万両について
のど飴
【東海】
2007/02/21(水) 09:13:37
去年の暮れ、正月用にと万両を一鉢購入しました。
状態はほとんど変わらず、現在は適度に日の当たる場所に置き、土が乾いたら水やりをしています。
これから春先にかけてどのような管理をしたら良いのか、ご存知の方是非教えて下さい。
たちつ
【近畿】
2007/02/21(水) 14:50:15
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「XX両」と名の付く植物は、木陰などのやさしい日当たりを好みます。
夏は、薄日・木漏れ日で涼しく(大樹の木の葉が生い茂っている)、冬は、大樹が落葉して、日当たりが良い。株元には、落ち葉が堆積して、寒暖から根を守り、地中の通気が良く、程ほどの湿り気がある。
中でも、万両は、一番丈夫で育てやすい植物です。(寒暖・乾湿・病害虫に強い・消毒液によっては、葉が変色するときがある)
どの植物でも同じですが、鉢植え管理で、一番多い事故は、肥料の与えすぎと水のやりすぎ(外出での潅水忘れ)です。
水のやりすぎ・肥料の与えすぎは、根を腐らし枯らすことになります。
回復も手遅れが多い。反対に、肥料は与え無くても、枯れる事は無い。
潅水忘れても、回復しやすいものです。
生かし続けるという事と、格好よく仕立てるという事は、別の問題です。・・・テキストの多くは、植物の性質を知らずとも、格好よく育てることに、重きを置いています。先に「格好」が有って、生かすことまでは感知していない(当然に理解しているとの前提がある)
買った鉢植えのままで、直ぐ乾く・潅水しても中々水が滲み込まない・根が鉢底や表土に沢山見えているのなら、少し大きい鉢に植え替えた方が良い。
肥料は、ほんの少し上げればよい。なくても良い。液肥なら、年に2-3回とか、指壱関節大の固形肥料なら、2-3ケ月に1個程度でよい。
潅水も、表面が乾いたら、1-2日経ってから、大雨のごとくたっぷりと与える。(真夏は別ですが、木陰なら前述でよい)
一番は、鉢土を直射日光に晒して、暑くしないことです。(元気に根張りがしていれば、真夏でも関係が無い。只 葉が焼ける)
出来れば、大きい鉢に植え替えた方が、楽。小さいと、乾湿寒暖の管理が難しいものです。植木の横幅と同じか心持大きい鉢(不細工・安心)、心持小さい鉢(格好が良い)。
土は、排水良くする。市販の園芸用土なら、半分1-2mmの砂(庭土の粉土を取除く・ケーキの篩を使えばよい。)と混ぜればよいかも。
私は、気にした事が無いですが、連作を嫌うといいますから、同じ土を使わない方が良い。他の植物の古土なら使っても良い。
というものの、万両はホッタラカシでも、殆ど枯れる事は無い。(他のXXX両はかなり弱い。)
次に問題となるのは、赤い実が鳥に狙われれば、1-2日でなくなる。
繁殖は、挿し木と種蒔きです。
種は、赤い実の果肉を潰して、ヌメリを洗って、中の種を蒔く。水切りネット・パンストに入れて、水に晒しながら、揉めば簡単に洗える。
それを、適当に、蒔いて置けばよい。2cm程度になれば、引き抜いて、
適当に植えておけば良い。小さい苗は、かなり丈夫です。
このような植物です。
1)に涼しくやさしい日当たりと超過湿にしない・超乾燥にしない。
2)に、鳥の被害から守る。
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のど飴
【東海】
2007/02/24(土) 01:06:25
[[解決]]
たちつさん、本当にいつも的確な回答をありがとうございます。
教えて頂いた事に気をつけて、来年の正月に向けて大切に育てます。
園芸相談掲示板@園芸相談センター