水のやりすぎでしょうか?

[園芸相談センター]の過去ログです

hiromi 【九州】 2005/11/04(金) 22:14:44
二日前に水をやったとたんから、だんだん幸福の木の葉ほとんどが
だんだん黄色になってきました。これは水のやりすぎでしょうか?
それとも何かの病気でしょうか?

たちつ 【近畿】 2005/11/05(土) 04:14:27
私は個人として、育てた事がありません。・・・前提条件。以下の説明は想像の世界。

二日前に水をやったから、枯れ込んで来た というより、元々弱ってきていて、偶々重なったのだと考えられます。
枯れ込んだ理由は、根張りが成長していなかった。葉が生きていたのは、根からの水分・栄養の吸収で葉の維持が出来ていた。しかし、日頃の日照不足と最近の温度低下により、バランスが崩れて、葉の成長維持が出来なくなり、枯れ込んできた。多分根は腐っており、地下の茎(埋め込んである茎)も腐っていると想像します。10月ごろから、根弱りが始まり、根からの吸収と不足分は、茎の栄養で維持されていた。時として、茎の下部の切り口からの水揚げ・吸収でも維持されていた。

多分以前から、最初より葉色が薄くなったとか、葉の付け根が白くなったとか、細く薄くなったとか、垂れるとか、葉と葉の間隔が心持広くなったとかの前触れが有ったと思います。

根の成長が停滞衰弱の原因は、
潅水過多もあるでしょうし、用土も育成用の用土でなく、挿し木用の軽い用土で有ったり、生育環境が室内という苛酷な状況であったりもするでしょう。 それに、日照不足と温度の低下が重なった。
次の段階には、小蠅が湧いたり、茎元がフワフワになって来るでしょう。

幸福の木の事故が多いのは、
  育て方を知らされていない。解っていない。・・・・勝手に育つと思い込んでいる。元々室内観賞用で丈夫という思い込み・先入観がある。(サボテンは、水も肥料も入らない砂地が快適環境と先入観を持っているようなもの。) 実は弱い木だと思う。(特に葉の広い青年の木や幸福の木は弱い。)茎の栄養だけで、芽葉が相当育つ性質の植物で、ごまかし?が出来る。だから、そこそこ太い茎出ないと都合が悪い。

弱いの意味は、植物はどれでも環境が合えば、丈夫ですが、挿し木の芽だし苗が、即 商品になる。ここが問題。同じ茎が太くても、自然に生えて、茎の上部の胴切りをして芽が吹いたのなら未だ根も確りしている。(伐採した切り株から芽が出てくる感じ)  又、芽吹き葉が好まれる事が問題。
販売されていないですが、芽が吹いて、新しい茎が古い茎と同じくらいの長さに伸びていれば、根も確りしているので、まず枯れないと思います。挿し木苗であって、充実した成木ではない。蕾みの桃の花枝を土に刺して花が咲いたと思うようなものと感じられます。だから管理が難しい。
観賞期間は、3-6ケ月と考えます。その間に、根をびっしりと成長させないといずれは腐ると云う事です。(ここの意味は、腐るという事で、枯れるということとは別の意味。) 
大抵は葉が広がっているだけで、茎が成長しないうちに、枯れてしまう。これは根を成長させなかったからでしょう。枯れた鉢植えのどれを観ても、茎の太さと比較して、根の本数が少なすぎる。広がりが狭過ぎる。
やはり、この手の植物の挿し木は、植物の栽培という観点からは、芽先を挿すべきですね。もしくは、株分け。もっともそうなれば、売れないと思う。 
  というのが、私の考え方 と 広葉系を育てない理由。
細葉系は持っている。細葉系は、挿し木や株分けで簡単に沢山増える。細葉系の欠点は、冬に弱い事と、ビニールハウスの大気湿度が高くなると斑点黴病になる。しかし、春に葉を切り取り除けば又綺麗なる。これが原因で枯れてしまう事はない。

わざわざ育てていないと最初にお断りしたのは、暖かくなる春から、地植で育てたことがないからです。案外地植なら、簡単に根つくように思います。又育てば、茎を真っ二つに斬ってみたいものです。その後秋に鉢植えにする等、機会があれば、試してみたいものです。


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