紫陽花の育て方

[園芸相談センター]の過去ログです

ウッキー 2006/07/10(月) 12:34:42
すみません。お聞きしたいのですが
過去ログで紫陽花のことをいろいろと調べていましたが、紫陽花に、花を咲かせること(剪定とか)がそんなに難しいんでしょうか?
我が家は、昨年の冬にご近所から頂いた、地植えの紫陽花をはじめて育てていますが随分と大きな株になりましたが結局花が咲いたのは、二本の枝のみでした。残りの枝には咲きませんでした。
いろんな剪定方法があり、理解できずにいます。
花が咲かなかった枝は、剪定しなくても、来年には、花が咲きますか?
来年たくさんの花を咲かせるには、どうしたらよいでしょうか?
ご教示のほどよろしくお願いします。

ウミユスリカ 2006/07/10(月) 13:06:56
要するに、先端の芽の内部に花芽が形成された枝を剪定しないことに尽きます。

アジサイの株元からは、毎年新しい枝がぐんぐん伸びてきますが、花芽はこの先端の芽の内部に形成され、越冬した後、翌年花として表に表れます。ですから、伸びすぎて見苦しいからといって、新しく伸びた枝の先端を切り取ってはいけません。翌年花を咲かせるまでは鋏を入れずに自由に伸ばしてやります。

その代わり、花が咲いた古い枝は、もう花芽を形成することはないので、適宜枝抜きしてやって透かしてやればいいでしょう。

ウミユスリカ 2006/07/10(月) 13:17:48
付記いたしますと、どんな植物でも、剪定方法をハウツー的に憶えようとすると、情報源によって相互に矛盾しているように見えたり、膨大なやり方があるように見えたりして、混乱するばかりになります。

まずは、自分が何を目的に植物を育てているのか(葉か、花か、果実か、観賞用なのか、食用なのか、研究用なのか等々)をしっかり自覚すること、その目的に合致する栽培方法をとるためには、何を犠牲にして何を温存したいのかを整理すること(所詮樹木の剪定は人間の都合を植物に押し付けている側面があるのだと自覚しましょう)。そうしたら、選択した温存すべきもの、たとえば花芽であるとか来年の成長のためのエネルギーであるとかいったものが、いったい成長サイクルのどの位置に、どのタイミングで形成されるのかを学びましょう。これらが頭の中で整理できたら、あとは応用あるのみです。世にあふれている膨大なハウツーのバリエーションも、所詮はこうした意外に少数の基本情報の臨機応変の組み合わせに過ぎないことが多いのです。

ウッキー 2006/07/12(水) 13:40:05
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ウミユスリカ さん、大変ありがとうございました。

>花が咲いた古い枝は、もう花芽を形成することはないので

そうなんですか、側枝がでてきて花芽がつくのだと思っていました。

>応用あるのみです。世にあふれている膨大なハウツーのバリエーションも、所詮はこうした意外に少数の基本情報の臨機応変の組み合わせに過ぎないことが多いのです。

そうなんですか、いろんなバリエーションも少数の基礎からのことなんですね。納得できました。ありがとうございました。


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