松葉菊(オレンジ)について
てんちゃん
【四国】
2007/04/30(月) 11:00:20
昨年の2月末に新築の家に引越し、その少し前にオレンジ色の花が咲く松葉菊を、専門の職人さんにたくさん植えていただきました。
茎が伸びて、この春先からオレンジ色の可愛い花が咲き始め、嬉しく思っていたのですが、一時を境に、咲く花が少なくなってきました。よく見ると、咲き終わった花が枯れたまま残り、その茎の花は、それ以上咲かないようなのです。やはり、咲き終わった花ガラは、取っていかないとだめなのでしょうか？手間要らず、ということが第一条件だったので、ちょっとショックです。
お手入れ方法など、詳しく教えて下さい。お願いいたします。
たちつ
【近畿】
2007/04/30(月) 15:56:23
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話を理解しやすいように、極端な話も織り交ぜて・・・・
1) 植物は、結果的に、環境に適応できものが、その土地で生き残ってきました。・・・・適正生育条件とは。
2) この種類は、アフリカ大陸の南部が自生地ということですから、この土地は、気候が温暖で、土地も痩せていて、雨が少ない日当たりの良い場所であったと思います。従って、草丈の高い樹木が少なく、余り高く伸びる必要もなく、むしろ横に伸びたほうが効率が良い。(上下運動能力を退化消滅させ、前後左右に広がる能力を高める為に専念した。)
それに付随して、他の植物が生えないように邪魔をした(根を密生させ他の種を生やさないようにした。)
日当たりも、独り占めできますから、何も他の花のように、咲いたら咲きっぱなしにして、いつまでも開いている必要も無い。日の当たる明るいうちだけさいて、日が陰れば閉じて、種を隠した方が盗られなくなる。その内に種も作る必要も無くなり、種の作る能力も失ってしまった。第一に、種が毀れても、親の根が邪魔をして、子供の根が生えない。そこで茎葉に根を生やして、環境が悪くなれば、ちぎって、萎びて、小型化し、風や雨で飛ばされて、そこで生えたほうが楽(引越し)
タンポポのように、種に毛をつけて飛ばす方法は、気が付かなかったし、教えてもらう事もなかった。それで十分であった。
雨が少なく痩せた土地なので、根を細かく広く蜜に成長がある。乾燥に強い必要もある。貯金する必要もあった。・・・・挿し木が効く。日当たりが必要。根が大変細かく排他的であり、他人を始め・子供まで排他的である。時として自分の根を排他して自滅する。
3) 植物は、横には無限に育つ性質がありますが、上への成長には限度があります。引力が邪魔をする。いくら元気な樹といえども、100mも1Kmも高くは成長しない。横には3000Kmも5000Km成長するものもあるといわれています。(一株で日本一周してしまいます)途中の茎から根を出して途中で栄養を補給する。
元々マツバギクは、横に広がる性質が強く上に伸びるのが苦手な植物ですが、中には、少しだけ上に伸びる性質を残したものもあります。
其れが、お育ての立木性のマツバギクです。少しだけ上に伸びるということを、実際に見て、良く観察して置いてください。特に茎の色と間隔・長さと季節季節の成長の変化。
育て方? 対策?
根が緻密なので、外側に広がる茎は元気が良いですが、株の中から傷んでる。鉢植えなら、そのまま自滅する。
そこで、3-4年に一度、挿し木更新し、植え付け幅を広げてあげないといけない。更に土が根でカチカチに硬く固めているので解してあげないといけない。(根が浅いので、10cm程度でよい)・・・挿し木更新。
解すのが面倒なら、表土10cmとその下の土を上下入れ替えればよい。
花は年に1回の春しか咲かない。そこで、春に花が咲くようにどのようにして挿し木するか。(観察していれば良く解る)
厳密には、秋に挿し木しておけば都合がよい。尤もいつでも・どこでも・挿し木が出来るし、根がなくても花は咲く。姿格好・見栄えの問題だけです。小苗なら植え付けも自由。大株は枯れる場合が多い。
少し寒さに弱いので、真冬は避けたほうが良い。
では、どの部分を挿し木するかといえば、新芽の若い部分・その下の変色した充実した茎。まではOK。但し穂先・頂芽を付けて置くこと。株もとの硬い茎はダメ。これば、秋に長い茎を伸ばすので採取しやすい。その他の季節には短いので、面倒。花の時期も長いですが、花が咲いていれば切り難い。
ということでしょうか。
普通のピンクマツバギク(匍匐性・這蔓性品種)は、一寸性質がことなりますから、より効率的な管理・繁殖方法が異なります。といっても、適当で良い。
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てんちゃん
【四国】
2007/04/30(月) 19:47:59
たちつさん、アドバイスをありがとうございます。
ただ、内容が専門的過ぎて、いまひとつわからない部分があったのですが、要するに、一度刈り込んで、その刈り込んだものを適当に地面に挿してみると良い、ということでしょうか？
それに、なかなか観察してあげられる時間もなく、とにかく職人さんに、手間要らずの宿根草が良いということを伝え(松葉菊がいいというのは、最初からの希望でしたが)、植えてもらったのです・・・。
すみません、本当に素人なもので・・・。またよきアドバイスを、よろしくお願い致します。
たちつ
【近畿】
2007/04/30(月) 21:45:39
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一口に言えば、そう言う事です。
ただ、相談するという事は、今後自分自身で努力し、管理していくということですから、植物に関するある程度の知識を知る必要も有ります。
内容が長ったらしくて、しつこいので、読む気になれないだけと想像します。
頭で、理解しようとせずに、身体で一つ一つ簡単な事から理解するようにすれば楽。その内に慣れてきます。
野良仕事とは、そう言うものです。
園芸に、素人もプロも無く、金持ちも貧乏人もなく、皆平等です。
素人もプロも、金持ちも貧乏人も、ほんの一寸だけ程度の差が有るだけですよ。それなりに少し手入れするだけで、花も綺麗に咲きそろいます。 後は気持ちしだい(満足の度合い)。下は30円から上は数百万まで、時として、数千万数億円・数十年かかる場合もある。満足すれば其れでよい。
品種の違いは有れど、所詮は、ただの花は花で、樹は樹ですよ。
難しく考えずに、気楽に・・・・
立木性の(草丈が高い品種)マツバギクでも、手入れしだいでは、
開花期間は、大変短いですが、土や葉が見えないくらいに、花が一面に
咲きそろい、朝の10時の太陽の光で、乱反射し、宝石のようにキラキラとまばゆいくらいに、輝いて咲きます。 其処に他の花と違った魅力があります。 オレンジ色の花も有りますし、白色・赤もあります。いずれも同じ様にキラキラと輝きます。
他に輝く花として、カラークリスタルとか、ダイヤモンドリリーというものもあります。いずれも癖のある花です。(管理に難易度を要求されます)
マツバギクの仲間に、リビングストンデージーというものも有ります。これも、良く見れば、輝いて咲いています。
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てんちゃん
【四国】
2007/05/01(火) 05:54:18
[[解決]]
たちつさん、いろいろとアドバイス、ありがとうございました。
たちつさんのように、達人の域には達せませんが、私なりに、無理せず楽しんでいきたいと思います。
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