ドイツトウヒの植え方

[園芸相談センター]の過去ログです

マリ 【東海】 2006/11/10(金) 06:06:11
先日、ホームセンターで根巻きのドイツトウヒを見ました。やっぱり、ツリーも本物の木はいいな と購入を考えています。しばらくは鉢植えで その後、地植えも可です。根巻きのものはどのように植えると良いでしょう?鉢植えでも根巻きはそのままでしょうか?初心者です。そうぞ、ご教授下さい。

ばんざいうさぎ 2006/11/10(金) 13:23:37
ドイツトウヒがどのくらい大きくなるのかご存知でしょうか?
ドイツトウヒにもいろいろ種類がありますが当地ではかなりの大木になっていますので普通の家のお庭にはいつまでもは植えて置けない、不向きな樹木だと思うのですが・・・
詳しい事は検索などしてお調べくださいね

見かけた苗の大きさによってはこれからの鉢植えなどは無理です
1メートルを超えていたのなら、いわゆるワイン樽を半分に切ったものくらいの土が必要です。よく屋外に飾ってあるクリスマスツリーが生の木の場合、鉢には一時的に植えてあるだけで幹を切ったものが植えられていたり(針葉樹は切ったあともしばらくは枯れません)、根巻きのまま簡単に植えておいて後に捨てるか造園屋さんなどにひきとられて地面に植えて育てられます。よって、あの木のバランスの不自然な鉢で育てていく事はできません。あのバランスの鉢に植えて育てれば慢性的に栄養不足になりますし、風で根っこごと抜けるか鉢ごと倒れます

もし樽で育てたとしても、元々植え替えするような植物でないため容器植えでは限りがあり、大きくなってから直植えするのは素人には無理でしょう。地面とのなじみが悪いと思いますし、かなりの重量で、造園屋などに頼んでクレーンなど使わないと植えられません

よって、最初から鉢植えでの栽培はお勧めできませんね・・・
最初から直植え予定の場所に植えて、かなり大木になるのを覚悟して楽しむしかないと思われます
途中で切り倒す事になるのでしたら、最初から購入しない方が良いと思いますよ。切った後の根の廃棄も大変です(地域によっては自分で廃棄場に捨てに行かなければなりません)

先月、うちの建物に近い隣の土地の松が強風で根こそぎ倒れました。倒れる向きが悪ければ建物直撃でした。もしこちらに向いて倒れてたら・・・と思うとぞっとします
針葉樹は見かけがとても大きい割りに根がとても浅くて張らないため、突風で簡単に倒れることがあるのです
この面でも庭に植えるのはお勧めできません・・・

小さい苗での植えつけ方は根巻きを広げて、穴と根に隙間が無いように土をしっかり詰めて植え、根が付くまで水切れしないように穴の縁のあたりを土でぐるっと盛り上げ水が溜まりやすいようにする
大きな支柱をしっかりと三方から刺して木の上でまとめ、苗が倒れないように支えるという感じでしょうか

小さい高さのままで育てられるコニファーなどなら、できるだけ大きい鉢で育て、その後直植えにするなら素人でもなんとかなると思います
しかし剪定などは適宜していかないと姿が崩れることもありますので、管理を覚えて出来そうなのを確認してからご購入下さい

マリ 2006/11/10(金) 14:13:37
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ばんざいうさぎさま、ありがとうございます。大きくなるのですね!いろいろ調べて「用途・ピアノの鍵盤、弦楽器の材料」ともありましたし、お答えを呼んだ瞬間 アルプスの少女ハイジのおんじの小屋の後ろに聳え立ち風に鳴るもみの木が思い出されました。ペットも植木も先々のことまで考えて その場の勢いでうかつなことをしないよう気付かせていただき感謝いたします。

はやと 【九州】 2006/11/10(金) 18:45:20
解決済みですが・・
ドイツトウヒにしても、モミの木にしても、ある程度の庭の広さがあれば、剪定などを繰り返すことで、4〜5m程の大きさで維持することも可能です

ただし、ばんざいうさぎさんも書かれていますように、鉢植えや根巻きでも根鉢の小さなものは、根付く確率は相当低いです
庭植え用には、大きな根鉢をつけたものがあります
ご参考までに・・・

cat 2006/11/10(金) 21:32:57
樹高1.2mくらいの鉢物で、20年以上も育てている事例を知っていますが。

kumakuma 2006/11/10(金) 22:46:35
まり様
皆様もいってるように樹高の大きな木でも小さく育てる方法がるのをご存知でしょうか。
盆栽などはいい例ですが、松などの針葉樹は500年かけても数十センチに抑えることができます。
(逆に落葉樹や照葉樹は十数年もしないうちにだめになります。幹が弱ったり、根が弱ったり)
大きくしてしまった木は俗に言う”どうでもよくなってしまった木”なので手入れを怠っているか、もう手に負えない状況なのでしょう。

手入れさえすれば、何とかなります。
※それこそ根を切ったり、葉を切ったり、虐待に近いくらいの手入れが必要になってきます。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2006/11/11(土) 13:00:10
そうですね。みなさんのおっしゃるとおり、まさに盆栽に近いような剪定や根きりなどで小さく保つ方法もありますが、今回の場合目的がクリスマスツリーであるということを一番に考えての答えでした

ツリーとして育てているということは地植えするまでは育つに任せるということだと考えました。最初から剪定して育てるのと、枝がもう太くなってから小さく剪定するのでは木への負担も格段に重くなります
樹木の事を良く知らない素人には剪定も根切りも難しく、切り方によっては樹形が崩れたり(この場合これが一番の問題で、クリスマスツリーなら自然のままの枝張り重視だと考えました)間違うと枯れる恐れもあり、よほどなれている方で無い限り植木屋さんに毎回お世話になる事になります

前の投稿は日本の松のように剪定した形で楽しむ目的ではないので、そのまま大きくする。庭に植えても、イルミネーションを飾るなど何らかの形でクリスマスツリーとしての役目をさせるという前提で書かせていただきました
言葉足らずですみません

やはり、お庭で楽しむなら樹形が似ていて大きくならない性質のコニファーを植えるのが、木にも負担をかけずに持ち主にも負担がかからないと思います。
日本は盆栽の文化があるので、狭い土地でも大きくしないという技術もあり剪定や根きりという方法もありますが、そこまでして本来大きく育つ木を無理やり抑えるというのは個人的に可哀想に感じますし、そこまでして無理に植えておく必要があるのかとの思いもあります。

北海道の田舎から都会に移り、また戻ってきた身には都会の住宅事情を見てきて、植える土地にみあった大きさに育つものをいじめることなくのびのびと育ててあげたいという思いが強いですね


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