[園芸相談センター]の過去ログです

あき 【東海】 2006/12/26(火) 14:59:34
庭に松が種が飛んできたのでしょうか自然に生えてきました。
そのままにしておきましたら、急に大きくなり始めました。50CM位の高さなら庭にマッチするのですが、そのように育てる事はできますか。移植しないとだめでしょうか。
よろしくお願いします。

マックスパパ 【関東】 [URL:http://www.geocities.jp/e55amg_sinagawa/index.html] 2006/12/26(火) 19:41:30
大丈夫ですよ!
松の場合、黒松、赤松、ゴヨウ松等、多少手入れの仕方が違いますが、現在枝の先端についている米粒のような芽が、春に伸びてきます。
4月下旬〜5月上旬(東京の場合)に、伸びた芽を元から切り落とす。
その後、夏までに同じような芽が出てきますが、それは短くても、時期が来れば葉が開くので、ある程度大きさを抑えられます。

もう一つは、暮に枝元の茶色になった枯れ葉を落とす作業を(モミアゲ)と言っています。
ハサミを使用する枝の切り詰め等、話せば長くなってしまいますが・・・
盆栽にもできますので、10年経っても50cm!って、初心者さんでも可能だと思います。

たちつ 【近畿】 2006/12/26(火) 22:44:51

姿格好は別にして、草丈調節だけけなら、春の新芽を全て摘み取ればよい。松の草丈調節・枝長調節・節と節の長さは、この新芽を残す長さで決まります。
普通の樹木は、幹茎を切ればよいのですが、松の場合には、幹を切ればそこだけ大きな空白になってしまいます。側芽の萌芽力が弱い。
この新芽の事を みどり といいます。松坊主ともいう。

春の新芽は太く・元気良く延びる。夏や秋のみどりは細く短く成長します。新芽は枝先に集中して沢山付きます。

そこで、どの新芽を残すか、時期的にいつの新芽を選ぶか、新芽の長さをどれくらい残すかによって、その後の成長や姿格好の基本が決まります。この性質を利用して、松職人(松盆栽)の方々は、方程式・流派をそれぞれ決めています。(華道や舞踊・茶道の流派のようなもの)

松のみどり
http://www.yoshimura-zouen.co.jp/sentei/midoritumi.html

補足
だから、小さい苗の内から、枝と枝の長さ調節をしないと、日傘のようになる。後から、草丈低く格好よい枝ぶり・こんもりとした襖絵のようにはなり難い。・・・・黒松・赤松などの山林用・庭木用品種。あきさんのは、黒松と思う。

葉の短い五葉松(姫小松)は、ほっておいてもコンパクに育つ。鉢植え用矮性品種・茎も小さいし、葉も短いので、針金を巻いて枝振りを適当に曲げれば、ごまかしも利く。
其の他、下草用低く横に生えながら育つ高山系の這松もある。ほっておいても、それなりに姿が自然に整う。
3葉松(大王松)といって、葉の長さがやたらと長い(30-50cm)の松もある
これは適当に切っても葉が長いのでごまかしが効く。

問題は、大きくなる性質を持っていながら、小さく育てたいという、黒松と赤松は、小さい苗のうちから、年の一度のみどり摘みは、避けて通れない宿命です。
其の他、松は、山や海辺に適当に生えていますが、植替えに弱いので、植え替え適期を考えないとすぐに枯れてしまいます。冬から春先。

良く勘違いするのが、男松(黒松)と女松(赤松)で、雄松・雌松の意味ではありません。雄雌のことではありません。樹木の風合い・イメージのことです。関東と関西・寒冷地と気候風土で好みや群生地も異なる。
留松・末松は、多産系の人の妊娠を止めたい、神頼みの意味。
おそ松(御粗末)チョロ松は、漫画でジュウシマツは、小鳥の名前。
松竹梅の松は、冠雪に耐える・波風に耐えるの忍耐の象徴。と長寿のシンボル。松に鶴は元旦のマーク(長年辛抱精進すれば、人生間違わない・希望の意味。鶴の向きと角度に意味がある)。花札の一月の絵札でもある。それほど日本では、馴染み深い・手近な樹木でした。老若男女・上手下手・貧富に関係なく、絵になりやすい材料です。
初湯の松湯も最近は、浴槽がステンレスや化成品になったこともあり、余り利用されない。(ヤニ・松の油)がくっついて取れない。ヒノキ風呂には良い。ひび割れ・乾燥隙間詰め(水漏れ防止)によい。
と、もう少しで、今年もお仕舞いですね。


あき 2006/12/27(水) 13:15:34
[[解決]]
ありがとうございました。
何でも出来るだけ自然のままにしたいので嬉しくなりました。
バラも育てていますので、庭がどんな感じになるか楽しみになります。松で虫が来ないと
一石二鳥なんて、なるとよいのですが。
今後ともよろしくお願いします。


[園芸相談センター]の過去ログです

園芸相談掲示板@園芸相談センター園芸相談センター