徒長枝だらけの柿

[園芸相談センター]の過去ログです

とり 【近畿】 2006/11/02(木) 22:23:25
今年の1月に柿の木を我流で剪定しました。
何も調べずにばっさり強く剪定してしまったのです。
春〜夏にかけておそろしい数の徒長枝が出てきて大変なことになりました。
花もまともにつかず実は数個実っただけでした。

そういえば落ち葉の色も赤く、黒い丸い斑点がついています。
今年は例年になくスズメが山ほど枝にとまっていました。
虫でもいたのでしょうか?

無茶な剪定をしてしまったと思います。
「徒長枝」という言葉も最近知ったくらいです。
毎年配り歩くほど実る柿の木だったのに後悔しきりです。

この柿の木は大丈夫なのでしょうか?
おそろしいほど茂った徒長枝をどうすればいいのでしょうか?
また剪定すると同じ事を繰り返しそうでこわいです。

りっこ 【関東】 2006/11/02(木) 23:01:49
果樹の剪定で徒長枝は必ずでてきます。簡単な果樹の剪定の仕方の本を読むか、ネットで検索すればほぼ解決します。一般的に徒長枝を切り戻すときは強剪定してはいけません。軽く剪定します。又、柿など不要枝は根元から切断したほうが日当たりがよくなります。当方は交差枝や上向きの枝や混んだ枝を根元から剪定しています。あとは軽く切り戻す程度で終了ですね。

cactus 2006/11/03(金) 09:23:08
柿に限らず、果樹や樹木は夏の整枝と冬の剪定があります。1月に行なわれたようですが、時期としては1月は最適な時期でしたね。ただ知識
もないまま我流で剪定をされたのが、一番の問題だったようですね。
剪定をするにも意味があり、冬の剪定は枝数を減らして実に行く養分を
集中させるのが主な目的です。夏の整枝は葉に十分な光線を与えるため
と、風通しを良くするのが目的です。この時に徒長枝は取り除き、実が
付いていない枝を取り除いて日当たりと風通しを良くするように整枝を
します。整枝は剪定とは違うので、この時にバッサリと切ってしまわな
いように注意が必要です。
ココで方法を説明しても絶対に理解は出来ないと思うので、書店に行か
れて剪定が書いてある果樹の本を購入され、それを参考にしながら整枝
や剪定をされると失敗は少ないと思います。

バッサリと切られた事は仕方がないので、一から出直すと考えて再生を
させれるように頑張って下さい。今回の失敗は、今後の栽培に必ず役に
立つはずですよ。

cat 2006/11/03(金) 18:06:22
垂直に立っている徒長枝を、紐や棒などを使って地面と水平になるように誘引しておく、という方法もあります。

まさる 【近畿】 2006/11/03(金) 21:51:01
鉛直に林立している徒長枝は、
全部根本から伐っても、
A)残った枝の大部分が斜め上で外向きであればよい。
B)長い枝の付け根では斜め上向きで、途中から水平になって、先が下向きになっているのも、幹から放射状に外向きの枝なら、残してよい。
C)付け根から、水平よりも下方に向かっている枝は、原則として不要。
D)枝を、押したり引いたりして、すぐ折れる枝は、どっちみち、木が自分で枯れさせて落とすのだが、先回りして落としてあげる方がよい。
E)込み入った枝、車枝はどは、間引いて日当たりをよくする。
F)重なり枝(同じ方向に上下重なっている枝は、原則として、下の枝を間引く。
G)内向き枝は、交差枝は、付け根から切る。
H)直立徒長枝を全部伐ったら、全くみすぼらしい木になってしまう場合のみ、日当たりのよくなるよう、枝相互の距離が充分取れるように工夫して、何本かを残す。(同一主枝から、2本以上の直立枝は不可。)
I)一箇所から3本に別れている場合、上記A〜Hの各項目に3本とも合格していれば、通常は、真ん中の枝を切るとよいが、外側の1本が弱く、中の枝を残す方が自然に見える場合は、残した2本の相互の内角が、45度以上有れば、中と右、または、中と左の枝を残してもよい。
また、真ん中の枝を抜いた場合、残した枝の内角が90度を超える場合は、中の枝を残す方がよさそう。
J)以上は、冬の間に行う。春になって、枝の長さを詰める剪定をすると、実が成らない恐れがある。春から夏は、込み入って、日当たりの悪くなってきた時に、日当たりと風通し、枝擦れ、を考慮して枝を間引く。
こんな感じかな、と思います。

とり 【近畿】 2006/11/05(日) 21:49:21
[[解決]]
たくさんのアドバイスをありがとうございました。
失敗は失敗として来年に向けて手入れをしたいと思います。


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