つるばらのシュートの扱い方について教えて下さい
gardenfan
【近畿】
2006/04/26(水) 11:25:32
ツルバラの本には大事なシュートを真っ直ぐに伸ばしなさいと書かれてあります。
またひろき様のHPでも「吊るバラ」として2階から吊る方法が解説されてあります。
我家の地植えは塀際のラティスに誘引出来るように植えています。ですから伸びたシュートは適当にラティスに結わえてありますが、有る程度シュートが伸びて花を付けて、花柄摘みをしるとまだ芽が伸びていって
結局45度斜め位に誘引しないとニュードーンなんかは行き先がなくなります。
太い支柱を何本かつないで真っ直ぐ誘引出来ればなぁとも考えていますが大変そうなので試していません。
45度斜めに延ばしたシュートを年末に低く誘引していますが、そこそこ花は咲いていてくれます。
真っ直ぐに誘引した場合と比べてどの位の違いが出るのかお教えいただければありがたいです。
R・ひろき
【関東】
2006/04/26(水) 20:21:35
こんにちは。
>真っ直ぐに誘引した場合と比べてどの位の違いが出るのかお教えいただければありがたいです。
これを同じ品種で詳細に実験したことはありません。
なぜまっすぐにしておくかといいますと、一年目のシュートに分岐させるより、まっすぐにした方が枝が充実しやすいからです。
でも、品種差やその年の株の調子にもよりますので、脇芽をたくさん出して伸ばしたものでも、冬の誘引のときに、締まった良い枝になっていることもあります。
つるばらについては、村田晴夫さんの本が良かったです。品種や系統の違いにもふれてあります。
我が家のつるばらですと、シュラブの系統が入っていて、枝がゆるやかに湾曲して垂れ下がるタイプは、多少斜めに伸ばしておいても、さほど脇芽が出ず、出ても強いので、枝が充実することが多いです。野バラなどはまっすぐにせず、そのまま湾曲させています。
つるピースなどの直立するつるばらタイプは、縦にして吊って置いた方が良いです。
壁、アーチ、トレリスですと、まっすぐ伸ばすスペースが足らなくなります。支柱を何本かつなげて立てておくと、台風などで支柱ごと飛ぶことがあり、これも困りものでした。そのため、二階から吊るようにしました。台風のときはかなり揺れますが、たるみをつけておくと、折れるということはまずありませんでした。(といっても、当地はさほど強風が吹きませんが)
もしも、吊る場合、台風などで揺れますので、電話線はまずいと思います。木など、なにか揺れてもかまわないものがあればよいのですが。
gardenfan
【近畿】
2006/04/27(木) 00:16:19
ひろき様
早速のレスいただきありがとうございます。何故真っ直ぐに誘引しなさいと書かれているのか? 素朴な疑問です。
素人なりに考えたのですが
枝を倒して水平に冬に誘引されるので真上はスぺースが開きやすい?
私の最初のツルバラが、今では判るのですがクライマーではなくピンクのシュラブで名前が「グリッドコースターglid coaster?」
そんな名前どこにも見つかりません。トホホです。
このシュートを真っ直ぐ立ち上げたのですが、シュートが太くなりすぎて冬の誘引で困ったことになったのです。そこで翌年は新しいシュートはピンチして枝別れさせて伸ばしていきました。勿論真っ直ぐではなく斜めに誘引しながらです。すると太さのそこそこになって冬の誘引が非常に楽になりました。枝数も多いのでやりやすかったのです。
ですからそれ以来我家のツルバラは適当に斜め誘引しながらシュートを伸ばす方法にしています。
あくまでラティスへの誘引という設定です。
>もしも、吊る場合、台風などで揺れますので、電話線はまずいと思います。木など、なにか揺れてもかまわないものがあればよいのですが
2階から吊るとなると物干しの下に鉢を置かなくてはなりません。
無理です。我家の可愛い奥方が「邪魔!!!」の一言です。
それだけでなく大事なシュートを鋏でチョッキンされること目に見えています。爆
会社の消防ホースの乾燥用の梯子に誘引しようかと考えています。
会社の水道使えますし...
でも同一品種での比較は出来ません。ツルバラで同じ品種2株購入なんて出来ませんからね。
R・ひろき
【関東】
2006/04/27(木) 22:20:12
こんにちは。
物干しの下には置けないですね……。ほんとに置き場所というのは難しいです。
ところで、シュラブ系統は、斜めでもとくにそれほど問題がないように思います。我が家のシュラブは、ウーメロ等です。
純粋なクライマー(つるばら)は、縦のほうが良いです。へたに枝分かれさせると、枝が充実しにくく、翌年に影響しました。
うちで頭をかかえているのは、ランブラーです。ミルラ香のランブラーで、10メートルほどに匍匐して伸びるものがあるのですが、これはちょっとどうにも枝の逃がしようがありません。油断すると突発的に伸びるので、数メートル先の地面を這っていたなんてこともありました。通気口から入って、家の床下に侵入していたこともありました。それでいて樹勢が強いわけではないので、ばしばし切るわけにもいかず、上を向けて吊るとすねますし……。
試行錯誤しながら、その庭でそのバラが一番気持ちよく育つやり方を探していくのも、面白いですね。
gardenfan
【近畿】
2006/04/27(木) 23:52:06
[[解決]]
R・ひろき様
>早速のレスいただきありがとうございます。何故真っ直ぐに誘引しなさいと書かれているのか? 素朴な疑問です
この問題についてはなかなか回答がなさそうですね。
本来のクライマー 特にニュードーンなんかはシュートが充実しない方が細くて誘引しやすいのではないかと感じています。
ルーピングも真っ直ぐあげると結構太くなりました。
今年購入した苗ですが
安曇野 これは石井様の本に従って作る予定 あくまで予定 のウィーピングの穂技用です。
つるブルームーン この二つは地植えにしてラティス誘引です。
それ以外に衝動買いで
ハークネスのタイムズパースト 一応 香☆3つ
クリスチャンディオール
ピース
が鉢植えで控えています。
基本的には香のある庭にしたいということで
これにプラスして
シュラブのシンデレラやクライマーで香のあるラグナを誘拐してくる計画です。
そうなると香のないクライマーのニュードーンやルーピングどうしましょう。無くなると急に庭が寂しくなりますしね。
でも我家の環境では本来の香の少ないクライマーではなくシュラブで芳香のあるものにしたほうが自分の好みに合うかなと思いました。
でも満開になってしまうとなかなか植え替えるのが決められません。
問題解決ではありませんが、一応解決マークつけさせていただきます。
でも追加コメントいただければもっとうれしいです。
たちつ
【近畿】
2006/04/28(金) 00:04:19
バラ専門ではありませんが、簡単に考えて、新しいシュートは、次年度の主幹(骨組み。土台)に成りますから、すっきり充実させる為に出切るだけ真っ直ぐにのばすと余分な側芽が出ない。結果的に
>枝を倒して水平に冬に誘引されるので真上はスぺースが開きやすい?
と成ります。
古木(通常株元3本仕立て、大阪中ノ島はそのようになっていた。テキストは根張りを見て沢山育てている)は、株更新の為に、3-5年毎に入れ替える。この古木と新しいシュートと入れ替える。
次年度に、グニャーっと折り曲げれば、葉跡から沢山の花芽が付く。
古い茎は、花芽もバランスよく生えない。大輪系や小輪房咲きは、極端に劣化したりします。主幹の太さの目安は5mmとかいいます。
出切るだけ水平に誘引すれば、頂芽優勢の原則に従って、満遍なく花芽が付筈です。垂直になるほど穂先に集まって花が咲く。折り曲げ過ぎてアーチ中高にすると、穂先が弱る。汚らしくなる。
ということらしい。
私は、蔓バラも、木立バラも全て腰高以下に切ってしまうので、必然的に全て縦型仕立てになります。場所が無いので仕方が無い。(^_^;)
というところです。
R・ひろき
【関東】
2006/04/28(金) 07:24:57
こんにちは。
追記になってしまうのですが、
>この問題についてはなかなか回答がなさそうですね。
私の中では、この問題の解答はあります。以前に書いたとおりでもあります。たちつさんがお書きになった頂芽優勢の原則と、翌年水平にしたときに充実したほうが良い花が咲いたという経験です。バラ栽培本に書いてあるとおりでもあります。
しかし、最近ではいろいろな品種があり、枝垂れさせても枝先にまで花をつけるものもあり、まっすぐにしなくても、そこそこ咲くものもあり、品種個別の対応が多くなってきています。
話はまた戻ってしまうのですが、
「解答がないわけではなく、」
一般的なつるばらに当てはまる解答があります。が、
「個別には品種の特性もあり、別の方法を取ってもバラはやれる」
という範囲だと思います。
つまり、「真っ直ぐに誘引しなさい。」ということに、「解答」「回答」、ひいては、「根拠」が無いわけではなく、根拠も回答もありますが、個別のケースではいろいろに出来ますよということです。
ここのところを違えますと、なんだ、一般的にまっすぐに誘引するということはしなくてもいい と、バラを始める方々に受け取られる危険性があります。そうしますと、まっすぐにしておいたほうが良く咲く品種があっても、横にして花数が減り、木も弱るということがあるのです。
一般的な園芸相談と、個別のケースの結論は別にしたいと思うのは、このへんが理由でした。
たちつ
【近畿】
2006/04/28(金) 08:23:16
ソウですね。品種改良や輸入によってイロイロな品種特性のバラ(植物)が導入されてきますと、どれが基準なのか解らなくなって来ますね。
又、説明するのにも、歴史的な立場からなのか(テキストの一般基準)、人気流行順(偏差ばらつきがでる。一応例外扱いとしています)なのか、
好みやお互いの手持ち栽培品種と経験による知識の偏りもありますし、(超例外なのですが、実際にはこれが基準となる。)
ここで、解釈も説明も異なってきますね。
仕立て方も、地植えと鉢植えや好み等外的環境条件とか、植物の生育状況・品種特性など植物自体の内的要因にもよりますし。
といって、一つ一つについて、前提条件も表現できないし、第一に、気が付かない、思わない角度からの突っ込みがあれば、全く正反対の管理の仕方になったりして、追記・言い訳しなくてはならなくなる。
気が付けば、スレとレスが合わなくなっていたりして・・・・
説明するにも、解釈するのにも、中々難しいものが有りますね。(^_^;)
R・ひろき
【関東】
2006/04/28(金) 09:21:42
こんにちは。
どれが標準かわからなくなったら……とにかくたくさんの品種を植えて、毎年いろいろなやり方をしてみると、なんとなく、方法がいくつかのパターンになって見えてくると思います。
この系統は立てておかないとうまくいかないとか、放っておいても差がないとかです。
でもそれも、自分の庭がある関東南部のことでしかなく、他の場所では他のやり方でもいけると思います。
最近試しているのが、切り込みを入れて、枝を曲げる方法、これなら充実した固い枝でも、かなり曲げることができます。バラの枝は腐りやすいので、それが心配で、園芸相談などではたぶんぜったいお勧めはしませんが、ちゃんと癒合するまで面倒がみられれば、その方法で曲げても、普通に花は咲いています。バラ以外の木について現代農業などには載っていますが、バラ本には、まず載っていません。枝が固く、強く締まっていて、木の勢いのあるオールドローズ系のつるばらの充実した部分でやっています。
つるプリンセス・ド・モナコ、つるエンジェルフェイスなどは、たちつさん式です。
>蔓バラも、木立バラも全て腰高以下に切ってしまう
>真っ直ぐに誘引した場合と比べてどの位の違いが出るのかお教えいただければありがたいです。
これは品種や庭によって違うので、違いがなければ、シュートはどのようにしておいても良いし、明らかな違いがあって調子を落とすようなバラは、まっすぐ立てては という答えにしかならないかもしれません。
私の場合のだいたいの目安は、シュラブは神経質に立てておかなくても大丈夫なものが多く、伝統的なつるばらの枝を固く締めておきたいときは、立てて置いた方がよいです。というようなことになります。
極端な話は、そのバラの性能を完全に出し切っていなくても、その庭でちゃんと収まるように栽培できれば、つまり植えているほうが庭バラとして満足できれば良いのだと思います。縦にすることができないので横や斜めにしておいて、万一、花数が減っていたとしても、その花数で満足できていて、庭での収まりがよければ、庭バラなのですから、それで良いと思います。でも、性能を完全に出し切りたいという場合は、育て方が違うかもしれません。我が家ではウーメロがそういう待遇になっています。
自分のやり方と違っているので本が間違っている、そもそも根拠がない話だということでもなく、本は本であっているし、自分の方法もまた正解なのです。
gardenfan
【近畿】
2006/04/28(金) 20:56:32
[[解決]]
たちつ様
>私は、蔓バラも、木立バラも全て腰高以下に切ってしまうので、必然的に全て縦型仕立てになります。場所が無いので仕方が無い。(^_^;)
ツルバラを沢山密に植えられて色々な色が華麗に混じってあるところがあります。そういうやり方もあるんですね。
R.ひろき様
>自分のやり方と違っているので本が間違っている、そもそも根拠がない話だということでもなく、本は本であっているし、自分の方法もまた正解なのです。
自分のやり方と違っているので本が間違っている そんな大それた考えはしていません。
原則はこれこれだけども、例外としてこういうこともありですよという意見も大事なのかな?と思います。
ですから今回の質問の回答は
原則シュートの真っ直ぐに立ち上げるとスペース的にもシュートの充実の意味でも正解。でもあまりシュートが太くなりすぎて年末の誘引で大変になりそうな場合は適宜ピンチして枝別れさせても可。
ということでしょうか?
真っ直ぐにしたのを90度曲げるのと45度に誘引したのを更に45度曲げるのはそんなに差があるのかな?といった疑問が元々の発端でした。
それと切り込みで曲げるとのことですが、枝が少し太くて硬い場合は私はペンチで挟んで曲げるようにしています。切り込みではないので極端に曲げてもほとんど問題なさそうです。
園芸相談掲示板@園芸相談センター