トラディスカンチアの斑が消える
ぽー
【関東】
2006/03/18(土) 06:51:48
2月のはじめごろ、トラディスカンチアのポット苗を買いました。
品種名は書いてなかったのですが、葉の中心部に淡いピンクの斑がはいって、とても繊細できれい。
検索したら、どうやらトラディスカンチア・フルミネンシスの園芸品種Maiden's Blush(流通名:初冠雪、または初雪露草)のようです。
http://aquiya.skr.jp/zukan/Tradescantia_fluminensis.html
そのピンクの斑が、最近どんどん消えてしまっています。
現在の管理ですが、真冬に買ったので、そのまま室内で育てています。
3号ポット苗でしたが、室温が高くどんどん成長するので、1か月前に5号吊り鉢に水はけのいい「観葉植物の土(元肥入り)」で植え替えました。
このころから、やや徒長ぎみなことと、斑色が薄くなっている気がしたので、置き場所を変更。フルミネンシスの育て方に準じればいいのかな・・・と思って、それまでよりやや日当たりのいい場所に吊るしています。
(東側のベランダのすぐ内側。レースのカーテン越しに、日の出〜朝10時ごろまで日が当たります)
しかし、徒長ぎみ&斑の消失がとまりません。
最初にあったピンク色はだんだん白〜緑に色あせ、新しく出てくる葉は緑1色も多いのです。(全部の枝が同じ傾向。「先祖返り」で一部の枝だけ緑1色、ではないと思います)
斑が消えたかわりに、普通のフルミネンシスと同じように、葉裏が紫色がかってきています。(買った当初は葉裏は緑)
なお、植え替えのとき、先端を3〜4本挿し芽しました。(土挿しと水挿し、両方試しています)
こちらは直射日光の当たらない、弱い光の室内です。
やはり斑色が薄くなり、新芽は緑です。ただ、窓ぎわの親株より葉色は柔らかく、葉裏も紫にはなっていません。
買った当初は、上のaquiyaさんのHPの写真のように、ほんとにきれいな斑入りだったんですよ〜。
美しい斑を保つには、どんなことに気をつければいいでしょうか?
このままでは、強健だけが取り柄のトラディスカンチア・ライムと同じになっちゃいます?!(涙)
クモモ
【関東】
2006/03/18(土) 07:16:08
ここのサイトを参考にしてください。
http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-k/naiyou/callisia1.htm
おそらくこれでもよいはずです。
花kei
2006/03/18(土) 10:14:47
私のトラカンも平凡な姿になっていますよ。切り戻して少しピンクが出たことありますが、ピンクの斑の部分だけすぐに茶色になって汚らしくて?どうもよくわからないです。店頭に飾られているときれいでつい手が出ますよね。
ピンクのときは友人も「カットしたらに挿し穂ちょうだい」などと人気ありましたが、普通のトラカンになって、今は吹き抜けから暴れています。
ここでも同じような質問が。発色は安定していないようですね。
http://botany.cool.ne.jp/wwwlng.cgi?print+200503/05030112.txt
Aquiya
【関東】
[URL:http://aquiya.skr.jp/]
2006/03/18(土) 11:17:39
こんにちは。
'Maiden's Blush'だと仮定して(くももさんご紹介のカリシア・レペンスの葉はひと回り小さくて2cmほどですね)…
これは面白い性質を持った園芸品種で、春に出る新しい葉に鮮やかな模様が入ります。
そして気温が高くなるにつれてだんだんとぼやけていき、真夏にはほとんど消えてしまうこともあるようです。
(自分のサイトで確認をしたら、6月くらいにはまだ斑を保っているようでした)
おそらく気温が関係しているのでしょう。
もちろん十分な日照も必要だと思います。
しかしトラデスカンティア・フルミネンシスのほかの園芸品種とは違い、いったん模様が消えてしまっても次の春にはほぼ必ず復活するようですね。
ただし、上記はやや日当たりのよい場所で、自然の気温変化に遭わせて栽培した場合の変化です。
我が家では小さな庭で露地植えにしていますので、冬は地上部が枯れてしまい、春になると模様入りの新芽が芽吹いてきます。
屋内のやや日当たりの悪い場所で、冬も高温を保って栽培すると、これは当てはまらないような気がしますね。
今からベランダなどの半日陰の場所に出してみてはいかがでしょうか(最低気温と、葉焼けに注意して)。
これから出てくる葉には鮮やかな模様が入るかもしれませんね。
ぽー
【関東】
2006/03/19(日) 07:57:56
[[解決]]
クモモさん、花keiさん、Aquiyaさん、返信ありがとうございます。
葉の大きさなどから、やはりトラディスカンチアの園芸品種だと思います。
Aquiyaさん
学名で検索しても、AquiyaさんのHP以外にはほとんど情報がヒットせず(あるびのデータブックも写真提供はAquiyaさんですね)、この質問がお目にとまるといいなあと、実は内心期待していました(笑)。
なるほど〜、葉色に関しては面白い性質があるのですね。
Aquiyaさんのお宅では露地植えで越冬、春に斑入り葉が芽吹いてくるのですか。思ったよりも丈夫な品種なんですね!
わが家はもう少しだけ暖地になりますので、同じ管理でいけそうです。
気温をにらみながらベランダに出し、徐々に強い日光に馴らしてみます。
冬になったら、勝手によその鉢に侵入してはびこっているトラディスカンチア・ライムに少しどいてもらって、室内越冬とベランダ越冬、両方試してみます。
わかりやすくて具体的なアドバイス、本当にありがとうございました。
花keiさん
うかつにもご紹介の過去ログ、見逃していました。面目ないです。
最初、花keiさんの返信を見て「緑の指をお持ちの花keiさんでさえ手こずる植物? じゃ、私がうまく育てられなくても当然だ!」と安心したのですが(爆)。
Aquiyaさんによれば、冬場の低温が発色に関係するらしいとのこと。
花keiさんは雪国で、冬は当然室内管理でしょうから、温度のコントロールが関東よりむしろ難しそうですね。でも花keiさんのことですから、きっとこれをヒントに、いろいろ挑戦されるのでしょう。
みなさま本当にありがとうございました。「解決」です。
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