肥料について質問

[園芸相談センター]の過去ログです

グランパ 2006/02/09(木) 17:42:06
教えてください。
薪ストーブの灰が沢山出ています。花壇や畑に蒔いて肥料にと思いますが、酸性肥料なのですか、アルカリ肥料になるのですか教えてください。

Sub-Rosa 【関東】 2006/02/09(木) 18:50:03
灰はアルカリ性の性質を持っていますが、ストーブを燃やすときにビニールなどの有害物質は燃やしてはいませんか?有害物質を燃やしていないなら土壌の中和剤としてカリの補給としてつかます。

たちつ 【近畿】 2006/02/09(木) 19:20:24
灰は灰でも、白い灰は施肥に注意。炭の混ざった黒い灰が良い。
通常 藁灰等の崩れやすい(脱水炭化繊維)灰を使います。

特に鉢植えはダメ。私はクレマチスの中和剤に少し表土に撒いています。クレマチスの植え替えは、面倒なので、うえっぱなし。(^_^;)

ハッピ−マン 2006/02/10(金) 02:14:18
グランパさん、こんばんは。さすがに園芸サイトということで肥料に関する話題もよく登場しますよね。植物は人間などの動物とは違って、根から養分だけを選択して吸収する能力が脆弱で、また不要なものを糞として排出するような特技もありません。人間にとって、山野に生える植物が食べられるかどうかを知ることは、つい100年前までは、「本草学」といって飢えや飢饉を乗り切るための国家的な学問だったようです。また病気に効く薬の少ない時代でもありましたから植物や動物の有効利用は大切なことだったようです。今のような飢え死にすることもなく食に満ち足りた日本では考えられないことですが、地球のあちこちではまだまだ今日的問題ですよね。
昔の人が書いた本草学の本には、保存の方法もあわせて、そのままでは食べられないが、特殊な処理をすれば食べられるというのがよくでてきます。長い時間水につけて置く、熱湯で湯がく、乾燥させる、塩に漬ける、などなどです。その中に「灰に漬ける」とか「尿につける」とかいう興味のある処理法も出てきます。灰は現在もあく抜きに使用されています。灰のアルカリ性を利用して植物の硬い表皮細胞を壊して苦味成分を出やすくするということになるのですが、昔の人の知恵というものには感心させられることが多いですよね。
灰の肥料としての効果は、酸性土壌の中和、微量ミネラルの補強、殺菌作用・・・などが考えられますが、カラ−印刷された広告紙とかの灰にはときに有害なものが灰に残ることがありますから注意が必要ですね。

グランパ 2006/02/10(金) 18:00:42
ハッピーマンさん Sub-Rosaさん たちつさん有難う御座いました。
現在自分はみずから60歳で役職を辞任し、若者に任せ山小屋を建て町と山との二重生活をしています。薪ストーブのストーブの中でメラメラと燃える火を見て人生振り返ったりしている処であります。薪も落葉樹のみに拘り何か、灰も捨てるのが惜しくて自然に還元の意味も含めて投稿させて戴きました。アドバイス有難う御座いました。今後も宜しく。

たちつ 【近畿】 2006/02/10(金) 19:51:33
 「済み」もお願いします。記入欄の下・送信の上。

お疲れ様でした。団塊の世代は、一筋猛烈型ですから、仕事を取り上げられたら何も残りません。仕事に変わる「何か」を1ケ月以内に、見つけられなければ、無気力になり、気が狂う人も多い。一般的に、のんびりする とか 余暇に馴染むノウハウに乏しい。遊び方を知らない。 せいぜい 短期的な、一服程度をする能力しかない。ここが今のフリーター世代と違う。今のフリーター世代は、無気力ながら、何でも器用に溶け込む。前者をハード依存型とするなら、後者はソフト誤訳型。でしょうか。独立願望集団体制型(護送船団基準不動型)と孤立浮遊型(自己責任朝令暮改型)とに区別しても良いかも。この世代は、頑固で自信過信型で、足元が解らない。時代の流れ・変化と意識が合わないので、(?_?)となりやすい。ここで自己矛盾が起こる。体力がもう少し衰えていれば、諦めも付く。ここが問題。とお節介ながら、心配します。 

犬塚信乃 2006/02/10(金) 20:19:34
グランパさんは実に面白い話題を提供してくれているように思います。

家庭園芸的なスケールで使う御積りならば
薪ストーブから出る白い(完全燃焼に近い)灰は、アルカリが強くて
些か使い辛いものです。
酸性土壌の矯正等の目的で使われるのが相当であるように思います。

たちつさんが仰るように草本性の資材を蒸し焼きにして
炭素比率を上げたほうが、土壌改良資材として有益です。

みさ 2006/02/10(金) 20:34:23
こんばんは。
体力のあるうちに、早めにリタイア。理想ですわ。
きっと何もかもいとおしく、そして色んな事や物に感謝の、充実した毎日を送ってみえるのじゃないかしら。
だから特に土壌改良の必要も無いけど、この灰勿体無いとお考えになったのでは?
寒さも後しばらく。
山の春の楽しみ方、沢山見つけてください。

タネツリ [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2006/02/11(土) 07:24:49
>薪ストーブの灰…花壇や畑に…酸性肥料なの…アルカリ肥料ですか
代表的なアルカリ肥料です。CaやKが成分ですから。
園芸全書(主婦の友社 S35)に浅山英一さんが書いた部分から、抜粋します。
 木灰は、わら灰の3倍量のカリと燐酸を含み、石灰分も多いものです。木灰は、幼植物の根の近くに施したり、種子と混ぜて使うと発芽や生長を害します。堆肥などの有機質肥料と一緒に使うのが良いのです。 以上抜粋
 ご質問外のことですが、鉢植えに使う場合は、1コップ分を1バケツの水に溶いて、上澄みを与えています。細粉による目詰まりを防ぐため。
☆YuukisaikaTanetsuri☆Suginami*TOKYO☆
  



薪ストーブから出る白い(完全燃焼に近い)灰は、アルカリが強くて
些か使い辛いものです。
酸性土壌の矯正等の目的で使われるのが相当であるように思います。

タネツリ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2006/02/11(土) 07:33:04
失礼しました。2006/02/11(土) 07:24:49書き込み末尾3行は、貼りつけたのを忘れていました。
>些か使い辛いものです。
 では、酸性土壌の矯正等の目的で、どのようなまき方をすれば、よろしいのでしょうか。

ハッピ−マン 2006/02/11(土) 10:25:12
タネツリさんのお話のように、水に混ぜて攪拌し静置したあとの上澄み液を使うのは理にかなっていると思います。そして沈殿物は燃え残りの炭化物と炭酸カルシウムが主成分なら堆肥にでも混ぜるとよいかも。
酸性土壌の調整で使う場合は、厳密にいえば、もとの土壌の酸性度合いが分からないといけないし、どれぐらいのPHにするかは、PHを測定しながら行うというになります。
普通、土壌中には中性塩が含まれていて、多少PHの高いものを撒いても緩衝性がありPHの変化を少なくする方向に作用します(程度の問題)。とにかく、灰をPH調整剤として使うときは、よく土と混ぜること、すぐに植物は植えないで、雨が降らなければ、ときどき水を十分かけることです。

ハッピ−マン 2006/02/13(月) 13:51:04
木灰をPHの土壌調整に使用する場合、通常の連作中の畑では、1m2あたり、100gが限度(目安)ではなかろうか?とのことです。
それから、効能が高くうたわれている市販の植物活性剤のいくつかを、ICP-質量分析機(半定量分析)とIR-赤外線分析装置で分析してみました。結果の考察はまた後ほど。

タネツリ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2006/02/13(月) 20:33:45
現代農業05年1月号は、「灰ー究極のミネラル」特集で、薪ストーブの灰についても、使いたい物として触れています。

グランパ 【中国】 2006/02/14(火) 17:12:26
[[解決]]
 皆さん本当に親切丁重に説明頂き有難う。何かこうして色々な質問、回答等をみて、親しみを感じると共に心温まる感じが致します。住んでいらっしゃる場所もお顔も知らない同士が文字で又は文面で年齢等を考え、又いつか質問をお願いしたいと思います。私も出来るだけ参加して少しでもお役に立つ事があればと思います。

gardenfan 【近畿】 2006/02/14(火) 23:57:05
ハッピ−マン様

本当にICP分析されましたね。赤外IRを溶液に対して行うのは良く理解できませんが...

分析結果楽しみですが、この掲示板にUPしても構わないのでしょうか?

ハッピ−マン 2006/02/15(水) 00:55:19
gardenfanさん、ICPマスは元素成分の含量がほとんど分かりますが化合物の特定は推定するしかありません。赤外は「フーリエ変換赤外吸収スペクトル分析法」といいます。有機物の分析装置のひとつです。それにガスクロも使いました。調べたのは、ロイヤルHCと近くの園芸店で販売されていた植物活力剤と思われる五種類です。結果はでていますが、まず解析というか考察をするほうが第一と考えています。それに超高価な活力剤は有機物の構成がやや複雑で教科書にないスペクトル(ピ−ク)もあって目下、解析も完了出来ていない状況です。結果と考察をここにUPするといけないのなら止めておきますが・・・。

gardenfan 【近畿】 2006/02/15(水) 21:00:04
ハッピ−マン様

微量元素はICPで測定できますが、色々な有機物の混合物では赤外の吸収ピークを見てもほとんど詳細な結果が得られることはないと思いましたので先のMSGになりました。

>結果と考察をここにUPするといけないのなら止めておきますが・・・。
 いえいえ私も結果を教えて欲しい側の人間です。が個別の商品の分析結果を掲示板に詳細に記載するのはメーカー側の意見もあるでしょうから。

さち 2006/02/19(日) 20:04:45
くちなしが4〜5年前から害虫なのか病気なのか葉が1枚もなくなってしまいます。
またイワツツジの花芽の大半が4〜5つぐらいにさけて花が咲きません。対処法を教えていただけませんでしょうか。
よろしくお願いします。


[園芸相談センター]の過去ログです

園芸相談掲示板@園芸相談センター園芸相談センター