか、ご指導の程宜しくお願い致します。

cat 2007/05/02(水) 13:16:29
数年前、近所の運送会社の倉庫の外壁塗装で、建物に近接して植えられているのが根元から切断されたのを見ました。その後、萌芽更新され、3,4年後には元通り(樹高1.8mくらい)の立派な生垣になってましたよ。

紅要 剪定 2007/05/02(水) 14:40:35
CATさん、ありがとうございます。
凄い木なんですね、べにかなめは!結構図太い木ですね。
と言うことは、時期にも依るのでしょうが、真夏を除けば移植する時に枝や葉っぱをバッサリ剪定し、ある程度土を根っこにまぶしてワラで巻いて抜いたまま3ヶ月ほど放置しても大丈夫でしょうか(DIYのお店で売られている様な姿で)。
これであれば移植の費用も安く済みそうですが、いかがでしょう。

マックスパパ 【関東】 [URL:http://www.geocities.jp/e55amg_sinagawa/index.html] 2007/05/02(水) 22:42:52
こんばんは!
う〜ん・・・ベニカナメモチが凄いというより、生垣に使用する常緑樹(ヒイラギモクセイ、キンモクセイ等)に共通すると思いますが、大胆な強剪定するなら「春」しかないって感じです!

来年の今頃に移植が決まっているなら、根回しと称する事前の作業を造園業者に依頼する方がベストだと思います。
根回しと根巻き作業は熟練の腕が必要です!
<土を根っこにまぶしてワラで巻いて・・・
このような安易な考えは、樹木保護の立場から賛成はできません。

自宅近所のマンション工事で植栽樹木が邪魔になる場合、樹木を養生してから工事を始めていました。
一時の移植より樹木の養生(保護)の方が安上がり!と考える業者だったのでしょう!

私が勤める地方自治体が管理する河川敷のシャリンバイ数百株を、国の護岸工事の請け負い大手業者が、一時仮植えから復旧しました・・・
しかし、枯れ株や傷株が多くありました。
結果的にその後の面倒は我々が見ることになりましたが。
このような経験から、日頃樹木に関係ない土木・建築請負業者は「物」として樹木を取り扱っている様子が時としてあるように感じます。

今回の場合、今後も(数十年後)同じような工事を行なう度に樹木の移植が必要ならば・・・樹木が可哀そうで・・・設計者の配慮が足りないと疑問を感じてしまいます!

筋違いなコメントで恐縮すが、樹木を大切にしたいなら、多少の費用負担を覚悟しても専門家に任せた方が無難だと思います。

cat 2007/05/03(木) 21:37:00
深根性で移植困難な樹種ですので、一度掘り上げて、というのは枯れる可能性が高いと思います。
作業に支障がないように強剪定(場合によっては根元からバッサリ)のほうがよいと思います。

紅要 剪定 2007/05/07(月) 11:38:25
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マックスパパさん、catさん貴重なご意見ありがとうございます。
樹木に関しては全くのド素人で、マンションの大規模修繕委員として活動している中、修繕費用などの長期計画はやってきましたが、「植栽の長期計画」は全く頭にありませんでした。
10年間一緒に過ごした木がバッサリ伐採されまして、管理組合としても、「植栽の長期計画」が必要であると痛感させられました。
マクスパパさんのおっしゃる通り、大規模修繕の足場のことはマンション設計当初から解っていた事と思います。
マンションを売った後は住民が勝手にやれば良いし、樹木のことなど植え替えればよいぐらいの考えだったのでしょうね。建設会社としての意識の低さがよく現れている様です。
我々ももっと勉強しなければならない事に気がつきました。
catさんからのご意見で、「深根性で移植困難…」とありました。
来年の剪定時は強剪定もとり入れ、今の樹木と長い付き合いをしたいと思います。
多少の費用負担でも、専門家といっしょに10年後の大規模修繕時の足場を考えた剪定や、植え方を考えていきたいと思いました。
植栽を大事にし、長生きさせることで樹木をも大切にする住民であることもアピールできますし、マンションの価値が下がる中、少しでもプラスになるような事ができると思い知らされました。
ありがとうございました。
貴重なご意見ご指導に感謝致します。ありがとうございました。


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