オールドローズとは?

[園芸相談センター]の過去ログです

○▲■ 2006/05/27(土) 19:22:06
素朴な疑問なんですが、
ここにオールドローズAとオールドローズBがあって、この二種を交配して、新品種Cが出来たとします。 この品種はもちろん作出年は2006年ですが、この品種はオールドローズに分類されますか?

ご存知のかたよろしくお願いします。

スイフヨウ 【関東】 2006/05/27(土) 23:07:15
おおざっぱな(通念的な)理解のしかたとしては、「オールドローズ」は一般に、外側のカップの花びらの中にグチャグチャっと花びらが詰まっているようなもの、vs モダンローズは花に中心があるもの、と思っていていいのではないでしょうか。したがって、オールドローズAとオールドローズBを交配してできたものは、2006年だろうと、ハイブリッド(交配)のオールドローズということになると思います。

一応、チェックしてみようと、Yahoo UKで調べましたが、どのサイトも「これがオールドローズの定義だ」と示してくれる勇気のあるものはなく、長々と歴史を読まされました。その一番長い文書によると、そもそもバラの歴史は古代エジプトにさかのぼり、また古代ローマ人は現代の温室に似たようなものを工夫して無理やり花を咲かせたり、等等。時代は進んで、中世までには数え切れないほどの品種が開発されていました。(むか〜し、日本で「オールドローズ」というものが知られていなかったとき、私は、中世ヨーロッパの油絵の写真などを見て、バラとは思えないようなグチャグチャのもを、「ヘタクソな絵だ」と無知から思っていましたが、今になってみれば、それこそオールドローズだったようです。)さらに時代は進み、19世紀にもなると北ヨーロッパ中で台頭した裕福な商人階級にも人気がひろがり、主に中国から(ヨーロッパ人がそう名づけた)「チャイナ」や「ティー(お茶の香りがしたから!)」と呼ばれた品種に従来からヨーロッパにあった「ダマスク」や「アルバ」などと交配させて、より現代的なものに近づいたそうです。交配の動機のひとつに、ヨーロッパ種は一期咲きのものだったのに対し、アジア種は四季咲きのものが紹介されたからというのがあったそうです。

いろいろなサイトを覗いているうちに、下記のサイトによると、オールドローズはグチャグチャ花に限らないようなことも示されていました。このページは、オールドローズの写真一覧ですので、読む必要ありません。

http://www.justourpictures.com/roses/ogrs.html

(サイトのアドレスをコピーしたのですが、これでは直接アクセスできないですよね。私、機械に超ヨワイのです。ゴメンナサイ。)

スイフヨウ 【関東】 2006/05/27(土) 23:09:18
アッ、直接アクセスできるんですね。

たちつ 【近畿】 2006/05/27(土) 23:44:49
オールドローズになると思う。但し現実的には不可能。
 1 先ず新種かどうかの判定が難しい。
 2 すでに、開発つくされている。
 3 純粋の血統苗が手に入るかどうかも疑わしい。・・・だれが血統書とか新種とかを管理しているのでしょうかねぇ。(^_^;)
バラの株自身にも寿命もあるでしょうし、挿し木・接ぎ木で継承し続けたとしても、果たして純潔を保っているとはいえないと思う。なにぶん200年も前の話ですから。

だから、モダンローズとなるでしょうね。又はクラシック系ローズとなる。観賞価値があるかどうかとか新種とかは別にして、原種X原種にすれば簡単かもね。例えば、ハマナスと野茨を掛け合わせるとか。

Sub-Rosa 【関東】 2006/05/28(日) 04:24:20
農林水産省の「品種登録」もしくは、JRSの認定が受けられなければ
オールドとも何とも言われないと思います。理由はたちつさんのお書きになった通りです。

>原種X原種にすれば簡単かもね。例えば、ハマナスと野茨を掛け合わせるとか。
原種同士の掛け合わせは「ハイブリット・スピーシーズ」と呼ばれています。
因みにたちつさんの例え(ハマナスとノイバラ)は「コハマナシ(小浜梨 ロサ・イワラ)」に成ります。

○▲■ 2006/05/29(月) 23:10:13
[[解決]]
皆様、いろいろ教えていただき真にありがとうございます。
勉強になりました。また次回もよろしくお願いいたします。


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