みかんの苗木の冬越し

[園芸相談センター]の過去ログです

ゆうゆう 【関東】 2006/12/27(水) 20:39:14
12月29日付けの「みかんの葉っぱが白っぽく・・・」で質問し、解決した地植のみかんの苗木について、今回、冬越しについて再度質問させていただきます。

現在、この苗木の葉や若枝は全体に白っぽく、今年の夏は旺盛な成長を遂げたとは言えないため、今年の冬の管理に失敗すると枯死してしまうのではないかと心配です。

当地は冬の間ほとんど凍ることはないのですが、風が強く体感温度はかなり寒いところです。そこで根元を枯れ草でマルチングし、苗木全体を大きなビニールの袋で覆ってもよろしいのでしょうか?

あるいは通気性のある寒冷紗のようなものの方がよいでしょうか?その場合、色は白か黒かどちらがいいでしょうか?その他、もっと良い方法がありましたらお教えください。よろしくお願いします。

Iwasaki 【近畿】 2006/12/28(木) 03:57:22
露地植でしょうか、其れとも鉢植えでしょうか。
まず、露地植の場合は、ビニールで完全に覆う場合は、何箇所かビニールに通気用の穴をあけます。
穴を開けるのは、蒸れ防止の為です。
又、出来るだけ直接ビニールに葉が接触しない方が良いです。
理由は、直射日光に因る葉焼けと接触部の外気に因る低温障害です。
次に、鉢植えの場合ですが、室内や温室への移動が良いです。
室内の場合は、直接暖房器具の排気や温風に当てない事と、乾燥を防ぐ為の加湿です。
又、移動が困難な時は、鉢にエアーキャップ等を巻き鉢の保温を行い、尚且つ上部はビニールで覆います。
上部のビニールは透明な物を使い、直接ビニールに葉等が接触しないように支柱等を利用して行います。
苗が小さい場合は、透明のゴミ袋を利用しても良いです。
後、ビニールの材質がポリエステルやナイロン等の他に厚みの違いでも保温効果は変わります。

ゆうゆう 2006/12/28(木) 09:33:21
Iwasakiさん、早速アドバイスいただき有り難うございます。
苗木は路地植えで樹高は1メートル程ですから、大きなゴミ袋のようなビニール袋を探して被せようと思います。

ただ、なぜ寒冷紗のような袋で覆う方法があるのではないかと思ったのは、公園などで植樹されたばかりの木の幹が布でぐるぐる巻きにされ、さらに葉っぱの付いた枝全体が寒冷紗のような布で覆われているのを見たことがあるからです。

もし寒冷紗のような布で覆えば、葉っぱがビニールに直接接触するために起こる障害もなく、風通しも良いので蒸れることはないような気がしますが、どのようなものでしょうか?

cat 2006/12/28(木) 12:33:35
私の場合、北関東の平野部で北西の季節風の非常に強い地域ですが、
樹の北・西・東の3面を風を通さない(通気性のない)素材(ベニヤ板やダンプラなど)で囲い、上面は霜よけのために透明なビニールかプラ板で屋根上に覆い、南面は何もしないで開放状態としています。根元には厚め(厚さ20〜30cm)にワラを敷いています。
前年の冬もこういう対策で、春までに葉が枯れることを抑止できました。

それ以前には、ワラや寒冷紗のようなもので風・霜除けをしていましたが、風が通ってしまうようで、春までには葉の大半が失われるという状態でした。

cat 2006/12/28(木) 12:39:51

屋根上←(誤)
屋根状←(正)

Iwasaki 2006/12/28(木) 21:33:35
寒冷紗は霜よけの為の物で、風除けや保温用では有りません。
蜜柑等の柑橘も含めて、ビニールが必要なのは冷風(北風等の外気)の防除と保温です。
特に葉に直接低温の風が当ると落葉が増えますし、柑橘の場合はある一定量の落葉が起こると枯れ死してしまいます。
又、ある程度の蒸れ防止は必要ですが、空間の体積が大きい程ビニール表面の結露は多く成りますが、湿度は余り高くは無く逆に乾燥気味に成ります。

ゆうゆう 2006/12/28(木) 22:29:46
[[解決]]
catさん、Iwasakiさん、とても良くわかりました。今年はこれまで幸い暖冬で過ぎていますが、これから寒くなるかも知れませんので貴重なアドバイスに従って、何年か先の結実を心待ちにしながら頑張ってみたいと思います。有り難うございました。


[園芸相談センター]の過去ログです

園芸相談掲示板@園芸相談センター園芸相談センター