ほうれん草、ウイルス病?
ナナ
【近畿】
2006/03/10(金) 14:39:34
昨年11月にまいたほうれん草ですが、全部ではありませんが、葉が変形していたり、少し固めでべこべこ(凹凸)があったりしています。ウイルス病でしょうか。食べても差し支えないでしょうか。少し苦味があるのですが、ウイルスのせいでしょうか。もし、ウイルスだとして、どういう原因が考えられますか。アブラムシはついてはいません。よろしくお願いします。
花梨
2006/03/10(金) 15:05:14
秋まきのほうれん草は病害虫に強いようです。
またほうれん草はたねまきから約2ヶ月後から収穫を始めます。
苦味が強いというのは収穫がちょっと遅れたのかもしれません。
話は少々逸れますが、先日スーパーで「寒じめほうれん草」と
いうのを買ってみました。
普通のほうれん草より葉がかたく、かなりでこぼこしています。
調べてみましたら寒じめ栽培というのがあるようで、野菜を
冷たい空気にさらすことで栄養や糖が増加するのだそうです。
炒め物にして食べたら普通のほうれん草より甘みが強く
美味しかったんですけど、ナナさんはどのようにして食べましたか?
(炒め物にする時も先にさっと茹でてあく抜きをしないと苦味が
残ることがあります)
それと変形してない他の苗には苦味はありませんでしたか?
Sub-Rosa
2006/03/10(金) 15:24:41
この時期関西で露地で作られたほうれん草は
ロゼット状でかなり凹凸の激しい形になっていると思います。
ロゼット↓
http://www.kumaya.jp/sanpomiti35.html
この時期ほうれん草は同じ品種であってもハウス栽培の物と
露地栽培のものとではまったく違った野菜に見えるほど違って見えますが、
見た目の悪い露地物のほうが味も栄養価も高いので
家庭菜園ならではの醍醐味としてお召し上がりください。
花梨さんの料理法美味しそうですね。
ほうれん草の白和えも良いですよ。
皿に乗せた豆腐は一丁を崩して電子レンジで加熱し終え
取り出して数分置き水切りします。
水切りした豆腐はみそこしに入れすりこ木などでつぶして
網目から出た豆腐に砂糖、味噌 酒、スリゴマなどを入れ味付けし
茹で上がったほうれん草に合えます。
ぽー
【関東】
2006/03/10(金) 17:35:18
私が利用している生協では今年から、冬限定で「縮みほうれん草」というのを売っています。
花梨さんがお書きの「寒じめほうれん草」と、たぶん同じものでしょう。冬の寒さや霜に当てて育てる、と説明にありました。
デコボコして固く、初めて見たときは「これがほうれん草?」と驚きましたが、普通のよりも安く、味は深い。今ではすっかりお気に入りです。
ナナさんのほうれん草も、路地で寒さに当たって変形したのではありませんか?
Iwasaki
【近畿】
2006/03/11(土) 00:15:21
ナナさん こんにちは
ほうれん草の品種にも因りますが 苦味の原因は 化学肥料の与え過ぎ等に因っても発生します。
特に 硫安等の窒素化学肥料を与え過ぎると 葉菜類は極端に苦味が発生して 食べられない物も出来ます。
見た目や触った感じは 緑濃色の硬い強張った葉に成ります。
路地栽培のほうれん草は 霜などに当たると 葉が少し軟らかくしんなりとして甘味が増します。
又冬場は気温が低く成長が遅い為に味が濃く硬くなります。
逆に ハウス栽培のほうれん草等は 日照光度等と温度の関係で成長が早い為 味が薄く成ります。
ウィルス病に成った葉菜類は モザイク模様等の症状が出ますし 又 食べない方が良いと思います。
種子販売メーカにウィルスによるモザイク病の写真が載ってますので比べて見て下さい。
http://www.takii.co.jp/tsk/bugs/asp/disease/mozaiku/index.html
ナナ
【近畿】
2006/03/11(土) 10:52:57
皆さん、ありがとうございます。寒じめホウレンソウというのがあるのは知りませんでした。野菜はほとんど自給で旬のものしか食べませんので、スーパーの野菜売り場はきのこ売り場以外は大体素通りです。問題のホウレンソウは遅めにまいたので、収穫遅れではなく中株なものです。間引きなので、あまり変なのは取り除いていますが、一緒にして食べていますので、葉の変形したものだけの味はわかりません。この時期のものは甘いはずなのに、あまりおいしくありません。ゆがいたあとは水にさらしています。品種は種袋がいくつかあってどれをまいたのかわからなくなってしまいました。10月ごろにまいた別品種で収穫の終わったものはおいしかったです。
iwasakiさん、肥料は化学肥料は過燐酸石灰以外は使ってないのです。教えていただいたモザイク病のホウレンソウの写真はそのようでいて、そうでないような、写真ではちょっとわかりませんでした。うちのは中の葉より外葉が変形しているようです(一部欠けたような)。でも外葉も最初は中の葉ですね。記事から、アブラムシによる伝染のほかに土壌汚染もあるというのがわかりました。というのは一旦土が汚染されてしまったら、植えれば必ず発病するというわけですね。前から時折、あやしい株(ホウレンソウのとき)に気付くので、土にウイルスがあるのかもしれません。もしそうならやっかいですね。
Iwasaki
【近畿】
2006/03/11(土) 19:57:40
一つ書き忘れていたのですが 化学肥料ばかり与えていると 土が痩せてくるのと 其の土で育てた野菜の対病性も落ちてきます。
理由は 植物の成長に欠かせないと言われている三大要素以外の微量要素(マンガン・マグネシウム・亜鉛・ホウ素等)が欠乏しますからです。
ウィルス病や細菌に対する免疫等を微量要素が補っていると様です。
又 ウィルスにかかった土壌で 連作すればウィルスは無くならず 発病し易くなりますし 耐性品種を植えても一度発生した土壌では発病し易いです。
ぽんた
2006/03/18(土) 06:53:47
ホウレンソウに感染するウイルスは6種類知られています。
そのうち5種類がアブラムシでの伝搬性ウイルスで、ホウレンソウのウイルス病はこちらが中心です。
唯一、ビートえそ性葉脈黄化ウイルスのみが1週間程度の期限付きで土壌伝染致します。
11月播きとの事ですので既にナナさんも確認済みのようにアブラムシ媒介性ウイルスとは考えにくく、後者では症状が違います。
ということでウイルス病は考えにくいです。
それより株元に赤黒い大きなダニが付いていないでしょうか?
ハクサイダニと呼ばれる大型のダニで、これに吸汁されると縮れてしまいます。
ぷーよん
2006/03/18(土) 10:43:38
書き込みからもう1週間以上経ってますが、私からもちょっと補足です。
化学肥料はやってないということは基本的に堆肥あたりで育ててらっしゃるとご察し致します。
ホウレン草は根が案外弱いんで未熟堆肥を使うといじける事がよくありますよ。
でもやっぱり野菜は有機栽培したいですよね。土がふかふかになってよく根が伸びておいしいのが出来ますから♪。
かえって化学肥料ばかりだと、団粒構造が崩れて土が硬くなっちゃう上、
根っこが伸びなくても近くに栄養がいっぱいありますから必然的に根っこの量が少なくなって干ばつなんかに弱くなります。
そのうえ、たとえ微量要素入りのを使ってても土を肥やす微生物たちにはなんの恩恵も貰えないんで、
ただでさえ少ない根っこにいったん病気が入ると他の微生物がいない分、アッというまに蔓延ってことになっちゃいます。
これはちょっと蛇足でしたね。
ぷーよん
2006/03/18(土) 10:54:44
あそうか、Iwasakiさんも詳しく書かれてましたね。
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