クリスマスローズの実生からは

[園芸相談センター]の過去ログです

あやおり 2007/04/22(日) 20:05:41
クリスマスローズの実生株は親と同じような花色のものができるのでしょうか。赤色のものからは赤系統、極端に違う黄色とか白はできないのでしょうか。白からは白が、ダブルからはダブルのものができるのでしょうか。

VITA [URL:http://vita.easter.ne.jp/] 2007/04/23(月) 00:30:06
>親と同じような花色のものができるのでしょうか

同じような色になる「傾向」はあるとおもいますが、必ず同じになるとは限りません。
違う色が出るケースも良くあります。

>ダブルからはダブルのものができるのでしょうか

コレも同じですね。
必ずではありません。
シングルが出るのもよくある話です。
ただ、wの血を引かない株よりwになる可能性はずっと高いです。

ばんざいうさぎ 2007/04/23(月) 10:52:27
やはり、色の違う株との交配を行わないと、他の色は出ませんね
ダブルも、違うダブルの株との交配をすればダブルの出る確率は上がり、違う色のダブルが出てくる可能性はあります

自家受粉では同じ系統の色で多少の個体差が出るが全く同じ色形になるとは限らないです

交配は他の遺伝子を取り込むので多様な特徴が出やすいです。だた、この場合は母親の遺伝子の特徴が強い傾向がありますので、出したい特徴があればそちらに種を付けさせると良いのですが、クリスマスローズは品種改良の進んだものですので必ずしも自分の狙ったものが出来るというわけにはいきません。プロでも沢山交配して咲かせても納得のいくものは数パーセントのようです

あと、ダブルの花ですが初花だと株が充実していないこともあり一重で咲くこともあります。ですのでダブルから採った種で育てた株がダブルで咲くかどうかは初めて咲いた花で判断するよりも、肥料を適切に与え株が充実した次の年の花がダブルで咲くかを確認したほうが良いですね

あやおり 2007/04/23(月) 11:15:03
早速のお返事ありがとうございます。
>あと、ダブルの花ですが初花だと株が充実していないこともあり一重で咲くこともあります。ですのでダブルから採った種で育てた株がダブルで咲くかどうかは初めて咲いた花で判断するよりも、肥料を適切に与え株が充実した次の年の花がダブルで咲くかを確認したほうが良いですね

ご経験からでしょうか。それともそうしたほうがいいというはっきりとした
ものがあるのでしょうか。それによって1年結果が違ってくるものですから。

ばんざいうさぎ 2007/04/23(月) 19:01:35
植物で初花が本来の色形で咲かない等の現象は良くある事です
初花を咲かせてしまうと若い株では体力を消耗し後の成長に影響があるからと咲かせずに摘んでしまう人もいるほどです
株がまだ若いので充実した花を咲かせるのは無理ということで八重花の株でも株が若くて八重の花びらまでを作る体力が無いことが多いからです。色も本来の色とは違うことも多いです
私自身はダブルは今年購入したばかりでまだ交配育苗はしていませんが初花は必ずしも綺麗な色や八重で咲くとは限らず次の年の花が本来の形や色の花なので待った方が良いという事はクリスマスローズの育成書には大抵書かれていることですし、他の植物でも八重で咲くものが若かったり株に元気がないときには八重で咲かない植物はありますよ

他の植物でのことですが、小さな苗の白花が咲いていたものを買ったら次の年杏色の花が咲いて驚いた経験があります。それはやっぱり杏色が本来の色で、白い花は初花でした(種で殖やしてみましたらはじめの花はやっぱり白でした)
一年余分に待つのは大変ですが、一重で咲いたので手放してしまったら手放した先で八重で咲いたというのも惜しい話ですのでしかたないと思います

本来、花の交配・選抜は手間も年月もかなりかかるもの。手軽にできるものではありません。まず、焦らず気長に待つことが大切です。植物は人間の都合には合わせてくれません。人間が植物のペースにあわせて付き合ってあげてくださいね

あやおり 2007/04/24(火) 17:31:00
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ご教示ありがとうございました。
そろそろお茶パックに種がはじけそうです。
実生の子 血管系ができるよう頑張ってみます。


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