連作について

[園芸相談センター]の過去ログです

キャンキャン 【東海】 2005/10/26(水) 04:46:04
今日は、野菜つくりですが、連作はあまりよくないそうですが、たとえばトマトが植えてあった所にチューリップを植えて、また6月ごろにチューリップの球根を、ほりあげてそこにトマトを植えてもやはりまずいですか。どうかよろしくお願いします。

タネツリ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2005/10/26(水) 06:07:55
連作障害を避けるためには、「同種の植物」を「何年間」か植えない方がよいとされています。
 トマトの翌年にトマトを植えるのは、トマトの植わっている期間が1年も空いてないので、連作です。その間に植えるチューリップなどは、関係ありません。
>やはりまずいですか。
 一般には、まずいです。ただし、連作しても、障害が出ない土地があるようです。
☆有機菜果種吊*Suginami*TOKYO☆

キャンキャン 2005/10/26(水) 08:49:19
お返事ありがとうございます。でしたらピーマンとかなすびでしたらいいでしょうか。

たちつ 【近畿】 2005/10/26(水) 12:31:52
ナス トマト、ジャガイモ、ピーマン は、輪作障害がで易い組み合わせです。特に、ナスやトマトの連作や跡地の輪作は、障害消滅期間が、5年前後と長いので、避けた方が望ましい。土壌消毒など対策が必要です。土壌改良は、大掛かりで面倒。深さ50cmの土を丁寧に、入れ替えれば楽かも。深い土地は、肥料分が少ないことも念頭に。プランターを並べれば楽かも。
病害虫・壊死・矮化(育たない・立ち枯れ・葉が縮れる・実が小さい・異型変形)現象が起こる。
植物は、大なり小なり、同じ科属の植え付けは、障害が起こります。
其の他、科属に関係なく、作付けで相性の悪い物もあります。
エンドウとホウレンソウ とか、 大根とピーマン等。
組み合わせがややこしいので、私も、植えてから、不作なら、「やっぱりなぁ〜」と諦めている。畑が小さいと仕方がない。第一に売られている苗や種の種類も限られている。
人に聞いても、連作でない限り、肥料や石灰や潅水が多いとか、少ないとかしか云わない。(^_^;) 
旧家農家の人とお友達になることです。其れが一番。 (^^♪

Iwasaki 【近畿】 2005/10/26(水) 23:06:13
トマトの連作は 二年程度では 障害が余り出て来ませんが 連作期間が長ければ 回復にも時間がかかります。トマトやジャガイモ等の茄子科の植物は 連作障害が出やすく 回復に少し時間が掛かります。
茄子科の植物の他には玉葱等でも起こります。
只 茄子科の植物と違い玉葱の場合は 肥料分の吸収による土壌成分の偏りから起こります。この場合は 肥料成分の追加で改善されます。
連作障害は 土壌の性質にも因りますが 有機栽培等では出にくく 科学肥料の栽培では 出やすいです。原因は微生物の差で 有機栽培では 微生物が活発に繁殖して 連作障害物質を分解する為です。
又 連作障害物質の為に他の作物でも 成長が阻害される事も有ります。


 

キャンキャン 2005/10/27(木) 06:40:08
皆さんお返事ありがとうございます。初歩的な質問かもしれませんが、何が原因で連作ができないのでしょうか。もし土の入れ替えをするとしたら、どれくらいの深さまでとればいいですか。それとも何かを入れて連作をできるようにならないでしょうか。

M2 【中国】 2005/10/27(木) 07:37:58
トマト(と言うかほぼナス科全体)は、栄養を分解する物質が災いしていますが、基本は栄養の偏り・病害虫の為に起こります。栄養は吸収しない栄養は残ってゆき(流れたり気化することもありますが)、微量要素系はよく足らなくなる事が多いです。病害虫は土壌のセンチュウ系の害虫、病気も土壌感染系の病気が発生しやすくなります。

基本的対策としては分解・消毒・洗い流すのいずれかの方法をとることになるでしょう。
分解は速度を速める程度にしかならないかもしれませんが簡単です。堆肥系を多く使う事です。しかし、糞尿系の物は栄養が高いことが多いので、肥料を組み合わせると肥料過多に成りやすい欠点もあります。植物系はその辺は良いですがC/N率が高く分解に手間どる事があります。(分解にNを使ってしまって、N不足になることあり)その他としては炭ですが、炭自体がいろいろ吸収してくれたりするので割りと使いやすいでしょう。使うならくん炭の方が細かいので混ぜやすいですが土が乾燥し易くなります。これも肥料に影響が少ないです。
消毒は太陽熱・農薬・水蒸気(後、手間がかかっても良いなら燃やすこともあり)で土を消毒することです。
太陽熱は水をたっぷり撒いて、透明なビニルで覆い1〜2ヶ月間くらいかけてじっくり消毒します。これで、大体の病原菌・害虫・雑草が死滅します。利点は役に立つ菌が死に難い点ですかね。(こういう菌は温度が高いほうがよく働くのも多い・納豆菌とか)
農薬はガスか、粉でビニルで覆い薬を充満させて消毒します。少しでも隙間が開くと駄目になりやすいのと、その後植え付けが早いと植えつけた物が駄目になる欠点もあります。
水蒸気は一般では出来ないかもしれませんが、太陽熱での事を短縮した感じです。機械が大掛かりなの(私が知っているのがそうなだけかもしれないですが)が欠点ですが、冷めたらすぐに植え付けが出来ます。

洗い流すのは文字どうりですが、その典型的でさらに発展したのが水田です。最近はこれに近い栽培方法もあるようですが、野菜ではまだまだ発展途上(私の見込みでは)のようです。

ハッピ−マン 2005/10/27(木) 09:23:04
キャンキャンさん、おはようございます。連作障害は野菜を育てるうえでの大きな問題です。皆さんのお話のように、ひとことで連作障害といっても、タイプはまちまちですがナス科の連作障害は影響度が大きいことがよく知られています。農業の研究機関の多くで原因と対策が研究されています。

 植物の利用は、人間の食物としてばかりでなく、染料、薬、景観整備、土木建設資材、などなど多方面にわたっていますね。植物の研究が進んでくるといろんなことが分かってきました。植物は移動できませんから、環境・外敵から身を守りながら子孫を増やすことは動物より難しいですよね。植物が身を守るためにどういうことを行ってきたか?を研究している人達によりますと、植物が体内で生産している物質のうち、アルカロイドというものが新たな視線で注目されています。アルカロイドとは、単に「アルカリ性のもの」という意味なのですが、植物が吸収する栄養素でアルカリ性の物質を作れるのは窒素だけです。アルカロイドの中身は、アミン類とアセチルコリン類でこれらは動物の体内にたくさん入ると有害なものが多いのです。また、痩せ地で生きる植物ほどアルカロイドを作る植物は多いとされています。

 野菜ではナス科の植物はこのアルカロイドをたくさん作るようです。そしてアルカロイドを作る際にでる廃棄物が土壌にでて連作障害の原因になっているようです。連作障害は植物自身にとっても子孫が健全に成長できないということになるのですが、人間が植物として育てる野菜は改良に改良を重ねていることから、より連作障害が出やすくなったという人もいます。

 連作障害を回避する手段としては、土壌改良のほかに、遺伝子操作、水耕栽培、分解酵素などが研究されています。しかし連作障害を回避する便利な手段はいまのところありません。ですから、狭い畑であっても、障害のでる野菜を同じ場所で続けて栽培することは避けることです。4〜5年を周期に計画的に植える野菜のロ−テ−ションを考えましょう。
 

キャンキャン 2005/10/27(木) 18:03:24
ハッピ−マンさん、丁寧なお返事ありがとうございました。初心者な者でなかなか理解ができません、土壌改良についてですけど、もう少し噛み砕いて教えていただけませんか、ちなみに植え込み地は、畳を横にして5枚分ぐらいです。どうかよろしくお願いします。

ハッピ−マン 2005/10/27(木) 19:22:42
キャンキャンさん、少しややこしいことを書いたようです。@連作障害というのは、育てる野菜の種類によって大きな差があること。連作障害の少ない野菜は毎年同じ場所に植えることができるが、連作障害の大きいものは4,5年は同じ場所に植えないほうがよい。A連作障害を回避する方法としては、連作障害のタイプで対応策が異なること。特定の肥料が極端に減少、増加するような場合は施肥によって調整する。特定の病原菌が増殖している場合は消毒する。ナス科の植物のように特異な排出物が原因の場合は、土そのものを入れ替えないと回避は難しい。・・・とうことです。 早い話が石灰を撒いて土のPHを調節するというのも連作障害回避のひとつと言えないこともないのです。
 ということで、トマトを毎年植えるために毎年土を入れ替えるより、別の場所に植えたほうが良いと言うことです。5年目に元の場所に戻るような植え方(輪作といいますが)をするというのが昔の人たちの編み出した知恵です。土壌改良と書きましたが、ナス科の植物を連作した土壌は深さ50センチは入れ替えする必要があるでしょう。

キャンキャン 2005/10/28(金) 10:38:47
ハッピ−マンさん、ご丁寧なお返事ありがとうございます。50cmほりあげて、新しい土を入れるようにします。そこでほりあげた土を保存するとき、サンテナか肥料の空き袋にしようと思っています、どちらがいいですか、またそのほりあげた土を、来年に使いたいと思いますが、どう処理をしたらいいですか

Iwasaki 【近畿】 2005/10/28(金) 11:38:18
>またそのほりあげた土を、来年に使いたいと思いますが、どう処理をしたらいいですか
薫炭や腐葉土等を混ぜて寝かして置いとけば 良いです。
又その他に土壌改良剤等混ぜれば良いかも知れません。
連作される植物以外を 植付けされるのでしたら其のまま植えられ 連作される植物を植える 一月前位に入れ替えされては 如何でしょうその方が 保管期間が 短くて良いような気もしますが

キャンキャン 2005/10/28(金) 14:16:31
Iwasakiさん有難うございました。狭い場所なので少し安心しました。ところで薫炭とは、どういうものですか、無知ですみません。

たちつ 【近畿】 2005/10/28(金) 19:12:40
燻炭・・・通常、籾殻燻炭のことを指します。稲の籾殻(黄色い皮)は燃え難いので、長時間(1-2日掛かる)、焚き火のように燃やしても、燻すように、脱水して、炭になる。燃やしているので、雑菌や雑草の種が死滅しており、炭の保湿性・通気性・活性化(根張りが良い)・軽量・酵母菌(熱で死なない醗酵菌・酒の醗酵に用いられる)の存在など、有用なので、鉢植えに良く用いられる。特に菊の栽培には必需品となっている。 

キャンキャン 2005/10/29(土) 11:09:00
たちつさん有難うございました。炭ですけど、松葉とか庭木を剪定したものを、燃やして灰にした物でもいいですか。

たちつ 【近畿】 2005/10/29(土) 17:12:00
炭や灰は、カリ肥料他微量栄養素があり、アルカリせいですから、土壌を中和させる性質もあります。私は、クレマチスに蒔いています。
私の場合には、タバコの灰とか、蚊取り線香の灰ですが。(^_^;)

キャンキャン 2005/10/29(土) 17:23:14
[[解決]]
皆さん本当にお返事ありがとうございました。この板があるので助かります、これからもよろしくお願いします。

と金 2005/10/29(土) 23:16:24
解決済みですが失礼します。

「畳5枚分の土地を深さ50cmで土を入れ替える」
とのことですが・・・ざっと計算すると4000ℓぐらいで重さは6tぐらいでしょうか?・・・20ℓづつ袋に入れて200袋になります。この量をどこかに保存されるとのことですが・・・やはり、いろいろ大変すぎると私は思います。私の考え方がマイナスすぎなのかもしれませんが、どうしてもトマトを育てたい場合は、私なら多少の連作障害は覚悟して、耐性のある品種や接木の苗を利用して連作します。そして少しづつ改良します。
プロの農業家ではない家庭菜園では、あまり大がかりな事はしないほうがよいのではないでしょうか。楽しいはずの家庭菜園が苦しいものになっては意味がないと思いますよ。
土地と元気がいっぱいあれば別ですけど・・・

と金 2005/10/29(土) 23:30:26
訂正します
ℓはリットルです。失礼しました。

らんちゅう 【関東】 2005/10/30(日) 02:06:22
みなさんこんにちは
と金さんのレスが付くまで 書き込もうか悩んでいたのですが
キャンキャンさんが お知りになりたいのは「輪作の方法」では ないのでしょうか?

 トマト→ピーマン→ナス(すべてナス科)はだめだけど
ナス(ナス科)→カブ(アブラナ科)→ホウレンソウ(アカザ科)は大丈夫ですよ

間違っていたらごめんなさい


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