胡蝶蘭の育て方について

[園芸相談センター]の過去ログです

ひふみ 2005/11/03(木) 13:35:24
胡蝶蘭を育てています。寒くなってきたので家の中に入れました。花芽が出てきているのもあります。葉が虫に食われて穴が開いたものがあります。虫は見当たりません。どうしたらいいでしょうか。教えてください。

蘭好 2005/11/03(木) 19:36:08
虫食いがあるのならオルトランで死ぬと思いますよ。
予防にベンレートおすすめです。
ラベンダーがそばにあると虫が寄ってこなくなるそうです。
気温五℃程度なら外に置いたほうがよく花が咲きますよ。
水遣り回数を減らせば結構寒さに耐えられます。
あと涼しいほうが花が長持ちますよ。

2005/11/04(金) 01:10:30
コチョウランでしょう?5度はチョット無理ではないでしょうか。
シンビジュームなら大丈夫ですが。
一般には15度が無難なところだと思いますコチョウランの最低管理温度は。
また、ベンレートはカビ剤であり、カビの菌による病気の予防にはなりますが、虫害の予防にはなりません。

Iwasaki 【近畿】 2005/11/04(金) 03:38:38
胡蝶蘭を 育てるのに最低温度が5℃ではまず無理です。
胡蝶蘭は着生ランで 根が外気に さらされるますので 翁さんが書かれている様に 15℃位が一般的な所です。
品種などの個体差は有りますが 最低でも10℃は必要と考えられます。
害虫に付いては 市販されている霧吹き式の 殺虫剤で 良いと思います。
殺虫剤の使用は室外で行い 乾いてから室内に入れてください。
一部薬品の種類により 揮発性のガスが出る事が有り 農薬中毒の原因にも成ることが有りますから
ベンレートは殺菌剤で 殺虫剤では無いので 害虫には効かず 目的外の使用は無駄です。
殺菌効果も 耐性菌が増えたのか 効き難く成ったように思います。

M2 【中国】 2005/11/04(金) 05:58:24
越冬だけなら5度で大丈夫ですよ。原産地でも10度以下になることあるのですから。地図上ですと解りにくいですが、高山植物とそう変わりない上にさらに木の上で着生しているので温度的には耐えられます。ただ、栽培していると水持ちの良い植え付けですと水が冷えて事実上痛みやすくなります。感想気味(朝水をやって夕方までに乾く)にできない場合は霧吹きのみの水管理でないと難しいでしょう。本来雨季と乾季の2つの季節で生きてきた植物ですので(長い期間の)乾燥にも強いですのでそのところも問題ないです。(特にこの季節寒さで休眠してしまうのでなおさら多くの水も必要としませんし)

Iwasaki 【近畿】 2005/11/04(金) 13:12:07
M2さん今日は
ひふみさんの 栽培されている胡蝶蘭は鉢植えの園芸品種と仮定して返答させてもらいました。
確かに原種の胡蝶蘭は 5℃以下の環境でも生育しています。
しかし園芸用に改良された品種ですと 話は違ってくると思いますし ひふみさんの胡蝶蘭は 花芽が出て来ているとの事です。
花を楽しむ為に 植えておられる胡蝶蘭ですので 花が咲ける環境温度でないと意味がないと思えますが 又鉢植えの環境で育てている場合 根は低温過湿状態に成り易く 枯らし易いと思われます。

M2 【中国】 2005/11/05(土) 06:54:57
園芸種でもそうそう変わりませんよ。今はしてないですが実践していましたし、知り合いのところでは私が頼まれて植え替えなどする事ありますが、その人の所でもきちんとできてます。花芽が出てきていても休眠ではまったくとは言いませんがそう影響ないですね、楽しむ分には。咲く時期が微妙に遅れるくらいでしょうか。それでも、植え替え時期には間に合いますし。

>根は低温過湿状態に成り易く 枯らし易いと思われます。
ですから、
>栽培していると水持ちの良い植え付けですと水が冷えて事実上痛みやすくなります。感想気味(朝水をやって夕方までに乾く)にできない場合は霧吹きのみの水管理でないと難しいでしょう。本来雨季と乾季の2つの季節で生きてきた植物ですので(長い期間の)乾燥にも強いですのでそのところも問題ないです。(特にこの季節寒さで休眠してしまうのでなおさら多くの水も必要としませんし)
このこと書いたのですが、「低温過湿」にしなければ良い訳で「低温」でも湿度がないと影響がなくなります。もっといえば空気の層が多いとうまくいくと人間でいうと服を着た状態にもなるので実際よりは地の中は暖かい場合もあります。あくまで「うまくいくと」ですが。

M2 2005/11/05(土) 07:06:30
失礼、誤字発見。
>実際よりは地の中は暖かい場合もあります。
「実際より鉢の中は暖かい場合もあります。」です。


それと、咲かせたい時期が決まっているのでなければコストも技術も必要にかけないほうが後々うまくいきますよ、私の経験上では。失敗したときの落ち込みも大きいですし。(私だけかな?)
ま、納得行くことが一番の条件ですが。

ぱぱ 【関東】 2005/11/05(土) 17:02:58
こんにちは。
私は胡蝶蘭2種を冬暖かい家の応接の窓辺で6-7年育てていますが、一度も外に出したことはありません。温室もありません。ランはこれと、カトレアだけで、今年から庭でサギソウとタイリントキソウ、春蘭、ウチョウラン、ネジバナを始めた程度の素人です。
ミズゴケだけで、水遣りは夏は週2度ほど、冬は1度ほど表面が乾いたらやっています。薄めたHB-101や液肥を気まぐれにあげる事もあります。
毎年花が咲き、花後にミズゴケを半分かえています。高芽が着いたこともあります。
幸いなことに一度も黒班病になったこともなく、カイガラ虫などの虫害に遭ったこともありません。薬剤を散布したことがないのです。
夏場外に出せば、株はもっと増えるかもしれませんが、あまり増やしても、とそのままです。コストや技術は殆どかけてません。唯一年一度のミズゴケ代と水道代くらい。最近は面倒で支柱すら立てない始末です。過保護なのかも知れませんが毎年楽しんでいます。

ぱぱ 【関東】 2005/11/05(土) 17:28:11
失礼、フウランもありました。5年物です。

らんちゅう 【関東】 2005/11/05(土) 19:16:06
みなさんこんにちは
何年か(何十年?)前に 丈の高いシンビジュームが 入ってきた事が有ります タイあたりの産地だったと記憶していますが 冬場は15℃欲しがりました 一方 東洋蘭の血が入った物は3℃でも 問題ありません
しかし一般的には シンビの場合 最低5℃ 出来れば7℃と言われますよね
又 春先の温度が低く 春のスタートが遅くなると 花を咲かせない (バルブの充実が図れない)物などは山の様に有ります

冬 2〜3日 最低温度が5℃になるのと 毎日 5℃になるのと 一日中 5℃では当然異なって来るでしょう

デンドロもセッコク系 カトレアは比較的小型の種類が低温に強いと言われます

ですから「○○の種類は何度までもつ」という 言い方は 有る意味乱暴かもしれません
しかし それでは話が進まない場合が多いのではないでしょうか
となると「一般論」 近所の本屋さんで「蘭の育て方」なる本を見るのも好し ネットでみるも好し テレビなどでも好いでしょう
たいがいの場合iwasakiさんのおっしゃる様に「最低10℃できれば15℃」と表現されています

ちなみに我が家では 最低温度7℃  母の実家がお寺なので 欲しいと言えば かなりの種類の蘭が入手出来ますが 胡蝶蘭の越冬は難しいです
横レス失礼しました

2005/11/06(日) 12:06:30
話題が活発に展開していますが、蘭好さんや、M2さんのように実際に栽培されていて、低温でも越冬させている方からすれば、当然確信を持たれていますから、「コチョウランは低温でも大丈夫」と言いきれます。

しかしコチョウランの原種は多くあり、中国南部からニューギニアまで分布しており、その成育温度も様々であることは確かです。
したがって交配種もどの組み合わせかによって、栽培上の耐寒性も大きく変わってきます。iwasakiさんの仰るように一般論でしか言えない面がそこにあります。なぜなら、コチョウランというカテゴリーは広すぎるからです。品種名が分かると親を辿っての有る程度の性質は判断できますが・・・。

ちなみに一般的大輪のコチョウランはアマビリスというフィリッピン産の種が母体になっています。しかしながら同じアマビリスにも台湾系の品種がありまして花が中輪になりますが、こちらはある程度低温(8度程度)にも耐えることが出来ます。

大輪系のコチョウランは低温には向かず、少輪系は多少寒さに強いというのが一般的な目安です。なぜコチョウランは大輪系は寒さに弱いかと言いますと、フィリッピン系のアマビリスやボルネオ低地産の種が多く使われているからです。これらの地域は10度以下にはなりませんから、耐寒性がありません。対して小輪系の品種はやや高地産の種とか、緯度の高い地域(インド東部や中国南部など)の原種が使われていますので、有る程度の低温にも耐えるわけです。

参考にWilsoniiと言う原種がありますが、花は2cmほどしか有りませんが、この種は雪が降っても耐えることが出来ます。ただし凍ると駄目ですよ。

この様に多面的な要素がありますので、この様な掲示板では、「コチョウランなら乾燥させて管理すれば5度でも育ちます」と断言する発言は参考程度と考えるべきです。あくまで一般論として発言するか、品種を明示しての体験談なら歓迎できるでしょう。

2005/11/06(日) 12:15:19
追記しておきます。
雨季と乾季があるからとの発言もありましたが、赤道付近では殆どありません。したがって赤道から北緯10度南緯10度までの地域にある原種は乾期を知りません。

赤道から離れるにしたがって雨季と乾季が明瞭になります。25度くらいまで離れると乾期の期間も相当長くなります、3ケ月以上です。
したがってこれらの点からも、乾かしておけば越冬すると言う理論も疑問が出てくるのです。

M2 【中国】 2005/11/08(火) 06:30:46
>乾かしておけば越冬すると言う理論も疑問が出てくるのです。
多少のことは聞いてましたがそこまでだったんですね。勉強不足でした。説得材料として中途半端でしたね。しかし、「乾燥に弱い着生ラン」は私は聞いたことないのですが、在るのですか?根の周りにコケでも生えない限り基本的に水の確保は空気中華お天道様任せの植木開始についている分、その部分以外は空気に年中触れている植物が乾燥に弱ければ淘汰されてしまっているとは思いますが。(と、はじめからこう書いた方が良かったかな?)

以前も書きましたが
>納得行くことが一番の条件です
今はまだ、水に弱いと思われている(私もそう書いてはいますが)胡蝶蘭でも水栽培の方法が確立されてもいます。(私はまだ実践してませんが)それほどいろいろな栽培がありますので、様は栽培する方が納得して実行・修正なさるのが一番だと思っています。

2005/11/11(金) 21:12:04
>「乾燥に弱い着生ラン」は私は聞いたことないのですが、在るのですか?

南米産のMasdevallia (Masd.)や,Dracula (Drac.)属などは特に弱いです。確かに樹木に着生していますから、着生種です。高温期なら、1週間、冬季でも1ケ月水を与えなけれな、殆どの種が死にます。

>それほどいろいろな栽培がありますので、様は栽培する方が納得して実行・修正なさるのが一番だと思っています。

確かに仰るとおりです。納得されることは一番確実な自己マニュアルです。しかしそこまで行くまでに枯れ死させてしまうのは余りにも無責任であり、横暴だと思います。ですから、一般的基礎栽培を頭に入れてから、自分なりの栽培工夫をする事ではないでしょうか?
お金を出して買ったのは俺だから、俺の自由にする・・・なら言葉を交わす必要はなくなりますが・・・・

M2 【中国】 2005/11/12(土) 06:30:50
ほぇ〜〜、いるんですね。いま、植物を扱う仕事から少し離れてしまったので(舞い戻るつもりではいますが)この機会に少しずつ自分なりに整理し直そうとしているのですが、こりゃ大変そうだ。

>納得されることは一番確実な自己マニュアルです。しかしそこまで行くまでに枯れ死させてしまうのは余りにも無責任であり、横暴だと思います。ですから、一般的基礎栽培を頭に入れてから、自分なりの栽培工夫をする事ではないでしょうか?
ごもっともだと思います。私はそれで偏りすぎて失敗した口ですので、実践重視派ですが、最初はそう思ってました。(だからといって何も知らなくて良いとも思ってはいませんが)考えすぎてから回ってましたので、今は必要な物と後からでいい物(調べたらすむものなど)と分けてます。知ることによってかえって選択肢を増やしたことによる失敗をしてきているので、(優柔不断とも取れるでしょうが)同じような失敗はやっぱりして欲しくないですしね。(まあ10年以上も係わっていたので数千株はいろいろな植物を枯らしました。あ〜、もっと多いかも。(涙))

蘭生 【関東】 [URL:http://www.tofu-ryohin.co.jp/ran.htm] 2005/11/22(火) 15:15:32
蘭栽培の原点は、その自生地を調べ、再現し、その環境から離れずに栽培することです。まず、HPを検索し基本を覚えてから、俺流を目ざした方が良いと思います。特に胡蝶蘭は自生地の環境と異なるため、色々な方法があります。蘭生の俺流は、プラス成長の、鉢無し、水苔なし、温室無しの無い無い尽くしの長寿な蘭の栽培です。


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