薔薇の切り口

[園芸相談センター]の過去ログです

うに 【近畿】 2007/02/08(木) 14:45:55
剪定をしていて気づいたのですが、
薔薇の切り口の中心部(髄?というのかしら)が、茶色くなっているんです。
これは病気か生育障害のようなものでしょうか。。。
だいぶ切ってもみても、まだ茶色なのですが、
この部分は全部切らないとダメでしょうか。
あまり枝数が多くないので、できれば切りたくないのですが…。
品種はアンブリッジ・ローズです。

cactus 2007/02/08(木) 17:48:54
薔薇には春剪定と秋剪定がありますが、詳しくは書店で剪定の本を購入
されて良く読まれて剪定をされた方が失敗は少ないと思います。

切口が茶色になっているのは、枯れているのは間違いないと思います。
剪定後に切口にトップジンMなどの保護剤を塗られると、腐敗菌などの
侵入が防げるはずです。また切り方にも方法があって、芽から5ミリの
位置で30度の角度で切口を潰さないように切るのがコツのようです。
芽から離れた位置で切ってしまうと、その部分は枯れるようです。

R・ひろき 【関東】 2007/02/08(木) 18:14:16
 こんにちは。

 髄だけが茶色くなっていて、その周りは普通の色のものですね。
 こちらでも時々あります。
 虫が入ったところからやられることもあり、原因がよくわからないこともありました。
 虫が入った場合は、下の方に虫がいることがあります。


 ずっと以前、虫もいなさそうだし、大事な枝だから残しておこう、周りは普通の色だし、大丈夫だろうと思って、癒合剤等を塗る程度で、毎年そのままにしていました。
 すると、別に枯れた枝ではないので、春から秋にかけて、ちゃんと花も咲き、その先に枝も出てくるのです。他の枝には劣りますが、ひどい状態というわけでもありませんでした。
 2〜3年経って、さて、枝が古くなったから根元から切り落とすかと思い、切ってみましたら、根元クラウンまで茶色が達していました。

 どういう状態になったかといいますと、クラウンに達して、だんだんそこがやられてきたのです。
 バラの場合、クラウンをやられるとシュートが出なくなりますから、これはまずかったなと反省しています。

 ということで、それ以来、髄だけ茶色の枝は冬剪定の時に、健康な部分まで切り戻しています。
 このまえは、地上10センチくらいまで切り下ろしてしまいました。でも、放っておいて根元がやられるよりは良いかと思います。

 枝振りにもよりますが、私でしたら、この冬剪定で、健康なところまで切ります。
 枝が少なくて切ることができなかったら、覚えておいて、来年の冬剪定では必ず切りおろすと思います。

 殺菌剤入りの癒合剤を塗っても、茶色の髄を持つ部分が残っていたら、この枯れ込みは止まりません。
 クラウンに達した茶色の部分を見ながら、癒合剤を過信することなく、悪い部分は切るのが原則だったとつくづく思いました。

うに 【近畿】 2007/02/08(木) 19:32:22
cactusさん、R・ひろきさんありがとうございます。
一応、薔薇の本は何冊か持っており、剪定の仕方なども目にしているのですが、
実際にやってみると疑問がいっぱいでいつも悩んでしまいます。。。

まさに、ひろきさんがおっしゃる状況です。
外から見た分には、健康に見えるので切るべきかどうか悩んでいました。
クラウンに達する危険があるのなら、切っておいた方が良さそうですね。
ちょっと失念していたのですが、剪定後にはトップジンを塗ってしまったので、
どの枝かわからない…バカですね(苦笑)
かなり強剪定ぎみでしたので、切り口をもう一度切って確かめるよりは、
来年に根元で切るようにしたいと思います。
もし、この茶色に生育途中で気づいたなら、冬でなくても根元から切ってもいいものでしょうか?

あと、もうひとつだけ質問なのですが、トップジンを塗るタイミングは切ってすぐですか?
樹液がわずかに沁みているようで、癒合剤とあいまっていつまでもぐずぐずと渇きません。
渇いてから塗るべきでしょうか??
また、塗っても若干枯れこむことがあり、塗らない場合と成績がそう変わらないように見えるのですが。。。

R・ひろき 【関東】 2007/02/09(金) 07:51:16
 こんにちは。

 以前、癒合剤を塗っていたときは、切ったあとすぐに塗っていました。
 乾かないこともあったので、切ったあと、乾かしてから塗ったこともありました。

 多少の樹液なら、切ったあと、乾かしてから塗った方が良い状態でしたが、かなり出る場合は、どちらも同じようにじくじくしました。

 枯れ込みについては、塗った場合も塗らない場合も、あまり変わりませんでした。並べてやってみましたが、塗った場合は、数ヶ月間、雨のたびにふやけることもあり、それが良くないのかなと思います。

 癒合剤が無駄ということは言いませんが、現在は、一切使っていません。
(とにかく癒合剤を塗るという方法を勧めるかたもいらっしゃいます。きっとその場合は、メリットがあったのだと思います。我が家ではメリットはひとつだけ(※)でしたので、使わないという範囲です。)

 蛇足になりますが、バラの場合、白い根が動いた状態で剪定すると、樹液が数日止まらないことがあります。
 細い枝などは、そこから黒くなって枯れ込むこともあります。小さい株などは、弱ることもありました。

 でもこれは、栽培方法や土にもよりますから、あまり樹液に悩まされないお庭もあります。
 一律に言えないのですが、もし、止まらない樹液にお悩みでしたら、

・鉢替していない鉢の剪定は、鉢を乾かし気味にしながら、1月中に終わらせる。(以下、時期は関東平野部の場合)
・挿し木等、小さい株で、比較的元気が良く、鉢替していない株は、剪定しないか、しても12月くらいにする。
・鉢替したバラは、気にしないで切る。たぶん樹液は出ません。
・元肥入れで、根をたくさん切った地植株も、それほど出ません。
・あまり根を切っていない地植の場合等、乾かし気味にしてから剪定する。
・鉢替していない鉢を遅く切るときは、切る前に日陰にしばらく置き、乾かし気味にしてから切る。

 どの場合も、しばらく雨が降らない日を選んで切ります。
 というようなことで、とくに癒合剤やロウなどを使わなくても大丈夫でした。

>もし、この茶色に生育途中で気づいたなら、冬でなくても根元から切ってもいいものでしょうか?

 虫等がいるようでしたら、根元から切ったほうがいいと思います。

 生育途中でも、バラクキバチ等にやられて、根元付近から切ったことがあります。
 バラに影響がないということもなかったですが、切らないよりはよかったと思います。(中で幼虫が孵りますので……。)

 枯れ込みが進むようでしたら、その時点では、株の中心となる枝ではなくなっていると思います。
 その枝がないほうが木の勢いが保てるような様子でしたら、切ってしまって影響は出ないと思います。
 たとえば、その枝の葉が落ちたとか、新芽は出たけれども、ほとんど出開きで元気がないなどの場合です。


※我が家のひとつだけのメリット
 剪定跡の枝から入る虫については、癒合剤を塗っておけばまず大丈夫です。
 うちの庭はあまりその虫が多くないので、あまりメリットにはなりませんでした。

うに 【近畿】 2007/02/09(金) 19:07:53
[[解決]]
R・ひろきさん、本当にありがとうございました!!
ずっと疑問に思っていたことが解消されて、とても感動いたしました。
茶色の部分はどうも虫ではないようでしたので、今はこのままで、
成長が芳しくなくなれば切りたいと思います。
鉢植えなので、樹液の量は少ないのですが、植替えと仮剪定を早めにしており、
約2ヵ月後の本剪定だったのでその間に根が育ち、若干ジュクジュクしたんですね。
癒合剤のメリットをあまり感じられないまま、でも不安だからいつも塗っていたのですが、
私も止めようと思いました。
とても参考になりました。ありがとうございました!!


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