石灰硫黄合剤の消毒は必要?
リョウちゃん
【関東】
2006/12/23(土) 11:55:47
バラを育てて2年目です。昨年は石灰硫黄合剤を12〜2月に3回、消毒をしていましたが、カイガラムシ以外はしっかりかかりました。その後の予防薬などもしていました。
今年は暖冬のせいか、芽も動き始めたものもあります。
個人のホームページをみたら石灰硫黄合剤をしていない方もいらっしゃいます。
本当のところ迷っています。皆さんのご意見をお聞きできますか?
住まいは神奈川県です。
たちつ
【近畿】
2006/12/23(土) 15:39:13
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好みですよ。 (^^♪
価格が安い。
残留農薬として安全という神話がある。
昔から使われており、歴史がある。
相当の効果がある(バラの冬の消毒として、必需品と全てのテキストに書いてある。又使用経験者も自信を持って紹介している。カイガラムシを見たことも無い人も必要という。)
時節(休眠期・低温時)と濃度を守れば、植物に対する薬害も少ない。
この辺の理由で、使われている。
私にすれば、抹殺目的(病害虫の発生を確認し、又は潜んでいるであろうことを推測してからの殺虫殺菌農薬)に使う農薬で有りながら、多くの人は、万能予防薬と勘違いしているように思われる。
石灰硫黄合剤は、塗ってから、乾燥するまでの間しか効果は無い。乾燥したものが付着している間でも多少は効果があるでしょうが。
乾燥するまでと割り切って考えたほうが楽。
従って、直接湿布された病害虫に対して、強いアルカリで焼き殺すということです。
乾燥後に、病害虫が飛来付着し、汚染した茎葉には、効果が無い。従って、抹殺するのには、特殊環境下に隔離するか、365日24時間塗り付けなければならない。それは、現実的には不可能。そこで、尤も効果があると認められる、一つの抑制手段として、冬のバラの休眠期の病害虫「抑制手段」として、多くの方が、推奨している。ということです。
永久的・長期的に効果が持続するものではない。 茎は塗って、有害対象物を排除しました。しかし、土壌汚染(黒点病・線虫)はしていない。空気(うどん粉病・カビ菌)は洗浄していない。周りの草花・樹木(病害虫)には、塗っていない。
塗ったのは、バラの茎だけという、極わめて限られた狭い範囲(時間と場所)だけです。
使わないより、使ったほうが有利ということです。
植物と動物の違いは、免疫があるかないか と 外的を攻撃する能力があるかないかです。
植物は、一度犯されれば、自己治癒能力が無い。従って、切り落として、新たに再生する能力を備えた。・・・手を切り落とせば永久に無くなる。枝は切っても生えてくる。そこで、自分で手を守ることになる。
枝葉は、絶えず人が守ってあげないといけない。植物の子孫繁栄生存目的と、人が植物を生かす目的が違う。 ということです。
ちなみに、私の合剤は、コレクションになっていて、開封したことも無い。合剤の匂いも知らない。刷毛塗りが面倒で、明日塗ろう明日塗ろうと思いつつ4-5年飾ってある。
それ以前に、カイガラムシをほとんど見たことが無い。意識するとしたら、貰い物の挿し穂・枝屑程度は細かくチェックし爪で削り取る。挿し穂は、古木茎ではないので簡単に取れる。
黒点病と飛来害虫は、諦めている。
うどん粉病は発生したことが無い。
アブラムシ等吸汁害虫の消毒のときに、殺菌剤と殺虫剤を混ぜて、広範囲に、ビショビショに撒いている。気分次第。
食べるものではないし、販売するものでもない。コンクールに出すものでもない。花の一つでも咲けばよいというのが基本信条ですから。
尤も、余り綺麗に咲かせすぎると、誘拐の恐れもあるし、養子縁組ということも。数の少ないものほど、お気に入りの花ほどそのようになる。(^_^;)
というところです。
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gradenfan
【近畿】
2006/12/23(土) 17:46:50
私の今年の経験を書きます。
今年1月に送られてきた大苗を鉢植えにして、寒さ対策として犬小屋の2階部分(地上1m)に置いていました。そこに置いた苗だけは犬のこともあり、石灰硫黄合剤を散布しなかったのです。
その結果かどうか判りませんが、そのほとんどがウドンコ真っ盛りになりました。
石灰硫黄合剤がウドンコに効くかどうかも判りませんが、効くという方もいらっしゃいます。
個人のHPで石灰硫黄合剤を使っていないということを書かれている人もありますが、それは毎週消毒散布しているという前提があると思います。素人ではなかなか毎週消毒は出来ません。
12月から1月に10倍希釈程度に散布されれば1回だけでよいと思います。噴霧してご近所に迷惑を掛ける場合は、刷毛で塗る方が、ご自分に対しても問題が無いと思います。
バラ栽培の良い所は、毎年リセット出来ることだと思います。
素人もコンテスト派も... そういうリセットという意味で私は石灰硫黄合剤を使っています。
R・ひろき
【関東】
2006/12/23(土) 22:05:41
こんにちは。
石灰硫黄合剤は、バラに適用がありませんので、積極的にお勧めはできないですが、その利点としては、
・他の農薬が効きにくくなっている病気や虫も、殺虫殺菌できる。
・病気や虫の越冬数を減らすことができるため、春の被害を遅らせることができる。
というようなことがあります。
使用上の注意は、瓶にもありますが、展着剤を入れる等です。
そのほかの安全上の注意も、説明書きに従ってください。
剪定するときに、切り捨ててしまう位置の芽や葉は、石灰硫黄合剤がかかっても、春への影響はありません。
もし、リョウちゃんさんのお庭で、昨年、
・だんだん、うどんこ病や黒点病が治しづらくなってきた。
・だんだん、ハダニが死ななくなった。
というようなことがありましたら、使っておくのも意味があるかもしれません。
ハダニ等は、他の植物からも移ってきますから、バラの越冬ハダニだけを叩いてもだめなのですが、うどんこ病は、バラ以外には感染しませんし、黒点病も同じですから、病気の越冬数を減らしておくことは意味があります。
リョウちゃん
【関東】
2006/12/25(月) 13:38:12
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たちつさま gradenfanさま Rひろきさま
とてもわかりやすいご回答大変ありがたく思います。
石灰硫黄合剤とハケは購入してあるのですが迷っていました。
塗ったほうがベターのようなので今日から作業しようと思います。
どうもありがとうございました。
杉野っち
【甲信越】
2007/02/09(金) 18:09:21
石灰硫黄合剤は希釈したものを飲むとどうなるのでしょうか?
たちつ
【近畿】
2007/02/09(金) 19:09:18
杉野っち さんの質問は、考え方によって、ややこしくなるので
新たにスレ立てして、質問しなおして ください。
従って、お答えできませんね。
便乗質問は、良く無いですね。(^_^;)
第一に、臭くて飲めない。
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