すいか、かぼちゃが実を付けない
畠中敏彦
【九州】
2006/07/09(日) 20:37:56
すいか及びかぼちゃが、花は咲いたのですが、実をつけません。
こちら鹿児島は連日の雨(または曇り)ですが、日照不足のせいでしょうか?
まさる
【近畿】
2006/07/09(日) 21:32:25
1本しか植えてないのか、何本も植えたのか、どんな種類の苗か、剪定はどうしているのか、蔓はどれぐらい繁茂しているのか、花はたくさん付いたのか、etc.が書いてないと、誰も助言は難しいでしょう。
私は、忙しいのに、衝動的に苗を買って、いろんなものを植ては、失敗していますので、良い助言は出来ません。
南瓜は、やさしそうで、難しいようです。私は、面倒くさがりで、手入れのタイミングを逸するせいか、うまく栽培できた試しはありません。
とりあえず、園芸店のチラシを探すとか、家庭菜園の本などを立ち読みするとか、購入するなりして、書いてある内容と、自分の育て方とを比較し、それでも納得できないことを質問すると、適切な答えが得られるでしょう。
ウミユスリカ
2006/07/09(日) 21:34:16
念のためにですが、雄花の花粉を雌花に受粉されましたか?好適な送粉者となる昆虫が低密度の場合、人間が人工授粉してやらないと、うまく受粉が成立しないことがあります。
りっこ
【関東】
2006/07/09(日) 22:07:54
まさるさんがご指摘の通り、詳細な栽培状況がわかりませんと、農協の農業指導員でさえ難しいですよ。質問される方はえてして結果しか記述されませんから皆さん適当に推測して書かれるしかなく、結局、的を得ない回答が出てくることもあります。回答される方のご意見はいろいろな意味で非常に役に立つことが多いですが、より有効的な回答を求めるなら1,2行ではなく出来るだけ詳細に記述されるのがポイントです。
畠中敏彦
【九州】
2006/07/10(月) 09:13:10
みなさん、ありがとうございます。
まだ農業歴半年のド素人ですが、要領をえず、すみません。
定年退職を機に39年の東京生活に終止符を打ち、父が遺した畑により趣味感覚で畑いじりをしております。10年程、放置されていた相当程度の広さの畑の雑木や雑草を取り除き、ようやく作物を作る段階になりました。
前置きが長くなりましたが、現状を申しますと、
1)種苗店で苗を買いましたが種類は不明、数はそれぞれ10本程度。
2)「葉の勢い」は良好で、長さは2メートル超。
(ちなみに、となりのおじさんに、1メートル位の時点で芯を止めるべきだったとの、指摘を受けました)
3)剪定はやっておりません。花は数は、まあまあ?
4)人工受粉はやっておりません(というよりやり方を知らない)
以上、よろしくお願い致します。
まさる
【近畿】
2006/07/10(月) 11:04:47
畑中さんへ、
最初に、このように書いてもらうと、良かったと思いますよ。
植えたあと、蔓をそのままにしておくと、枝が多くですぎて、葉ばかり元気で、実は一つも成らないか、小さな実が数個なるが、最後まで大きくならず、秋に殆どの葉が枯れてから、実を集めて、陰干しにしておいたら、食べられるようになるかなと期待しても裏切られます。
せいぜい、ぬか漬けにしか出来ません。
種苗店で苗を買うとき、日本南瓜か、西洋南瓜かぐらいは聞いておくべきでしたが、いずれにせよ、葉っぱが5枚目ぐらいのところで、心を止め、小づるを3本くらい出し、(親づるを伸ばす場合は、小づる2本ぐらいにしておく)それぞれに、実を1〜2個成らすのが、良いのでは無いかと思います。
親づるを何処までも伸ばすとか、小づるや孫づるを、自由奔放に出させると、失敗します。
雄花と雌花の区別は、つぼみの段階でつぼみの根元にビー玉ぐらいの緑色の球が付くのが雌です。
昆虫がいっぱい来るところなら、人工授粉はしなくても実が成るが、あまり昆虫が来ないようなら、朝早く起きて、その日に咲いた雄花のおしべをちょん切って、雌花のめしべに、ちよいちょいとこすりつければ良いでしょう。
雄花は古くなると、花粉が付いていても、授精能力が落ちますが、雌花は開花後2〜3日は受精出来るそうです。
初めて自分で野菜作りをしようとするなら、たとえば、
「まんがでわかる野菜づくり入門」「プランターの野菜づくり」「はじめての人でもうまく作れる家庭菜園」etc.
せめて、1冊は書物を読みながら、栽培すると良いでしょう。
ウミユスリカ
2006/07/10(月) 11:27:32
ウリ科の雄花の雄しべは、ボリュームの割に案外生産している花粉の量は少ないものです。また、花に来る虫だったら何でもうまく花粉を運んでくれるというかとそうでもなく、花の種類によって好適なパートナーが異なってきます。カボチャ類のような黄色い花を咲かせるウリ類の場合は中型〜大型の花蜂類が効率的な送粉者ですが、周囲の花蜂類相が貧しければ、自然状態での受粉はかなり頻度が低くなります。私はウリ類を育てているときにはいつもポケットに爪楊枝を忍ばせており、咲いている雄花を見つけるとすかさず花粉を爪楊枝の先端になすりつけ、同時に咲いている雌花のめしべに満遍なくくっつけるようにしています。雌しべの先端のいくつかに割れた柱頭の中心の隙間に爪楊枝を丁寧に差し込んで、ぐるりと回せばきっちり花粉がつきます。
りっこ
【関東】
2006/07/10(月) 20:15:01
品種がわからないとのことですが、都やえびすなどの一般的にHCで販売の西洋カボチャとしてみます。仕立て方はいろいろありますが、西洋カボチャは摘心する必要があまりありません。子つるが日本カボチャjと違ってあまりでないのです。でても1,2本です。ですからそのままで問題ありません。現在2mを超えたところですのでまだまだ生育中です。雌花がでるまでは雄花がでてきます。あまり株もとにちかく着果したのは撤去します。カボチャの雌花は伸びたツルに付きますが、1個生育中の実があるときは開花しないで朽ちることがあります。生理落果で、確実に実に栄養を提供しているのでしょう。2個目の着果はかなり遅れます。親ツルと子ツル2本で3本のツルで栽培するのが普通です。小さなほっこり姫や坊ちゃんカボチャは放任で大丈夫です。カボチャのつるはあれよあれよというまに伸びて樹があればのぼり、その樹のそばに小屋あれば屋根にまで上って着果します。ゆうに6m以上になります。当方は好きなだけ伸ばし自由です。山茶花の生垣、ぶどう棚、デッキ、温室屋根、カキの樹、梅ノ木、竹やぶ、いたるところカボチャのつるでうまります。毎年10株ほど植えて、収穫は30個前後です。早獲りしなければ12月中まで保存可能です。カボチャは肥料をあまり必要としません。与えすぎるとつるボケ現象がおこり、実をつけなくなります。途中の追肥は葉やつるの状態を見てあげてください。(品種がわからないと、ここが難しいです。九十栗という品種は葉が大きく草勢も強い品種です。他の品種と同様に葉の状態では判断できません。他の品種のような葉の大きさなら肥料不足となるからです。)スイカもそうですが、入手した苗は必ず品種を記録しておくことです。あとあと参考になります。又、カボチャもすいかも受粉期に雨が続くと受粉ができません。病害虫はあまりありませんが、カボチャはうどん粉病にかかりやすいです。又、ちかくにキュウリなどがあるとウリハノメイガがカボチャの葉にも卵を産んで幼虫が葉を食害します。葉が外側に倒れたらおそらく幼虫が葉を食べています。薄緑で白い線が腹に入っています。体長3,4cmです。まずはそろそろ人工授粉をやってみてください。うちの人工授粉の担当は熊バチ(俗称 熊五郎です)お休みのときのみ当方が代役を勤めます。今年は藤の受粉活動が忙しかったらしく沢山の藤の種を作ってくれました。(余計なことで、全部撤去です)お陰で疲れたのか、カボチャやすいかの受粉活動はサボタージュです。
ウミユスリカ
2006/07/10(月) 21:01:16
りっこ様、クマバチやマルハナバチ、ヒゲナガハナバチあたりが豊富にいると、ほんと、カボチャの受粉の手間がいりませんよね。原産地の中南米には、ちゃんとカボチャ類専門の花蜂がいるのだそうです。なんでも、もうつぼんでしまった雄花にもぐりこんでまで、花粉を集める能力があるのだとか。それのいない日本では、藤などの本来のパートナーを訪花する「ついで」にカボチャにも来てくれる日本の花蜂に頼らなければならなくなってしまいます。
雨は本当に雄花の大敵ですね。ただでさえ少な目の花粉が、あっという間に流れてしまいます。ただし、雨が多いとうどん粉病菌の胞子が痛みやすいので、うどん粉病の被害は少なくなりますね。
畠中敏彦
2006/07/11(火) 21:19:46
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みなさん、迅速かつ、懇切丁寧なレスポンスをいただき、ありがとうございました。感激です!
「失敗は成功のもと」、みなさまのご助言を参考に次回はすばらしい作品にしたいと思います。
園芸相談掲示板@園芸相談センター