セレウス・ペルヴィアヌスの水の管理

[園芸相談センター]の過去ログです

あごだし 2007/04/28(土) 17:59:27
セレウス・ペルヴィアヌスの水のやるタイミングを何方か、教えてください。

一ヶ月前に購入して、一度も未だ水をやっていません。
セレウス自体はいたって元気ですが、
ボチボチやるべきか、どの程度やって良いのか解りません。

容器が金属製の底に穴が空いていない物だから、
どうして良い物か悩んでおります。

霧吹きで水を与えた方が良いか、コップで少しだけ与えた方が良いのか
何方か教えてください。

よろしく御願い致します。

cactus 2007/04/28(土) 21:06:17
セレウス・ペルヴィアヌスは柱サボテンの一種ですが、電磁波を吸収す
るとかで最近では有名なサボテンですよね。

さて購入されて1ヶ月のようですが、現在の置き場所と日当たり具合を
教えて下さい。それと現在の高さも教えて下さい。

どんなサボテンにも共通して言えるのですが、サボテンの自生地は年間
を通して雨が少なく、とても暑く乾燥した場所で生育しています。
そのため暑さや乾燥には強いのですが、寒さや光線不足には耐えられま
せん。サボテンは本体が多肉質で水分を蓄えられる機能を持っているの
で、暑さや乾燥には強いわけです。

現在の状態は悪くは無さそうですが、このままでは根腐れや根枯れを起
こして腐敗して枯れてしまいます。理由としては植えられている容器に
問題があり、金属製で底穴が無いのでは水の逃げ場が無いので根腐れを
起こし易くなる訳です。
鉢土は固められていないようですが、栽培が目的ではなくインテリアの
一つとして販売をされた物に間違いは無いと思います。
金属製の容器は錆びますし、その錆びも植物の生育に大きく作用します
から、常識から考えると金属製の容器は絶対に使用しません。
底穴が開いている事も重要で、この穴から水が流れ出るだけでなく、根
の呼吸も手助けをします。水遣りをしても与えた水の出口が無いわけで
すから、常に用土が湿った状態になり、いずれは枯れてしまいます。
霧吹きで水を与えても、それは用土の表面だけを湿らせるだけなので、
必要とする水分量が得られない事になり意味がありません。

サボテンの基本的な水遣りは、鉢土が完全に乾いてから更に4〜1週間
程度経ってから、鉢底から水が十分に流れ出るまで与える事です。
そのためには水はけが良く、通気性や水持ちが良い用土を使用する必要
があります。サボテンは光線が大好きですから、春から秋までは屋外に
出して十分な光線に当ててやります。冬場は寒さから守るため、温度が
5度近くになったら早めに室内に入れてやり、水遣りを控えめにして冬
越しをさせます。

長くなりましたが、要は植替えをして欲しいと言う事です。
時期的には可能ですから、サボテンと多肉植物の土を購入して、早めに
植替えをして下さい。容器からサボテンを取り出して、根に付いている
用土を全部落とします。この時に根を水洗いをしないで下さい。
長過ぎる根や傷んだ根を切って整理をし、底穴が開いた鉢に植替えをし
ます。鉢底に防虫ネットを敷き、鉢底石を入れ(3号鉢以下なら不要)
て用土を少し入れます。次にサボテンを入れますが、なるべく根を広げ
るようにします。用土を入れながら割り箸などで土を突っついて倒れな
いようにして完了になります。植替えが終わったら風通しの良い明るい
日陰に置き、少しずつ光線に慣らしながら最後は光線に当てるようにし
ます。最初の水遣りは植替え終了後から1週間程度経ってから、鉢底穴
から水が流れ出るまで与え、2回目以降は先ほどに書いた通りです。

肥料も必要ですが、植替えをする時に緩効性化成肥料を規定量だけ与え
ます。最初に施せば、後は次回の植替えまで一切与えません。
生長期は5〜9月の間で、冬場は休眠して活動を弱めます。
現在の大きさからだと、1年に1回の植替えは必要です。

長くなりましたが、サボテンに関して少しは理解をして頂けましたか。
まだ分らなければ次回にでも説明をしますが、必要でしょうか。

あごだし 2007/04/29(日) 09:52:38
[[解決]]
cactusさん どうも、ご丁寧な説明 有り難う御座いました。

cactusさんの仰る通り、インテリアの一部として売っていました。
大きさは10p程度です。
置いている場所は窓際の朝方だけ日光が入って来るパソコンの横に
置いております。

やはり、植え替えが必要かな〜とは思っていましたが、これで決心が付きました。
早々に植え替えを行いたいと思っております。

水の管理方法もこれでわかりました。
色々、どうも有り難う御座いました。


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